ジェームス・スキナーvsアンソニー・ロビンズ 石垣図書館で比較してみた。

自己啓発であり成功法則であり、
書評によっては、ジェームズはアンソニーのパクリという人もいます。
両者を比較することで、今抱いている懐疑を整理しょうと思い、図書館で読んだ。
 
この懐疑が、
アンソニー・ロビンズに向かうべきものなのか、自己啓発全般的に向かうべきか、
その区別もつくでしょう。
 
 
今日も石垣は雨です。例年雨季というわけでもないそうです。
それでも寒くないので亜熱帯感あって、ほっとしております。
 
自分の勘違いで宿移りまして、
道中、雨激しいのですが、日曜はカフェ軒並み休み。
図書館で晴れ間を待ちました。

 
でまあ、自己啓発的な棚にあった二冊を手に取る。


 
この二冊では、アンソニー・ロビンズ圧倒的不利だった。
薄いのは原書のダイジェスト版だからで、しかも本田健による超訳らしい。
が、これしか無かったので仕方ない。キンドルにも日本語は無い。
 
それでも敢えて、
これまでの体験も合せ「私がアンソニー・ロビンズから学べること」をこれとして評価。
 
以下、ここで、
「アンソニー」= 私の経験+本田健経由の一冊 
という前提で括弧つきで「アンソニー」と呼びます。(そのものじゃない) 
 
 
結論を先にすると3点。
 ・「成功亡者」を引き寄せるのは自己啓発全般の波動。
 ・「アンソニー」は心身を良好に保つで卓越、しかし「Can」のみは不誠実。
 ・ジェームスはアンソニー由来は本家が優るだろうが、全体の網羅に優れる。

としました。
以下、それぞれについて。
 
 
 
「成功亡者」を引き寄せるのは自己啓発全般の波動。
 ここはどうしようもない。誰のせいでも。
 成功法則系なんですから、成功したい人を引き寄せます。
 「成功」ってのがビジョン感じられず浅薄な印象受けるのは避けられない、
 
 逆にそうでなければ、コーチ側のキャッシュポイントが失われる。
 自己啓発から学ぶべき点も多いけど、そこは避けられないでしょう。
 
 良いエッセンスだけ抽出し、その元ネタに近いところ、
 例えば体の歪み矯正に興味あれば、エゴスキューそのものとか、
 個別にアプローチを代えて、付き合う人はバラバラにした方が良いかもな。
 
 例えば、
 お金持ちになれないと思っている人が、
 お金持ちになれる(Can)に変わろうとしてるなら、
 その人からボクはあんまり良い影響は受けないだろう。
 
 お金持ちになって、ただそれだけなのですら、もう満腹なのに。
 
 
 もしかしたら、ビジョンに共鳴できる人見つかるかもしれないけど、
 探しに行くべき場所が違う。
 魚影濃いとこに投網打つべき。
 やはり住む世界が違う。
 
 
 
「アンソニー」は心身を良好に保つで卓越、しかし「Can」のみは不誠実。
 ジェームスがそのまま活用してるところは、そりゃ本家が優るでしょう。
 体と焦点と言葉の状態を整えるなど特に。
 心身を良好に保つ、特にNLPなどにも基づき、精神的にも効く。
 この辺の体感はOneAndOnlyなんじゃないかな。
 
 ただ、「アンソニー」が網羅するのは「Can」のみ、
 「Will」と「Should」特に「Should」は弱い。
 
 如何に生きるべきか、何を価値と考えるかを抜きに、
 情熱を論じても意味ないと思うけどねオレは。
 
 「人は信念によって形成されてる」って書いて、直後に、
 「何が出来ると思うかは」云々と続く、
 何を信じるかの上位に「出来る」か出来ないかが来るの?
 
 正直不快です。この手垢ついたレトリック。
 本田健のせいかもしれないが、
 「アンソニー」からは何を価値と考えるのかについては学べない。
 
 ジェームスはコビー博士由来だから誠実さを大事にしてますが、
 「アンソニー」には感じない。
 
 情熱と成功の関係性についても、浅薄に思います。
 成功の為に情熱が存在するわけじゃない。
 成功者は情熱あるそうですが、ゴッホは出てきません。
 成功者の例にイエス・キリストが並びますが、
 三位一体的な意味は忘れて、
 ナザレのイエスという人物が成功者でしょうか、
 「アンソニー」な価値観からその生涯はそぐわないし、
 目的とした人類の救済は2千年経っても実現してません。
 
 出来るかどうかにフォーカス当てることで、
 いろんなすり替えが行われてる嫌疑は深まりました。
 本田健のせいかもしれません。
 
 
 全体の統合感という点では、ジェームスの方に納得感ありました。
 
 
 
ジェームスはアンソニー由来は本家が優るだろうが、全体の網羅に優れる。
 ジェームスはいろんな自己啓発を試して、当たりを採用して体系化したと明言してる、
 だから、そのままパクリって批判は無意味で、
 むしろ、その編集力、何を捨てて何を残したかの方が彼の価値だろう。
 
 心身の健康については、アンソニーのみならず、「アンソニー」が優るかもしれん。
 それでも、違いをもたらす違い からはじまり、
 情報収集、分析、計画、実行の具体的プロセスとか、
 タイムマネージメント、優先順位と劣後順位とか、ドラッカーからのもの、
 一貫性やリーダーシップ、7つの習慣に由来、
 なんかは、「アンソニー」からは学べない。
 
 優先順位と劣後順位の考え方なくして、
 決断力高めろというのは不可能とオレは思う。
 精神論だけで具体的手段に欠ける。
 一歩間違えば、神風吹くと信じる旧日本軍。
 
 精神論に留まらず、必要な具体的技術とリンクしてるのはジェームスの卓越性。
 
 ま、それぞれ個別のジャンルは本家でって言うのはもっともだけど、
 良き編集は理解を助けると思うよ。
 
 個人的には、「何故?」を大事にしてる点が好感。
 「出来る」から始められても、違和感あって。
 
 実現と善悪と別というフラットな視点もクレバーだね。読みなおした発見。
 実行力という点ではヒトラーだって凄いもん、
 だからこそ「出来る」がプライマルではいけない。
 
 7つの習慣が成功亡者的な欲望から距離あるの再確認したよ。
 病人を治すのは、アンソニーないし「アンソニー」の方が得意だろうけど、
 思考や行動の質を高めるのはコビー博士かな。
 
 久しぶりに読んでみようかと思った、
 7つの習慣の全能感は苦手なんだけどなぁ。
 
 確かに、単なる Yes I Can よりは勇気湧く。
 
 コントロール出来ることをコントロールし、その外側は受容して、
 さらにその両者を区別する知恵を我に与えん。

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