Mリーグセミファイナルは架橋で、金曜も丸山奏子プロの打牌批判で湧いた。
・チーム敗退による入れ替えでは、自動的にクビ
・レギュラーシーズン最低試合数の10戦で、先輩より活躍しないとクビ回避できない
・トップを取ると、試合数が増える可能性がある
・楽屋では先輩の顔を立てるという条件戦を一人やってるので
「経験不足」じゃなく
「誰もが未経験の戦いをしてる」 https://t.co/VjgxnB9rZD— ウヒョ助/塚脇永久 (@uhyoneko) April 17, 2021
あるチームは女子選手の加入が義務付けられた際に、
規定の最低限必要な出場数に、女子の闘牌を制限して、
実力あるオジサン3人で勝ち抜く作戦を採用した。
その人数合わせのために、経験の浅い女子選手をドラフト。
(実力ある女性プロではこの起用に納得しまい。)
先週、奏子プロが無理気味の勝負打牌で箱ラス。
SNSで批判のやり玉に。
しかし、
そんな単純な話ではない。
常に大トップ狙いの選択する背景があると、反論もあり。
私は少なくとも、
選手がクビになるときは、
こんな采配してる監督が辞めないのは理不尽だと、思う。
ま、
他の勝負ごとのエンターテイメントでも、
表面的な結果論でしか語られないことも多いが、
麻雀ファンは特に酷い。
問題は、この一試合ではなく、
チーム内の納得感次第と見える。
出場チャンスでは常にトップ狙ってこいと送り出し、
ダメならオジサンズでカバーするから心配するな。
そういうまとまりがあるなら、
強く押して負ける分には大丈夫じゃないかな。
解説の土田プロは積極策は応援し、
逆に消極的な3着を選択した松本プロに批判的だった。
日本社会の縮図か、
麻雀ファンからは、積極的な失敗の方が叩かれる。
消極的な失敗は直接の失点として顕在化しない。
私には、その前日、
園田プロのオーラスの鳴きが、セレブな逆転誘発した方が、
むしろ疑問だったけどな。
黒沢プロ称えるのはもちろんとしても。
それはさておき、
分からない人に分かってもらう努力はそもそも不毛。
悔いなき打牌を貫いてくれれば、それでよいよ。
もう人生は余生みたいなものなので、私はなおさら、
兎にも角にも、清々しく終わりたいと、思うよになった。
最近貴重な経験をした。
まともに会話が成立しないマニュアル君とZOOMマンツーで、
彼が習得したというワークを受けてみることに。
彼:鏡見てください。
私:見ましたけど、なにか?
彼:自分の表情はどうですか?
私:ZOOMに映るのと同じですが。。
どうやら、マニュアルはリアル用で、
このタイミングで自分の表情を確認することになってるらしい。
一事が万事で、
教わったフォーマットに落とし込むという自己都合が常に最優先。
今の説明聞いてましたか?
と何度も言う羽目に。会話のコストが平時の5倍くらい。
彼には、会話の内容や、その場の状況を判断して、
応変に対応する判断能力は、備わってないようだ。
学歴は人並み以上なので、単にIQが低い訳ではない。
予め答えが用意されて、
公式が既に発見されてるもの、
には強いみたい。
彼は自分でも自覚あるとのたまうが、
対人能力が問われる判断を必要とする業務でも、
通用する自己評価と豪語。
曰く、努力して、これから成長するという。
脳筋的な努力信仰も強い。戦略的思考は多分知らない。
30過ぎてその状態なら、
苦手を自覚して、得意分野で勝負すればいいのにと思うが、、
言うだけは言っておく。
彼が納得するのは無理だとは知ってる。
職場で何度も忠告受けてきただろう。筋金入りだ。
私が一度指摘して変わるようなら、もとから世界線が違うだろう。
エヴァンゲリオン繋がりか、元父親のこと思い出した。
彼なりに、私を理解しようとはするのだが、
最初に答えを用意して、そこにはめ込もうとしても、
あまりに、フォーマットのバリエーションが少なく、
さらに、
会話や状況から演繹することが得意ではない。
もっと、始末の悪いことに、
人は自分の理解したいことしか理解しない。
ああ、オレの説明力のせいじゃなかったよ。
私も遺伝的な発達障害や、機能不全家族で育つ弊害ある。はず。
元母親はそういうレベルですらないアレな人だったが、
彼らは彼らなりに生きづらさ抱えて生きていた。
私は、
自分の両親は、地位も財産もなくても、
マトモな人であって欲しい。
という幻想にすがっていた。
執着を手放し、正しく眺めるなんて、出来なかった。
意識的に、ちゃんと見捨てればよかったのに。
今は、大丈夫なので、逆効果な情けは無用と、
ヤバいマニュアル君との関係を明確に断ち切ったけど。
折角、会話するなら、価値あるものでないと、人生に悔いが残る。
やればよかったという後悔は無いが、
やらなきゃよかった悔恨は、いくつもある。
親切は親切にした人を幸せにするが、正しくない親切は数多く存在した。
私には、
しておけばよかったという後悔は無いが、
しなければよかったという悔恨はいくつもある。
大切なことなので、2回言いました。
そこで、自らを貫く系の映画を探して観ました。
すぐに思いついた古典の名作。
三島由紀夫が号泣して絶賛した。
アマプラで観れた。
さらに深い孤独があるとすれば、密林に生きる虎だけ。
いやー、惚れてまうやろ。
陳腐なフレーズだけど、そうとしか言いようない。
お話上は、顔がアラン・ドロンでは目立ちすぎだと脳内ツッコミも入るが、
ただただ、全てが美しい。
最近は、
庵野秀明、キム・ギドク、デビッド・フィンチャーと、
カット割り多く画面が忙しいのばかり最近観てた。
ゆったりと流れるカメラが、
ご尊顔も、街並みも、マシンも、
その美しさを堪能させてくれる。
BGMも会話も必要にして最小限。
「レオン」の方が面白かったという感想があって、笑ってしまった。
タケノコが食材なら、京懐石より中華の方が美味かったみたいな。
一見さんお断りって、大事なんだな。
万人に理解される必要はない。
子供のころテレビで観て、まったく分からなかった。
つならない人に迎合せず生きて死ぬことの尊さが今はちょっと分かる。
等身大の決意みたいな映画。がんばれ!!
「勝手にふるえてろ」とはだいぶ違う。
臼田あさ美さん好演でしたね。
脳内AIとの掛け合いコメディなのかと予想してたら、
ほのぼの純愛ストーリーだった。
若く美しいけど、陰キャのヒロインが、
イケメンで紳士で優しい理想の彼と恋人になる。
最初からいい雰囲気なので、
お似合いのカップルだよ、さっさとくっついちゃえよ。
最後そのまま、はっぴいえんど。
というだけのお話なので、肩透かしだった方面にはちょっと不評。
「勝手にふるえてろ」みたいに、
ヒロインがどんな顔にもなれるカメレオンではないし、
ガサツでさほどイケメンでもない「ニ」の純情に感情移入出来るほど、
林遣都は不完全ではない。
確かに、機内の風船の演出は乗れなかったし、途中ダレるかな。
2020年に、アラサーおひとりさまって、設定がマッチしてないのが、
キャストじゃなく、脚本の致命的ミスだとは思う。
オサレインテリアに囲まれて暮らし、
美人で家事も万能、センスも良い女子の、のんちゃんは、
しかも童顔で、まわりの男がほっとく訳ないし。説得力が無い。
途中、もうちょっと年上で、
年下の旦那捕まえた魚谷侑未プロに脳内変換して観てたよ。
美人だけれども、朝倉庚心プロのようなネガティブな陰キャってこと、
ちゃんと描かないと、設定が強引過ぎる。
作中の現実では、なんの問題もない美男美女カップルなのだから。
それだけ、ちょっとイライラしましたね。
ま、それでも、
セクハラは元女芸人だった大九監督の魂の叫びで、
生きづらさ抱えて生きるべっぴんさんの、
一手一手アガリに向かう姿は、
爽快感はあったよ。
恐怖に打ち勝ち、いい選択できて。おめでとう。
最後に、家族それぞれの選択のを観ました。
いつまでも、山崎努すごいな。
ロケーションとフードはとくに完璧。
こういう連作短編原作って、脚本まとめるの難しそう、
中野監督の確かな手腕を感じます。
劇場公開時に観たかったんですが、チャンス逃してしまった。
落ち着いたカメラで綺麗な絵っていいですね。
時間の経過が長いお話なので、なおさら。
悪人が出てこないし、すべてが綺麗に描かれるので、
それを愛でればよいではないですか。
実際は、
介護疲れと、施設に入れるかどうか、もっと深刻でしょう。
いっそ死んでくれた方がラクって、ケースもあるでしょう。
でも、
いいじゃないですか綺麗事で。
オレには関係の無い話なのだから、
現実は、過去ではなく、
目の前にある愛するものをちゃんと愛するべきでしょうけどね。
でも戦ってばかりじゃ、疲れてしまう。
過去の美しいおもひでに逃避したって、いいじゃないですか。
空虚な絵空事は美しい。
綺麗な嘘をありがとう。
夢から醒めたら、もいちど現実ありのままに観ようと、勇気湧いたので、
いい映画です。