アベノミクスの終わりとハードランディングもまた良し。

成長戦略なき金融政策は行き詰まる。
クルーグマン来日でも、そう感じる今日此の頃。
その気になれば、成長の余地はあるけれど、
其のためのデメリット受け入れつつ、
閉鎖辞めるって発想は、日本にあまり感じない。
 
ハードランディング選んだならそれもまた良し。
 
 
たまには、時事ネタでもやります。
とりあえず、まっすぐ書いてみます。
 
クルーグマン来日で、何があるの?
ま、消費増税の延期を言わせるのが一つと、
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48303?page=2
 
 
財政再建よりも、火急的には景気刺激を。ってことでしょう。
http://jp.reuters.com/article/focus-economic-polcy-idJPKCN0WV128?sp=true
 
アベノミクス、
一本目の矢はマイナス金利までやって、どうやら手詰まりです。
黒田総裁切るカード無くて、マーケットの信頼失っているなら、
もはや、ここまででしょう。
 
 
で、二本目の矢である、財政出動前倒しするようです。
波及効果如何ほどか知りませんが、
消費増税封印とセットでヤルなら、短期的には効くかも。
世界的に減速してるんですから、
政府としては打てる手は打つというところでしょう。
 
 
で、問題は三本目の矢、アベノミクス最大の欠陥である成長戦略。

短期的景気刺激策としては、日本版ブラック・フライデー(全国規模のセールスイベント実施)や、プレミアム商品券・旅行券、子育て支援バウチャー発行、インフラ整備として公共トイレのバリアフリー化、道路、橋、新幹線の整備補修、LCC乗り入れ拡大、クルーズ船寄港拡大工事、コンパクトシティ作り、中古住宅市場形成のためにバリアフリー・省エネ・耐震強化促進などが盛り込まれた。

他方で成長力強化としては、920万人にのぼる潜在的労働力の就労支援により、10─14兆円程度の所得増と消費拡大が実現するとして、高齢者の就労促進策や配偶者手当見直し、 同一労働同一賃金、保育士待遇改善などが盛り込まれた。

うーん、どうでしょう?
規制緩和的なことが出来ないと厳しいんじゃない。
なんで、規制緩和って言われるのかって、
新規に市場を創造する余地を産むってことです。
ドラッカーの言う「ない仕事」を作ることが、成長です。
 
パイの大きさ変わらなきゃ、
成長軌道に押し上げるほどのことは起こらない。
 
 
 
でも、ビザ発給変えたくらいで、インバウンド需要産んだ。
昔はタイ人の妻を日本に呼ぶだけでも書類審査大変だって聞いた。
そのくらい変わったことで、「ない需要」を生み出した。
 
で、中国人観光客マナー悪いって必ず出る話し。
 
前フェイスブックで違和感というか、
うーん、そういう文脈で処理する問題なのかって、
これに書いてあることに近いんだが、

かつては日本もそうだったという相対化。
http://jin115.com/archives/52080541.html
 
日本人のダメなところ、ダメだったところを挙げて、
相対化しつつ、
中国人へのマナー批判をヘイトスピーチみたいに扱うカウンター。
 
その文脈で処理しようとしてる人達って、
日本が今、観光立国として、
門戸開放しようとしてる時期だって理解が無い。
 
 
基本的には爆買いその他で、日本は潤っている。
最初にその認識が先で、
 
その上で、マナーの悪い人、
緩和した結果、もっと悪い人も入ってくるというデメリットもある。
 
何事もいい事ばかりじゃない。
 
 
因みに、成金振りまく中国人見て、日本の衰退寂しく思うホリエモン的な、
頭のOS古い人は一生バブル追えばいいと思いますが、
 
それはさておき、
規制緩和で新たな市場開拓出来たけど、
そのデメリットへの対応は日本はまだ出来てない、
そういうことでしょ、
中国人観光客のマナー悪いってのは、
基本的には、それで潤ってるんだから。
 
受け入れる側としてどういうふうに対応してゆくべきか、
でしょ、問題は。

予め想定しておいて、中国語の対応増やすとか、
まだそういうとこ、不十分ってことじゃないの。
 
ま、でもオリンピックに向けて、WIFIフリー増えたり、
昔からしたら、日本だいぶ旅行者にも過ごしやすくなったよ。
 
 
潜在力あって、規制の結果現在は無い市場、
そういうの開放すれば、発展の余地はまだまだあるけど、
デメリットも受け入れつつ、その恩恵を手に入れよう、
そういう発想、日本人あんまりしないよね。
 
 
体質変わらないまま、金融政策や財政政策だけで、
乗り切ろうとしてるのは、政府だけじゃない。
それ支持したんだもの。
で、規制緩和が不十分って、世論は盛り上がらない。
政府に円高なんとかしてくれって声はあっても。
 
 
 
で、ハードランディング後の体質変化だと思う。
昔は成長期だったから成長しただけなのに、
衰退期に体質改善もせず、
まだ若者に支えてもらおうと考える古い世代の貪りは酷い。
 
社会保障崩壊したって、問題先送りにしたのは自分達で、
自業自得じゃん。
 
 
個々には「ない仕事」を創りだす人もいるでしょう。
全体としては、徳川400年来の逆回転が起きるには、
もう、ひと滅び、ある気がするんだけどなぁ。
 
たぶん、世界が壊れて、波が日本に及ぶ。
絵に描いたようなジャスト・イン・タイムにただ今現在は見える。
 
頑張らなくっちゃ。
今年のテーマは「壊れていたら、それを直さない」だ。
新生活始められるように。
 
 
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