蓮舫二重国籍問題、大事なことは何か <評価経済>

ネットを騒がせている二重国籍問題、
極端に振れてない人の中でも、非難、擁護の両方を目にします。
どちらも個人の問題として捉えようとし過ぎではないでしょうか、
総理を目指すと公言する野党第一党の党首候補という国会議員のなのに。
 
鳥越化したご都合な擁護や、なんでも中韓憎しの批判ではなく、 
もう少し中道な人でも、
蓮舫さん個人の問題として捉えすぎと思う。 
 
国籍、永住権、労働許可、(難民認定も?)人の出入りの自由は止まらからこそ、
それぞれの資格と権利をきちんと考える時期なのに。
 
 
池田信夫vs松井一郎
池田信夫氏主催のアゴラはしきりにこの問題を取り上げている。
現状の整理は分かりやすい。
けど、軸足がオレはズレてると思う。
維新党首とのやり取り、そのまま引用します。
 


 

 
  

 
 
松井さんの言ってることが普通に正論でしょ。

片や、池田さんは何を問題にしてるの? 言ってることがブレブレじゃね?
どうも、かつてあった学歴詐称と同じように考えてる様子、
蓮舫さんを引きずり下ろせればそれでいいのか、


確かにそれは公職選挙法違反だけど、
タダのスキャンダルなら、オレは正直どうでもいい。
ワイドショーが取り上げないワイドショーネタに過ぎない。
  

個人の問題は、謝罪会見理論通りの結末を迎えるだろう。
法制度の問題と蓮舫さん個人の問題とに分離して、
前者をチャントやってくれれば、オレとしては文句無いのだけれど、
後者については、以前ベッキーの件で言及した、オリラジあっちゃんの理論どおり。
 ・迅速に
 ・嘘偽りなく
 ・自ら罰し
 ・将来の復帰を誓う
が評価ポイントですが、どうやら、舛添、鳥越と同様の方式採用しそうです。
差別だとか、討論会欠席とか、まるでビデオテープ巻き戻したよう。
まあ、類友ってことかなぁ。
 
ボクは民進党については、長島さん離党しないのは惜しい。
と思う程度で期待は無い。
だから、池田信夫さんのように、心配する気もない。
対応に相応しい結果を迎えればそれで、別に。
 
ただネット中心の話題が、
どこまでオールドメディアとその消費者含めて影響するか、
そこは関心あります。キャズムというんですか。
 
本件に限らず、ワイドショーでも、
伝えたくないことは伝えないメディアで、
マスっていずれ続かないとは思うのですが、、
あと何年くらい先でしょうね。
 
 
で、大事なのは、法制度。安心出来る法制度。
自由を謳歌するためには、仕組みの基本的な部分が壊れていては難しい。
残念ながら、国家ありきの国際的自由である。

 
国の意思決定に直接関わる公人が二重国籍だと困るのか?
その地位にある公人が、どんな主張の持ち主であれ、
国の公僕として働いてくれないのは困る。
機密の漏洩が一番の危惧。
 
サヨクだから中国って話しじゃなくて、
同盟国アメリカだってダメだよ。
メリケル首相の電話盗聴したり、
日本の国会議員でCIAと繋がってるのいるって陰謀論的なのも聞くけど、
情報が筒抜けでは交渉にならない。主権を維持出来ない。
 
ボクは最初にそんなこと知ったのは8年前、
移民の国では、バラク・フセイン・オバマと言う人が国家元首に立候補した。
まあ、ムバラクとか、フセインとかいう大統領の名は、
砂漠な国で聞いたことあるけど、、

当時、出生や宗教や国への忠誠は問題にされてた。
移民の国、自由の国は逆に厳しいのか。
911の記憶生生しい当時でしたもの、

結果は、
確かにISの台頭は許し世界を混沌に落としましたが、
自国自体は泥沼から足抜け、壊滅的なバブル崩壊からの回復途上にありますもの、
偉大です。
同時に、保守vsリベラルという対立も終わらせ、
二大政党制も混沌の底に沈めそうな勢いですね。
歴史に名を残す人だと思います。
 
おっと、脱線。
それから、パキスタンでインドのスパイの嫌疑掛けられて
あらためて思い出しました。
実際、行った後、カラチ空港テロありましたからね。
敵の敵である反政府組織に情報流すって、常道ですものね。
 
うーん、国家の主権に関わる一大事の扱いが、
批判、擁護を問わず軽すぎる気がするんですよ。
おそらく蓮舫さん当人も含めて。
 
松井さんの言うように、
ザルならもうちょっと法整備ちゃんとしようよ、
って言う方がマトモな国際感覚。
  
 
 
今法律はどうなっているのだろう?
今回試しに検索してみました。まずはオバマ。
大統領の資格
http://english.evidus.com/magazine/ibunka/23.html

何人も、生まれながらの合衆国市民、もしくは、この憲法制定時に合衆国市民でないならば、
大統領職に選ばれる資格はない。
また、35歳に達しない者、および、14年以上合衆国の住民でない者は、
合衆国大統領にはなれない。

出生地主義で、移民一世でない、長年のアメリカ市民であること。
二重国籍については言及ないですが、まあ、それなりに厳しい。 

もうちょっと、検索してみました。気になるとこ引用します。
多重国籍
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E9%87%8D%E5%9B%BD%E7%B1%8D

一般論として、

現代国際法では、「人は必ず唯一の国籍を持つべき」とする国籍単一の原則または国籍唯一の原則が基本原則である[3]。
他方、国籍自由の原則という考えもあるが、これは国籍の変更の自由などを意味し、多重国籍の自由を意味しない[3]。

多重国籍を認めている国でも、政府要職に就任する人物が多重国籍である場合は国家の権力行使において問題視されることがあるため、多重国籍者の政府要職者就任禁止が規定されていることがある。
多重国籍の利点は、国籍を保有する国における生活の利便などがあるが、他方、短所としては、主権在民の観点から複数の国の主権者としてふるまうことの矛盾があげられる[3]。

日本国籍を選択してもただちに他国の国籍を喪失するものではない点に注意が必要である。

外国人として不当に差別されないことは必要だけど、
それは別の国籍でも同等という意味であって、
二重国籍容認とは違うとオレは思う。

結婚とかでもそうだけど、相手の国とオンラインで繋がってる訳じゃないから、
やろうと思えば、ズルいこと出来ちゃうんだよね。
ベトナムで籍入れて、日本で入れないのの離婚とか、
代々木とホーチミン往復して、手続きサポートしたことあるけどさ、
 
規定と権利を明確にした上での公平性でなければ、
闇を生むし、社会の不安も今後ますます募る。

長いので飛躍するけど、
排斥運動がより社会不安を生まない為にも、
人権を保護する為にも、明確な運用が必要になるよもう。

で本件の矛盾、

外務公務員については多重国籍者を欠格事由としており[10]、

日本国籍を持つ多重国籍者が選挙に立候補することは公職選挙法上の規制は無く[12]、国公立大学の外国人教員については国籍は問われない[13]。

 
さすがに国会議員は外務公務員と同等に機密に関わる可能性あるのだから、
開示要求や欠格規定はあっていいと思う。
 
見聞きした範囲では、
ワザとか無自覚か知らないが、国家のことと民間の区別出来ない人多すぎ。

詐称かどうかという話より重い。
見直すべきだよ。

まあオバマ大統領は戦争の定義も変えちゃったし、
国家対国家の戦いではなく、いろんな存在との情報戦。
  
イタリアの被災者をラザニア例えるフランスの表現の自由の果てが、
却って、生存も移動も不自由にしてる。
 
自由と公平の為に、必要なことを見極める分別は必要だよ。
  
サッカーの監督のように、優秀な外国の人材が必要な場合は、
民間人同様に、諮問会議への登用とかで、やるべきだと思う。
 
 
 
不安と過渡期と、
こういうことあれば、不安を呼び、
ドイツとかもで、極右を台頭してますし、
日本でもヘイト増えると懸念の声聞きました。

そのためにも制度キチンとした方がいいのと、
もう一つ、心配してない理由を。

日本の場合、鳥越化した左派は自滅します。マスコミも政党も。
その時、ネトウヨも衰退します。
 
危機感が無いのは滅ぶんですよ。
参議院選で神学論争しか出来ず、都知事選の体たらく、
危機感があれば、蓮舫問題でこんな対応してますか?

常にフワフワした二元論だから、不安は尽きないが危機感は無い。
逆に行っちゃうのも同様。具体的な対処は別にあるのに。
 
で、まあ衰退してくから、今は過渡期。

ソビエト解体して左翼衰退、右翼も対象失う。
  
今、元気に見えるのは、
アメリカが相対的一位目指してしまったから、
混乱はしばらく続くけどさ。

 
次の衆議院選、政治利用と言われた維新は、野党第一党奪取できるかな。
もうちょっと時間掛かりそうですね。
小さい政府(維新中心)vs大きい政府(公明中心)、
で、自民党は両方を行ったり来たりする。

そんな風にいずれ落ち着くと思います。
鳥越化した左派は一割程度が国民負担としては妥当と思います。
メディアも政党も。
 
そしてやっと、神学論争から現実政治に移行出来る。
それが日本の戦後55年体制の終わり。

その時は、東アジアでも戦後終わってる。
ヨーロッパを見るに、解体と混沌の始まり。
中国も抑えられない北はベルリンの壁崩壊近いのではないか。
 
 
 
評価経済もやっぱ不安煽るの強い。
相互洗脳社会ですから、不安を煽るのが最も強い。
次は欲望の刺激ですね。

だから、蓮舫問題もワイドショー的に扱ってしまう。
引きずり下ろすことが目的に見える池田さんみたいに。
 
相互洗脳合戦は続くのだけど、どうやら、
評価経済にも、見えざる手は存在するようです。経済だから。
 
その威力は絶大で、レバレッジが逆に働くときは、巨大ブーメラン。

一貫性のチカラを信じつつ。
繋がりにも適切な危機感を持とう。

生き抜かねばと思った次第。

 
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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