鶏が先か卵が先か?
ダサイ説明セリフに頼らない映画的演出って、日本だとけっこうハードル高い。
それ実現するには、松岡茉優くらいの手練が居ないとムリかも、とも思った。
ナイスな人選による、「映画」の実現。監督と製作委員会に拍手。
年末にいい拾い物です。
またもや佐久間Pの推しに従順に従ってしまった。
編集の待ち時間がバッチリ合ったので、軽い気持ちで見に行った映画「勝手にふるえてろ」すげー良かった。松岡茉優さんと渡辺大知さんの魅力大爆発。声だして笑ったし、色々刺さった。素晴らしかったです。いや本当に見て良かった。
— 佐久間宣行 (@nobrock) 2017年12月25日
今回は、おじいちゃん死んじゃったってより格段にイイ。
だって、セリフでなく、映画的表現手法で説明してるのだもの。
映画観たって、満足感あります。
がっつりネタバレします。読まれる方は観てからをオススメします。
映像は全部、ヒロインの主観なんです。
こじらせ女子はリアルと脳内のハザマに生きてますから、
最初に冴えない現実提示しつつの、脳内含めた彼女の日常が描かれ、
久しぶり会った王子様に現実突きつけられて、
改めて現実の風景提示させられます。
そのヘンの感情の起伏とか、現実に対するスタンスとか、
このくらいの手練じゃないと、ムリだろうな。
これセリフだけに頼らずに表現するとなるとね。
こういう演出やろうとする意欲ある監督と、それに応えられる役者。
会話なんかなくたって、イイ。
あのう、演出について、批判的意見も若干散見されるのですが、
日本映画では、シーラカンスばりの希少種なんですから、
主観映像を映像で表現できるって、もっと大事に保護しろよって、思いますよ。
ええ。
ストーリーラインは原作のままで、その主人公の主観映像って、映画化する意味なのだし。
原作読めばいいよねって、意味ない映画化いくらでもあるじゃないですか日本。
そういう状況も無視して、
主観映像として捨てたところ、掘り下げろとか、イチャモンだよ。
まるでシンゴジラで被害者を見せなければ、それと分からない的な。
ホントに、日本映画界。大事にしろよ希少種なんだから、監督も役者も。
で、個人的には、渡辺大知がイイ。チューしたくなるほどイイ。魅力全開。
こじらせ女子の主観なので、
最初は、うざいガサツな男子なのに、
だんだん、いとおしい存在になっていって、
でも、やっぱ理想とは違うし感があって、
最後ああ、こういう男子に愛されて幸せだなあって、
まあ、少女漫画の王道ですけど、
渡辺大知がホントにカワイイ。s
とにかく「二」に渡辺大知をキャスティングできたのは、奇跡とおもう。
こないだ、才能より忠誠って国に行ってきたけど、
やっぱ才能って希少で大切、愛でよう。
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