日本に居るせいか、帰属から自由になれない。気がする。
最近はじめたtwitter、SNS上でのTribe(トライブ、部族)を意識せずには居られない。
これが自給自足の安心の対価かと、非属の自由を失うかもしれない。
SNS眺めて、
EU離脱、改憲、福島風評などの論調で考えている。
ああいい情報発信してるな、って人に繋がれるだろうか、
リアルでは、パソコンと土しかいじらない日も多くなった。
結論の方向と、そこに至る思考プロセス。の2軸で分類できるかな。
情報やコミュニケーションも食事と同じだ、良質な摂取と快適なアウトプット。
高タンパク低カロリーな情報にアクセスして、ジャンクな感情の消費から逃れる。
そうありたいのだが、
1000:100:10:3:1のつもりで探すしかないのかな、不動産のように。
日本のネット社会でいいとこ取りは難しい。「いわし化」進んでますからね。
EU離脱とリベラルというお花畑
民意の繁栄を市民の勝利と喜んでいいはずなのに、
リベラルというややマイルドな左派の方々、随分と静かだ。
で、僅差だとか得票率がとか、老人が貧乏人がとか、ゴネてる。
アベ憎しなら何でもよいという極まった方々から、
是々非々で、安全保障も経済政策も考えましょうというマイルドな人も。
例えば佐々木俊尚さんという人とか。
盲目的な左派の人諭している。現実入門だ。
でもねぇ、
やっぱ彼自身が、お花畑であること逃れられない。
EU統合という「戦争を起こさない」という理念が美しければ、共鳴できるみたい。
現実の醜さは放置、移民排斥はより醜いかもしれないが、
僅差だからとか、平気で賛成するよね。
「議論重ねて」とか言い出す。
結果が僅差で逆だったら、
民意の勝利とか理性の勝利とか言うんだろうなと想像してしまう。
結果出る前から、僅差ならって言っとけよ。ご都合しだいの後出し。
夢見る人の特徴だ。
日本ではマイルドな左派をリベラルって呼ぶけど、ドリーマーでいいと思う。
暴走族をおならプープー族と呼ぶべきな如くに。
彼ら格差が蛇蝎の如く嫌いなはずなのに、
EUではドイツ一人勝ちという国家間格差はスルー。
あたかも日本国内では世代間格差をスルーするが如く。
ここまで現実逃避出来るって、幸せだろうな。
ドリーマーという大きなカテゴリーがあって、
現実派と極左が居る。ムスリムだって穏健派いるようなもの。
現実がどうあれ、理想が美しればそれでよしって、
日本人らしい、第三者的な態度だなぁって、眺めている。
カテゴリーのさらに土台には、本音と建前とコンセンサスという、
空気支配する国のメンタリティがある。
とりあえず、ボクは理想にきっちり絶望した現実派と手を結ばなければ。
ドリーマーと空気の国のメンタリティの話の前に、
EUは経済的にも英国の国益にならないって矢口新さんのまとめ、
引用しておく、良記事と思う。
これスルーはドリーマーの入り口と思った。
EUのドイツ贔屓と財政危機の現実を分析
http://www.mag2.com/p/money/15957
ECBはドイツの事情を最優先した金融政策を行っている。その効果で、2007年以前には最も失業率の高かったドイツが、2009年以降は最も低くなった。
2005年時点で失業率が2桁台だったのはドイツだけだったが、10年後にはドイツだけが5%以下となった。逆効果となった残りの諸国はほとんどが2桁台。ギリシャやスペインは今も20%を超えている。
金融政策は、財政政策と並ぶ、経済政策の2本柱だ。景気後退時に、机上ではなく、実際に利上げするとどうなるか?ECBの実験は、私などには大いに勉強になったが、エコノミストでもこの事実に触れない人が多いのは驚きだ。
財政出動を行ったスペインはサパテロ首相からブレイ首相に、イタリアはプロディ首相からベルルスコーニ首相に、ポルトガルはソクラテス首相からコエーリョ首相に、ギリシャはパパンドレウ首相からパパデモス首相に交代、最後に残ったフランスのサルコジ大統領はオランド大統領に変わり、いずれも緊縮財政を受け入れた。
もっとも前任者も後任も、各国の国民自身が選んだのだが、今回のブレグジットのような、大々的なEU政府寄りのキャンペーンが行われた結果のことだ。当時から首長のままでいるのは、ドイツのメルケル首相だけなのは偶然ではない。
身の丈に合わない通貨と金利を受け入れ、財政出動で失敗。
ドイツ一人勝ちは更に加速するのに、ドリーマー達はスルーし続けている。
イギリスはPIIGS入りする前に逃れたんだよ。
それは世界の金融にとってもホントは歓迎すべきこと。長期的にはたぶん。
ドリーマーの反動でもあり、
不安から排斥運動に向かうプアな層はかの島国にも確かに居るだろうが、
EU構造的に限界で、そもそも距離あるんだから損切り痛くても賢い。
しばらく、ホントにイタいだろうけど。
ああ、それは今回は脱線だ。
話戻すと、
ドリーマーにはマイルドから極左まで居る。
が、逆に右側に振れても、別の種類のドリーマーになるだけ、
問題解決力は無い。って話もしたくて。
あ、その前に理想と現実の乖離は気にしない基礎から。
法より空気の国の人だもの
前にもちょっと書いたけど、
集団的自衛権を許さない立憲主義はご都合ドリーマー。
交戦権を放棄するって明記してんだから、解釈の余地なんてない。
個別も集団もない。
問題は、どうして法と運用がかくも乖離するのかってことじゃん。
結論として自衛権のあり方より。
道路の制限速度のように、
なぜ、明記された内容と実際が違う社会なんだろうってアプローチしないと、
意味ないよ、法律がどう変わったって。
ドリーマーは罪悪感が元だけど、
でも、権力の暴走のせいにはしたい。認めたくはない。
支持したくせに騙されたと言う人間は信用ならない。
が、にんげんだもの。そんなもの。
自分たちが空気の支配で生きてるって認めるとこから始めないと、
実用な法の話は出来ないだろうなぁ。
でも観念的でなければ、夢から醒めてしまうね。
だから、与党目指さない野党が、
その支持で集結するのは戦術としては正しいんだよなぁ。
この世界経済で、神学論争に明け暮れるのは浮世離れしてる。
そんなだから1/3以下になるとも言える、
1/3以下にはニッチ戦略があるとも言える。
そんな選択しか無いのは不幸とも言える、
一択の安定と何でも反対の少数の均衡が、危機に際して強いとも言える。
右派にも公明にものらりくらり配慮して、
改憲は議論だけ、消費税は凍結、
株価下げるような愚かなことするなら、もうとっくに首飛んでる。
あと二年の任期、なんとか政権安定しててくればいいよ。
願わくば、リフレ出口とは言わないが、マイナスでない金利に戻れば。
ヘリコプターマネーやりそうだけど、
効果あっても無くても、借金重ねても、安定しててくれれば御の字だろう。
まあ、逆に振れると、
対岸が火事なら、母屋焼けても構わない人たちになる。
そりゃ北が壊れるなら、韓国も中国も壊れるだろうよ、
危機を警告するもの多いけど、その影響が日本にどう及ぶかはスルーだ。
逃げようと思わないではないけれど、逃げ場は見つからなかったよ世界中。
ヨーロッパダメで、アメリカだって万全じゃない。
アジアは東側は軒なみ悪いし、インドもうちょっと時間掛かる。
中東やアフリカはスリリングそうだけど、回避先じゃない。
寒いとこは嫌だし、物価高いとこもヤダ。
南米は良くなるの大夫後だろう。
何処も同じなフラットな世界なら、
自給自足目指せるとこで、と結論出したけど、
空気だけが現実な島国に生きる覚悟がオレにあるのか。
ああ、解脱したい。
息が苦しい。
なるほど、夢でも見なけりゃ生きていけない。
とにかく、寒くなって90円切ったら帰ろう。
福島の風評と思考の質
現実寄りな本も出てる今日この頃。
深刻なダメージと、錯綜する情報の不安から、
現実的な影響に整理されつつはある。
「福島産」と全国の消費者という構造にはなりつつあると感じる。
放射能の影響の本当は、分からない。
が、正直者が報われるようであってほしい。
風評流すの好きな人いつまでも居るし。
でね、福島の人だからデマ反対に寄るけど、
他県に生まれてたら、デマ屋になってるだろうなって思う人も居る。
まあ、均質第一な国だもの。
ちょうど、ドリーマーとネトウヨが精神の依存で同根なように。
初めに結論ありきは、どちらも一緒。
デマ屋を「相手」と思うのは愚かだ。
対象として捉えるのは消費者で、デマ屋そのものじゃない。
オレだったら、
風評パトロール的なサイト立ち上げて、
風評の内容と、観測日時場所、発信者、と相反する事実を一覧にする。
その上で、実害あるなら法的手段、然るべき専門家に相談する。
SNSで殴りあって終わりにはしない。
ただし大事なことは、消費者へのアピールであって、
どっちもどっちと思われたら逆効果。
ほんとに、従軍慰安婦の問題とかと似てるんだけど、
相手は国際世論で韓国でない。
アメリカでのロビー活動がメインならそっち注力だし。
竹島国際法廷に提訴すりゃいいじゃん。
対象として見るべき相手がくるうと、自分が狂うよ。
思考が伝染るよ。それが一番恐ろしい副作用。
対岸火事なら母屋焼けても構わない人になるんだよ。
組みしないことは無抵抗であることとは違う。
デマに根拠ない反応で対応するようになるよ。
そうなると、消費者から見たらどっちもどっち。
あなた方被害者かもしれないが、買う方にとって大事なのは健康だもの。
それ承知の上で、ニュートラルな人対象にしなきゃ。
煙草スパスパ吸いながら、食の安全語る人、説得できるか?
勝つことに意味あるか?
買ってくれる可能性ある人から、信頼勝ち得ることがゴールだもの、
デマ信じるような人はターゲットじゃないよもともと。
まだまだ、時間掛かりそうだな。
嗜好の方向性と思考の質って、2軸必ずあって、
結論の方向性だけでは、人は分からない。
ネットはTribeに分かれる為の場所
だと、悟った。
ヒトは信じたいものしか信じないし、
夢から醒めて生きられるほど強くもない。
だから、信じてるものを共有したい。安心したい。
不安が強いほど、強く信じる。現実の対策より優先して。
そんなに危険なら仙台に住んで、どんな対策してるの普段?
小出某さんの引用は出来ても、その質問に答えられないのは不自然。
まあ、にんげんだもの。にんげんけだもの。
そんなに、信じていい生き物じゃない。
おっと、脱線。
で、信じるものと、その強さで、部族は色分けされる。
色濃く居るのも疲れるから、多くの人は普段無色で、ときどきイワシ化する。
たまに大失敗もするが、それはそれで無難なんだろな。
ああ、オレも心安らぐところに属したい。
この国に居て、そう誘惑に駆られる。
これが、自給自足の安心の対価なんだな。
対価はお金で払うとは限らない。
お金で生きると、非属の自由は行使しやすい。
お金は嫌な人に嫌と言うためのものだもの。
お金から自由になろうと思えば、お金のおかげで得てた自由は制限される。
当たり前だね。
オレ、最初それは移動の自由かと思っていた、
違うみたい。
大事なのは、非属。精神の自由。
帰属が壊れてゆくのは、EU見てても、家族見ててもわかる。
がだからこそ、ゆるく繋がろうとする。
そのチカラはお金より、日に日に強くなるのが評価経済社会。
犀の角のように歩むこと出来るかな。
それとも、もう一度お金で頑張るか、
いずれにしても、まだ絶望が足りないや。
日本に居て、丸一年。
定住始めて二ヶ月。
少し、新しい生活の勝手が分かり始めたみたいだ。
今、生き延びる為に必要なのは、農業技術でもコミ力でも、お金の知性でもなく、
自由を得る為の優れた諦め。
冬が来る前に、少しは適応出来るだろうか。
ボクにはボクの現実入門。再入門。
この世は適者生存の世の中だもの、生きてゆかねば。
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