結局8泊して、喜多方市山都では得難い体験ができた。
ここまで徹底した自然農は観たことが無かった。
WWOOFではこんな体験は出来まい。
奇しくも、
友人が言った「タダほど高いものはない」を実感してしまった。
[2016.03.30-2016.04.05]
黒森山荘の主、浅野さんは、徹底した自然農の実践者だ。
自然農で雑穀を主に作ってることは分かった。
雑穀食堂も週一で開催している。
https://www.facebook.com/zakkokusyokudo/
今回お世話になった黒森山荘では、
http://www.kitakata-gt.jp/farmers/detail.php?i=37
なかなかの立地なのだが、
食事も徹底した雑穀料理だった。
そのバリエーションにも驚いた。とてもゴージャス。
キビは鶏そぼろと紛うような食感。心なしか少し痩せた気がする。
低カロリー食で、ヘルシー。
雑穀の関心は東京などでも高く、需要も多いけど、
一人手作業の自然農では供給も限定的だという。
最初は、脱穀などの作業を手伝った。
手で実をバラバラにして、
振るいで、籾殻を濾して、
奥にある「とおみ」という機械(手動)で分別する。
ちなみに、この機械は農家から譲ってもらったという。
ま、生産農家では今は、機械化されてる作業。
さらに、出た籾殻は総て無駄にせず、畑に返す。
畑と田んぼに、籾殻を撒く作業を手伝った。
雑穀の畑の一部には今、小麦が芽吹いている。
連作は避けるように、小麦と組み合わせているという。
小麦の間にダイズを撒く混作にもトライするという。
小石が多かったりするのは、ココは河川敷だから、
川の力で出来た平地を足がかりに開墾を続けた土地らしい。
昔はもっと小さな田んぼばかりだったそうだが、
これでも、区画整理して、機械が入るようにしたとか。
こちらは、野菜用の圃場。今は玉ねぎとニラなど蒔いたとこ。
残しているのは種を採取するため。
あぜを切り、かまぼこ型の畝。
有機肥料などは入れず、耕さず。
本当に、忠実な川口式だ。
ここまでの実践者には、なかなか会えない。
WWOOFでは、有機の人は多く出会えるけど、
正直あまり参考にはならない。
やっぱり、生産農家なんだよね、自給自足とは違う。
収量を揚げること優先されるけど、
自然農の場合、それを目指さない。
有機と自然農の間には、深い河が流れてるといつも感じる。
川口由一氏は、有機の野菜は堆肥の味がするという。
ま、その分、天候に左右される度合いも高いと思うが、
兎に角、ここまで、ラディカルに実践する高潔さに驚くばかりだった。
「タダは高かったけど、有料は安いなぁ。」
宿代払うだけで、こうも体験が違うとは。
田んぼにも、米ぬか撒いたりした。
こちらは、水源に近く、水田にしてる。
やり方は、やはり川口式。
もっとたくさん耕作放棄地借りることも可能らしいが、
一人では三面が限界だという。
去年から作り手が居ない田んぼ、
その向こうにすすきヶ原になった放棄地、
その先に廃校になった小学校が見える。
この辺一帯は、もともと林業が盛んで、
昔、杉の木を植えた。
安い輸入建材が入ってくるまでは良かったらしい。
主力産業が打撃受けてからは、どうしてもねぇ。
ま、逆に花粉症でさえ無ければ、
自給自足型の移住にはいいかなと思う。
移住の成功者が居るお陰で、地元の人との関係はスムーズみたい。
移住者と地元の人の間で上手くいかない例は島でよく聞いたもの。
それを思うと、
寒さと花粉に強けりゃ、いいところだと思う。
温床ではイモの準備を始めた。
会津は寒い。冬の間の種イモの管理は悩みの種だという。
いろいろ試したが、今は、
冬の間は、関東の実家で保存してもらって、春取り寄せてる。
サツマイモは土を敷いて、種イモを植える。
上から籾殻で乾燥を防ぐ。
こちら里芋。
里芋はポットに移してから並べる。
温床の土台では菌による分解が始まると熱を持つ。
その熱で、苗を育てて、畑デビュー。
ハウスもマルチも使わない。
生ごみはもとより、人糞まで利用する徹底ぶりだもの。
只々、脱帽するばかりだった。
夜は近所の温泉で一風呂浴びて、夕食食べて寝る。
10分ほど歩く。
いいでの湯 http://www.sobanosato.jp/spa/
午後5時以降は大人300円と銭湯よりお得。
しかも源泉。
これで寒くなくて、買い物近ければ天国だけど、
ワタクシの体質では、5月から9月末までだろうな、居られるの。
それでも、
まずは、庭で自給自足的な自然農始めて、
マメとイモと、トマトとダイコン、くらい確保できたら、
とりあえず、最初はそれで充分じゃなかろうか、
なんといっても、水が旨いし。
あ、放射線量は低いらしいよ。
会津磐梯山が壁となって、福島の西側はそんなに飛んでこないという。
もちろん、チェックはしてるけど、
風向きと県境は別に一致したものでもないから、
南北に細長く分布して、
実際は、栃木や群馬量高かったとこもある。
(その後、宮城の方が会津より、って仙台で話していた。)
会津では、
栃木産や群馬産ならアリで福島産はナシという風評に、
理不尽さを感じるという。
そういうこともあるから、正確な検査が大事で、
福島産じゃなければという盲信が無意味な偽装の温床になりかねない。
無知は罪で、必ずつけこまれるものだと、最近特に思う。
最寄り駅は、山都駅。
が、今回は東武線で北上し、会津鉄道線に乗り換え西若松駅まで迎えに来てもらった。
途中は美しい景色、温泉で降りる観光客も。
そこから、山都駅まで車で移動し、
「千」http://tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7008104/というお店で、
名物のうどんをいただく。
カレーうどん旨し。
ここは、雑穀食堂の舞台でもあり、
移住者が集まったりする場所らしい。
次いでに、山都町の福寿草祭り見て、
夜は雑穀料理をいただいた。
山には山の良さをこの時実感した。
まあ、冷え込みキツイけど。
帰りは山都駅の始発で、
会津若松駅まで、
磐梯山も見納め。
更に、高速バスで、仙台へ。
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