与那国島、移住に最も大事なことを思い出す。

[2016.01.19-2016.01.26]

フェリー欠航もあり一週間、与那国島に滞在。
その経緯のまとめる。
早々に移住不適との判断を下し、すぐ引き上げたかったが、
歴史的大寒波の前にはなすすべもなく。
 
流通の厳しさを実感し、
ここで暮らすウチナー(内地の人)には、好感は持てず。
(宿のオーナーにはよくして貰ったが)
 
どうも、石垣行き以来、何かとスムーズにことが運ばない。
ま、それが意味ある情報なのだろうな。
 
 
 
与那国島は台風厳しい住宅事情みたい。
こんな感じでhttp://sanpome.net/?p=2841、石垣出港。
ちょっと酔う気持ち悪い。与那国到着である。

 
あいにくの天気の中、道々歩いてみると、
伝統の石垣も見かける。

 
台風の爪痕がそこかしこに。


別アングルで、家屋も破壊。
 

伝統的な家屋は、赤い屋根。


修復ままならず、放置なのかな。
 

伝統の骨組みは木造。

現代的は、こういう作りかな。
 
コンテナハウスでも腐食は激しい。海近いとね。

 
団地らしき、建物もあった。

 
空き家をリフォームするのも、容易ではないかな。
材料費も内地の2倍くらい見ないといけないかも、
週2便のフェリーだけでは。。
 
住まいの問題は、移住者にはちょっとハードル高いかな。
それが第一感だった。
 
 
 
流通が厳しく、物価は高い。
あいにくの天気の中、浜に出る。

エメラルド色の日本海だ。このどんより。
 
国境隔てる感が迫る。

台湾との交流盛んになって、国境貿易で栄えないと、
厳しいだろうな。西の最果てのままでは。
 
 
役場周辺は一応中心地である。

 
 
コンビニは無く、小規模なスーパーが何店かある。

欠航で物資が止まる。みたい。

 
来たときに、白菜が1玉800円した。欠航でもっと高騰してるかな。
生鮮品は特に厳しい。
 

ガソリンも。
 
移住を考えるには、それでも敢えての理由がないと、厳しい。
 
 
 
自衛隊が来ると、活性化するか。
自衛隊の駐屯に賛否あって選挙し、賛成派が勝った。

両論併記ということで。

 
安全保障上の問題以前に、
何もしないままじゃ、人口は減りつづけ、経済はより縮む。
お得意のノープランの反対よりは、まだ未来ある決定に見えるよ。


 
人口が増え、消費需要が増えれば、仕事も増えて、
週2便が3便くらいにはなるんじゃないかな。
 
 
主な産業は、サトウキビと、

長命草。ここで取れるのは成分が他とは違うらしい。

植えたのか、自生なのか、島の名物。
 
 
観光の島ではないし、
観光客向けっぽいお店かな、閉まってた。 

周辺にカフェもないので、
一泊で帰れればいいけど、欠航すると観光客は辛い。
 
 
流石に、徳洲会もここまでは来ない。

Dr.コトーの島にある診療所。
 
それなりに、高齢化は進むが、 

 
子供は居る。



あまり車は多くないが、沖縄は飲酒運転も多いからなあ。
 
 

ああ、波まだ高い。明日は出れるかな。
 
 
離島の中でも、週二便で欠航もときどき、
せめて、毎日便がないところは、移住者には厳しい。
インフラの問題と、あとは人のこと。
 
 
 
ナイチャーに共感できない。
宿のオーナーさんにはよくして貰ったけど、
宿の長期スタッフの女性はじめ、内地の人の印象は良くない。
 
宿の決め事を改めて、スタッフに尋ねると、
こう書いてありますからと、慇懃だけど、
「こういう宿は始めてですか?」と訊いてくる。
 
いや、ルールは宿ごとに違うし、
少なくとも、あなたのような対応するスタッフの宿はまれだよ。
 
 
内地からここに移住すると、醜い自意識を育てるのではないか、との仮説を得る。
自分の優位性を隠せないのでしょう、
 
英語分からないフリするパリのギャルソン。
「ぶぶ漬けでも?」という京都人。
 
表面上物腰は柔らかいが、慇懃無礼。
それに相通じる精神だろうけど、
アウェイでワザワザ、鼻持ちならない感情育てる意味分からん。
 
 
他でも、ウチナー(現地の人)の悪口を言う移住者の話も聞いた。
恐らく、その通りなのだろう。同意する部分も多い。
 
でもねえ、
ルールはホーム側のもんだしなぁ。
また、それだけ言うなら、自分も毅然としてないといけないとも思う。
 
「地元の人の方に、内地への劣等感がある」と言うけど、いやそれよりも、、
移住してきて、中華思想の積立貯金は厳しい。
 
 
タイやフィリピンとかのロングステイのこと思い出してた。
悪口言ってても、愛情あるのか無いのかは分かる。
 
ここまで来るのは、どういう人達なのかって、
そういうことも、確かにあったよね。
 
 
国境またがないと、違いが見えにくいから厄介だなぁ。
ハッキリ違って、異邦人のままの方が、却ってラクなんだよなぁ。
 
ここで、移住者になるなら、南下しよう。
 
その土地と、その土地の人が好きでないなら、移住しちゃいけない。
有意義な情報収集が出来たので、もう充分だ。
 
 
 
やっと波も収まり、戻れる。
9:00発のフェリーに乗船して、スグ寝た。揺れは激しい。

とにかく、帰ろう。
 
起きたら、晴れてた、

西表まで来ると、大分凪ぐ。
 
石垣は目に染みる。

 

さてこれから、どうしよう。
 

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与那国島、移住に最も大事なことを思い出す。 への2件のフィードバック

  1. たけ のコメント:

    はじめまして。
    こんばんは。

    よろしければ与那国島の感想をもうちょっと聞きたいです。
    よろしくお願いいたします。

    • sanpome sanpome のコメント:

      ずいぷんと時間たってしまいましたが、
      暮らしは成立すると思います。ただ、孤独にならないためには、知り合いいた方がいいですね。
      お金は、島の外で確保したほうがよいと思います。

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