映画 「アフターマス」感想 佳作と評価します。不満もあるけど、 仕事考

アメリカでの評判芳しくなく、東京はミニシアター単館のみ、
でも、シュワルツネッガーは老境で、このオファーは幸せなキャリアと思う。
どちらにも、感情移入できるこのバランスは嫌いじゃないよ。
実話の映画化は、このくらいまでが好感。
仕事とモラルについて、個人的には考えさせられる。 
 
 
生活のリズム取り戻しています。
ストレスの余波って、やっぱあったんでしょうね。
受容から回復って、時間の掛かるプロセスで、 
モラルある仕事と荒れた仕事について、考えたりしちゃいます。
 
ま、10月はこれまでの経験を踏まえて、
自分もモデルチェンジして新たに動きだそうと思ってます。
 
 
 
で、老いたアクションヒーローのモデルチェンジな映画観てきました。
佳作だけど、佳作どまりではある。
それでも1800円払ってスクリーンで見て良かったっす。
チャンス逃すと、もう観れないかもしれないし、
、冬のコロンバスの雰囲気良かったっす。
 
宇多丸師匠の評聞いて、事前情報入れてから観てます。
ユーバーリンゲン空中衝突事故という実話からのインスパイア系映画。
基づく(based on)じゃないことがミソですね。
気になるポイントは3点。
 シュワルツネッガーの演技はどうか?
 この脚色、脚本はアリかナシか?
 演出はダサイか?
 
と準備して観てました。
 
 
 
・演出はダサイか?
 このくらいで良いと思いますよ。
 もっと抑制利かせるのも、あったかとは思いますが、
 程よい分かりやすさ、それはそれでイイじゃない。
 音楽はもうちょっと静かでもいいかな。
 
 
・シュワルツネッガーの演技はどうか?
 呆然としていたとしても、
 正気と理性失ってくところの演じ分けが不十分という意見はあるでしょうけど、
 文句言うほど悪くはない。
 それよりは、元マッチョなヒーローがこの役というプラスの面の方が大きいかな。
 存在感って重要だもの。
 そして彼、幸せな晩年と思います。
 それまで色々あって、ロナルド・レーガンにはなれませんでしたが、
 (因みに、冒頭の「お前はクビだ」はトランプの番組引き継いだからですね)
 元の仕事に戻ってみて、昔とは違うチャレンジできるんだもの。
 やりたい仕事だけ選んで続けて欲しいなぁ。
 
 
で、 
この脚色、脚本はアリかナシか?
仕事のモラルとして、事実の脚色はこのくらいまではアリと判定します。
 
実際の犯人は不満らしいですけどね。
 管制官は良心の呵責を受けてない(ように見えた)。
 謝罪は求めない、正義を貫いただけ。
と主張してるそうです。
 
うーん、それだとただの復讐劇ってことか、
 
誰だって、過失で「やらかす」加害者側に回る可能性もあるよ、
って話に脚色するのは、まあ許容範囲だと思うよ、
犯人を不当に貶めてる訳でもないし。
 
誰でも、加害者にも被害者にもなり得るし、
そのとき現実をどう受け止めてゆくか、ってテーマにインスパイヤされるのは良心的だと思うなぁ。
 
 
「ドリーム」との比較になるんだけど、
こっちの脚色はナシだと思う。
ドラマとして、お話を盛り上げる為に、誰かを不当に貶めるのは、仕事のモラル的にダメだと断じます。
お金払って映画見るというのは、投票行為なので、不支持なドリームは観ません。
史実と違う差別を捏造して、「差別よくない」という正義を語るのは、一番ヤッちゃダメな手法と断じます。
正義を語るなら、自分が自分が不正じゃ、そこはモラルの問題じゃないの。
ジャーナリストからマスゴミへの道みたいなもので、
 
 
ま、そういう事前知識もあって、「ドリーム」じゃなく「アフターマス」選んだんだけどさ。
それで、仕事のモラルとか考えちゃう。
 
 
で、「アフターマス」は謝罪というか、個人の誠意ある対応がメインテーマで、
だから、あのラストになって対比を見せるとこで終わる。
そのこと自体はアリなラストと思いました。
 
不満はラストよりも、
職業の人(法人含む)をもっと多層的に描けば名作にもなり得たかな。というトコ。
 
 
 
会社側の遺族への対応の描写は、
「バカじゃねえのこの会社、火に油注いでどうすんだよ」
って、横柄な態度でした。
これだと、集団訴訟になるんじゃないの。
アメリカじゃどうか知らないけど、日本なら謝罪会見は死活問題。
アメリカも日本化してるから、やっぱ対応間違ったら大変だと想像します、
 
会社の体制や運用にむしろ問題あるって描いてるんだし、
雪印の「寝てないんだから」とかベッキーみたいな対応して生命終わるのか、
たむけんの焼肉屋みたいに、キチンと対応するのか、
で、遺族側はどう対応したのか、
そこは描くべきでしょうね、そこやらないと厚みが出ない。
テーマを個人の謝罪に絞ったのは、粘りが足りない。
 
 
それと、この映画の中で、唯一本当の悪人といえるの記者のその後もちゃんと描くべきでしょうね。
ここはフィクションパートと思われますが、
(実話で、こんな記者居たら尚更)掘り下げるべきでしょう。
 
企業側の弁護士は悪い仕事だとは思いますが、まあ職務ですから、
機械的であっても、悪とまでは酷でしょう、
 
 
でも、あの記者ははっきり悪です。職業モラルに欠けます。
情報ソースの秘匿は最低限のルールでしょうジャーナリストなら、
坂本一家のTBS思い出します。殺人幇助にも問われるべきでしょう。
社長の辞任とかは制裁になってない。
地上波という既得権益そのままじゃあ、
ジャーナリストが(ワイドショーとはいえ)マスゴミに転落した決定的な事件だった。
 
 
オリラジあっちゃんが提唱する、謝罪の4要素は、
 迅速な対応
 誠意を見せる
 自ら罰する
 復帰の約束
 
でした、
社長辞任は身内の話で、
「社会的に役割を認められるからの既得権益」という会社と社会との関係には関係ないよね。
謝罪の要素を満たしてない。
オレが裁くことじゃないし、本来は何でも謝罪求めるヒステリックな社会好ましくはないけど、
採点したら0点から15点だよね。
社長辞任は誠意と言えなくはないから。ただ罰したとはいえない。
 
 
あの映画の中でも、
体制のせいでもなく、純粋に個人の判断力の欠如からの幇助に対して、
その顛末は描くべきじゃないかな。
 
過失とは呼べない。
あんなことやらかしたあの記者はその後どうなったの?
それこそ、
 良心の呵責は感じたのだろうか、
 罪に問われないのか、
 管制官の遺族に謝罪したのか、
 社会的制裁は受けるのだろうか、
 
そういうこと描かない分厚みがない。
そういう意味では大変不満の残る脚本で、佳作どまりだな。
 
でも、このチャンスしかないなか、観ておいて良かったと思う。
 
 
 
どんな仕事がしたいだろうって、考えるもの。
それこそ、フライトの制御とか、命に関わるプログラミングとかキツイだろうなぁ。
 
優秀でモラル高いエンジニアグループって、そういう領域に居るのかな。
それなら納得でもある。
 
それに比べれば、影響のない仕事だものね。オレは。
 
まあ、基本モラルは能力だし、
 
 
不動産でも、誤魔化して中抜くより、
いい仕事して、情報廻って来て、顧客も付いて、
ゆくゆくは独立する人がやっぱ一番優秀かな。
 
次は、優良な不動産会社の中で出世する人か。
 
ピンからキリまでってとこも、IT産業にも似てるかな。
巨大と優良が必ずしもイコールじゃないとこも一緒かな。
 
 

「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」の、
3つの資本という概念がこの本で紹介されている、二律背反の要素で全てを揃えるのは困難。
何かを手に入れれば何かを失う。
 
シュワちゃんの場合、家族は壊れてるだろうから、
むしろハリウッドスターで壊れない方がレアだろうし、
金融資産(資本)」「社会資本」の2つが高いという晩年。
 
そういう人は、仕事続けるくらいしか、
生きてる楽しみないそうです。
 
カネあるだろうから仕事は趣味で選べるし、
それでこの役オファーくるなら、幸運な人生なんじゃなかろうか。
生涯現役、それが求められるなら、いろんなチャレンジしましょうよ。
 
 
最近、巷のニュースでは、希望の船エスポワールが話題ですが、
皮肉なネーミングですよね。帝愛って感じ。
 
ワタクシは絶望を演技した元ヒーローの人生に希望を感じたものでした。
昔はヤレなかったこともトライして、
満足ゆくいい仕事して死にたいものですね。
 
 
 
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