呪いならやっぱ呪術廻戦観なきゃな。若い方がずっと精神は大人。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」観てないのにネタバレ。

作品を比べて、どっちの方が優れてるとか、本来は邪道な行為だと思っている。
前回は、進撃の巨人と比べてしまいました。
大人げない。
 
ヱヴァンゲリヲンって、オウムがサリン撒いたころの時代感覚で、
旧劇の映画で最後、ちゃんと風呂敷畳めたのでそれはそれでよいよ。
私の中では、成仏してて、そこまでの思い入れはない。
むしろ、
駄目な大人ってやっぱ幼稚という負の感情と結びついてもいたので、
面白い作品だけど、そこまでハマれてもいない。
だから、新劇は私にとっては、卒業式でなく同窓会。
君等何年留年してんだよ。 
 
 
9.11経験して、3.11で、今コロナ。
こんな時代なのに、まだそんなことでウジウジしてんのか?
その箱庭な精神には、正直同調できない。
なんで序破Q作り直したんだろう。シンクロ率0%で観ていた。
 
擁護派の意見もググりましたが、
理解出来るかどうかを問題にしてるの多かったです。
いや、
分かるかどうかと、面白いかどうかは別のベクトル。
もうちょっとロジカルに積み上げようよ、
物語自体は面白くはない。
魅せたい画があって、あとは行き当たりばったりだ。 
 
絵がヘタでも、圧倒的に面白い作品だってあるんだよ。
人物の相関も複雑で、どっちが正義なのか分からない。
それでも人気を博してる現実があるんだよ。
 
複雑で分からないからつまんないんじゃない。
お話に整合性低く、感情移入出来なくて、つまんないんだよ。
 
今の視点で見ると、
他と比べちゃうと、庵野秀明の精神の幼稚さにイライラすんだな。
 ジブリも後継難しく、人材抱えられない。
 京アニは燃えた。
問題先送りにして、ブラックな構造のおかげで、
その悩みを悩んでいられんじゃないかなぁ。
 
諌山先生の方が腹据わった大人。
自分達の世代で負の連鎖を終わらせようって、
殺された娘の父親が言うんだから。

ま、それはさておき、
 ゼーレ:スポンサー
 ネルフ:ガイナックス
 ヴィレ:カラー
と置き換えて観てた。
 スポンサーには、いろいろ頭下げて、なんとかお金の問題は解決したんだな。

 学生ノリで始めて大当たり、でもあのマネジメントじゃいずれ崩壊するよね。
 サルベージしたい何かをそこに、おいてきたのか。

 独立して、虎の子の著作権もキープして。
 奥さんとか、ジブリとかからも、応援されてる。
 でもまだ、昔の幻と戦ってるのか、
 相変わらず行き当たりばったりで、何も改善されず、問題は先送りだね。
 鈴木敏夫Pって、稀有な存在なんだな。

Qって、3.11のあと一部改変したらしい。
津波が、庵野秀明の問題意識をペシャンコにしたのかな。
 
コロナで延期された公開の評判聞くと、
エバの呪いは、祓われたらしい。 

ああ、呪われた人たちって、こういう感情移入を主人公にしてたのか。
オレは、
 次世代にツケ払わせる駄目な大人と、
 毒親の搾取に気づけないチルドレンの、
 
従順に従った罰の話かと理解してた。 

課題の分離しましょう。一つになりたくもない。
テメエのケツはテメエで拭けよ。中身なき大人。
ま、オレだって何者にも成れないまま歳だけとったけど。
 
個人的には毒親の呪いを祓うには時間掛かった、
居場所の無い子供のころ思い出しては、
反芻思考が、廻ってしまった。
けど、
シバターみたいにEVEには呪われなかった。

むしろ、ため息が出るほどカッコイイ。
のを思い出します。
僕の戦争もそうだけど、MAPPAのオープニングって毎度気合入ってますね。 
 
幽遊白書的王道の後継なとこが、あんまり好みじゃなかったんだけど。
庵野秀明に触発されてしまった。
 
あのときは実は実家にいて、
仙台がどうなってるのか誰にも連絡つかず、ヤキモキしていた。
避難所の給水車が凍結してしまったニュース見て笑ってる人外の姿みて、
付き合うのは無理だなと思った。
 
負の感情をエネルギーに変換して、 
親孝行という五常を相殺して、呪い呪われた運命を解いた。
 
 
 
解説は山田玲司先生に任せよう。 

追加したいことは、
岩手といえば、東野物語や宮沢賢治で、
OPは銀河鉄道の夜のイメージもあるんじゃない。
友人の死だし。

仙台といえば、七海は吉良吉影の影響受けてると思うよ。
特にデッドマンズQの。
個人的にも、感情移入してしまう。
 働くことはクソだった。
 お金貯めたら、どこか物価の安い国を放浪でもすれば、
 それでいいと思っていた。 
で、生きがいとは無縁の人生を生きてる。悔いはないけど。
 
あまり得意でない漫画なのに、少し泣いた。
 
 
いい話。
殺伐としないところが王道でもあり。 
 
幽遊白書っぽいなぁ。
主役はヘタレな方がいいなぁ。
 
 
ついでに、観てないエヴァンゲリオンをネタバレします。
 
オタクの心情にはシンクロできませんが、いい話ですね。
 
ケンスケって、オリラジの藤森慎吾に似てます。
コミュニケーションモンスターで精神的にも安定してて。
そこで父性の愛を受け取って、
 あの頃はアンタのこと好きだったけど、大人になっちゃった。
チルドレンの卒業ですね。
歪んだ愛と承認欲求の呪いを解けよ。
 
今は、自分で終わらすという覚悟ないと物足りない。
それが健全な昔のファンだろうなぁ。
進撃の巨人、チェンソーマン、呪術廻戦、
メジャーなのしか読んでないけど。
ゆるしと覚悟。
今の若い人の方が精神的に自立してる。  
  
私は働くことの呪いからまだ解かれていない。
コロナという帳が降りてるので、日本に足止め。
その間に呪いを祓おうと思う。
すこし成長してる気もしてる。 
 

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