宗教は麻薬。逃げちゃだめは呪いの言葉。今日も一日一白石和彌。鬱は止まれのサイン。

ひきつづき、一日一白石和彌です。

悪の組織は、北海道警でも、神奈川県警でも、よいわ。
やっぱ資金源は白い粉ですね。
中村獅童良かった。
ピエール瀧は相変わらず良かった。
起用して欲しいな白石監督。
ただ、
途中まではアガるんですけど、転落からはテイスト変えて欲しかったかな。
正義の味方綾野剛が最後まで、一本調子過ぎたかも。
クスリやってる白髪交じりの老いはちょっと無理気味か。
 
この映画は日活と東映の共同配給なので、
それから東映といえば「仁義なき戦い」で「孤狼の血」になり、
その流れで、仮面ライダーBlackへの起用。
  
個人的には、「凶悪」の冷たいテイストのライダー観たいです。
 
 
信者ビジネスって、麻薬に似てて、
庵野監督、よくエヴァ止めることできたね。
白石作品観てると、そんなこと思いました。
 
ひろゆきも言ってますけど、

儲かりますからね、信者って読んで字のごとく。
 
旧劇で完結してて、それからは蛇足だけど、経営の事情で再起動。
それを否定する理由は特に見つからない。
信者さんの反論は反論になってなくて、卒業式に感動したという一点。
 
でも、信者さんたちのお陰で、
シン・ゴジラもシン・ウルトラマンもシン・仮面ライダーも観れるなら、
ありがたい存在です。
たとえ、ゴジラやウルトラマンよりエヴァ優先しろと言ってて、
反感感じてたとしても、
 ありがとう。そして卒業おめでとう。
今はそんな気持ちです。
 
 
気持ちが変わると、見方も変わるもので、
エヴァンゲリオンの説教臭い部分、
 世の中の多くはマトモに大人やってんだよ! 幼稚なのオメーだろ!!
って、言い返したくもなりますが、
でも、信者さん達って、世の中の多くの大人かどうか分かんないですものね。
オウムの時代を描いた作品。
作者はカルト的人気がこうなるとはもともと想像してなくて、
でも、
これで終わりですから、現実に戻りましょうと、旧劇の映画まで丁寧に終わらせた。
 
しかし、背に腹は変えられず信者ビジネスしてみたら、
殺害予告まで出る始末。
信者パネエっす。
もう充分大人になる時間ありましたよね。これで卒業ですよ。
と説明して、ようやく解放してもらえる。呪いから解かれた。
説教というより、許してくださいって悲鳴にも似て。
 
呪術廻戦がパクってんのかと思う点多いのは当然かもしれません。
 タッパとケツのでかい女とか、四本の腕、呪文で封印、領域展開。
もともと学園ものだし。 
  
 
結果論ですけど、 
やりたくないこと限界まで続けて、鬱になって、
今だから言えることですが、そこでブレーキ掛かって良かったね。
むしろ廃人になるまで、エヴァ作り続ける世界線もあったのかと、
信者ビジネスって怖さもあるんですね。
まあ、美味しいだけのビジネスはそうそうないもの。
 
とにかく、嫌なことはまずは止めないと。 

1ヶ月休職と診断受けて、ホッとしたそうです。
実は、傷病手当金を受けられるので、休むことにお金の心配はいらない。らしい。

そんな会社とっとと辞めろよ。と言いたくなるような職場で耐えて、
真面目にがんばった結果、壊れてしまった。
それでも、間違った選択を続け、会社の人に相談したり、
ようやく心療内科を受診。

「まずは休みましょう。診断書を書きますから1カ月休職してください。傷病手当金も出るので大丈夫です。」

一年一ヶ月の後、復職に至る。
そこからどうなってゆくのかは、私には分かりませんが、
興味深いコメントも見つけました。

うつ病歴10年です。
この本で最も許せないことは、[人を見下す]と言うことをある特定の場面で奨励していることです。
うつ病になると、とかくメンタルが弱まり、人間関係には苦労しますが、それを見下すことによって解決しようというのは逃げでしかなく、抜本的な解決にはなりません。
特定の人には解決策になると思いますが、自分には参考になりませんでした。

別に見下さなくてもいいけど、それで当面対人恐怖を乗り切れるならね。
逃げるは役に立つ。
逃げていいよ。
 
物事は解決しなくても構わない。のがれるが吉。
 
真面目だとバランス崩しやすいなあ。
綾野剛の役も、
フィジカルギフティッドな柔道一筋で、その分一途だったから、
後戻り出来ないとこまで行っちゃう。
 
 
嫌なことから逃げて、好きなことだけ忙しくしてる。
それが良い復帰なんだ。

あと、自然に触れるのは、良いセラピーと思いますよ。
主義主張はどうでもいいよ。
 
 
ま、兎にも角にも、 
「逃げちゃだめ」はホントに呪いの言葉なので、
サヨナラ出来てよかったねと、心から思います。
 
 
 
それから、少数派の同意見つけました。
宇多丸×小出祐介(BaseBallBear)のネタバレ・レビュー対談!
https://open.spotify.com/episode/3xYjrgPDosr9qa2KkErzTc

・旧劇できっちり畳めている
・実相寺テイストなこだわりのアングル
・卒業式は理解するけど、自分は観る必要ないかな
ただ、
ゲンドウの告白に共感は無理です。私には無理。
 毒親との和解は綺麗事です。クズはクズあの歳で治りません。
 無能な指揮官しかいないのは、オウムな世界観なだけだから。
私には無理。
 
ちなみに、
 これがシン・ウルトラマン、シン・仮面ライダーへの序章で、
 特に宇部新川駅のラストは、特撮への王の帰還だから、ワクワク。
という感想はまだ、見つけられてません。

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