ゲームのルールを知った人に教わること。「灼熱カバディ」「クイズ、最高の一問」「モリーズ・ゲーム」

前回のマニュアル君との対話は、
ノウハウ無い人からアドバイス受けてはいけないという教訓でした。
特に投資の世界では、
悪意なくとも、素人のアドバイス横行してます。
少なくとも、成果出してる人から学ばないと危険ですね。
きっかけとしてはよくても、すぐに離れる。
良いものが見つからなければ、書籍や動画から良いものを学ぶ。
悪いメンターはマイナスで、ゼロに劣ります。
 
誰と付き合わないかは、ホントに大事ですね。
 
 
マニュアル君どころではなく、
「夢をかなえる」と表し、ろくな経験も知識もなく投資を勧める、
より感心しないZOOMセミナーに出会いました。
初心者向けと粗悪は全くの別の概念ですから。
 
我が身で実験してる今日このごろですが、
ま、再確認できるのは悪いことではないです。
   
  
実は先日のマニュアル君では、
やろうとしてるメソッド自体が把握出来ないこと想定し、
その数日前に、別の方の無料お試し受けてました。
社会人としてしっかりしてる方で、
婚活などで成果も出してるので、 
メソッドの内容を正しく把握出来るだろうと、予習しました。
 
・サラリーマンに特化しすぎ
・計画立案と潜在意識活用の両方が必要で
 有能なコーチでなれば出来ない
・そのメソットと成果は関係あるのか不明
 
この辺が疑問な内容でしたね、結局。
 
なんでこんなハイスキル要求されることマニュアル君は採用したんだろ?
 
マニュアル君の成果は転職なので、
別になんのコーチもいらない。ただ応募続けて、条件見合えばいい。
彼の年齢で、学歴と職歴なら、そんな難しくもないはず。
メソッドはきっかけであっても、成果じゃないのに。
  
ノウハウなくてもトライすること悪くはないけど、
現実は現実として、立ちはだかった方が、ゲームとしてはいいよね。
 
 
 
人生どの方向に向かうか、葛藤もある今日このごろ、
爽やかな人生の転機、いろいろ鑑賞しました。
今シーズンのアニメ、熱いスポコンものから。

これ、能力あるけど、職場がシックリこないなら転職。
として見るとすごくいいです。
 
メジャーなとこで、能力は突出してるが、Jのユースに声が掛かるほどでなく、
結果として、クソな職場で、ムダに悩んでしまう。
 プログラムや設計は好きだけど、IT業界の体質は嫌とか、
 子供の相手は嬉しいけど、保育園の人間関係にウンザリとか。
共感できる主人公です。
そこで、ニッチな業界に転職。幸せを掴んでゆく話。

良いチームほど、沢山失敗を許容している、公開してる。
 
切磋琢磨して、成長できる環境に身を置くって大事ですね。
つまんない連中と関わる時間を過ごすのは、人生の最大の損失ですね。
投資に限らず、良き指導者選ばんと。 
 
興味無かったけど、やってみたら、以外と奥深いってのも、いいですね。
カバディ、カバディって言いながら、走り回るのは、そりゃキツイ。
ただのネタスポーツじゃないって、説得力、原作うまいです。
マイナースポーツもの沢山のマンガ産出されましたが、
6年を経て、アニメ化って胸熱です。
報われそうにない情熱が報われる。 

 
相変わらず、旭川出身の漫画家さんのツイート貼ります。


他責の正当化で洗脳されるのだもの、腐敗しないほうがおかしい。 


我が身を顧みても、
子供の頃に悪い組織に参加しなきゃならないのは、教育上悪かったな。
 
 クソな社会やオトナに囲まれて、
  どう生き延びるか?
  できれば、さらにどう脱出するのか?
 
ずっとテーマなままだ。働くと虚しいのはその影響が未だに出てる。
良い環境に身を置くって、どうすんだろ。分からないまま。
 
 
一方で、良きライバルに恵まれて、好きを仕事にしても、悩みは尽きないのか。 
東野幸治『プロフェッショナル「クイズ、最高の一問」』を語る

その日髙さんっていう人がちょっと心の病になっていて、5年間ぐらいクイズの問題を作れない状態みたいな感じで。方や、その矢野さんっていうのはもう華やかな生活をしてるし。だから昔の一緒の同期の仲間が、方や順調に仕事を増やしていくけど、方やちょっと、順調に行くけどつまづきながらも、もがいている。頑張ってるっていう2人を描いたドキュメンタリーで。最終的にだからお題として「人生最高の一問を作ってください」って言って。一番最後にその問題を発表してもらうっていうドキュメントなんですよ。

で、それが面白かったから、ぜひ見てほしいと思ったんですけど。佐藤くん、見ていない? で、俺はその日髙さん、興味があったからTwitterを調べたんですよね。ほんだら、なんか俺も詳しくは知らないですけど。そのTwitterに書いてたんですけど。その日髙さんの両親の全借金を23歳の時に全部、自分が肩代わりして払ったりとかして。それで親子の縁を切ったけれども、相変わらずお金の無心にやってきますっていうつぶやきがあったりするんですよ。

こじらせナイトで勧められて見ました。
 
  
バディものと言えば、↓思い出しました。
 
一方は上達が続き活動領域が広がる、かたや同じことの繰り返し。
 締め切りに追われ自分のアイデアも出しながら執筆するか、
 アイデア出しの材料探しに終始するかの、
違い。
 
成果物が結果として返ってくるから、なおさら。
距離が離れてゆくよね。
日高さんが、私生活とは別に、クイズで燃え尽きたのだとしたら、
ただ知識を競う、早押し問題ばかり作ってきたからか。
そう観てしまったよ。NHKに課金して。
 
遊びがないと、クリエイティブは難しいのだろうか、
そこに成長の限界を見てしまったのに、頑張った。
日高さん真面目で、それも生い立ちの為せる業かと。

矢野さんは、クイズそのものへの挑戦とか、限界の無い方向を選んでる。
 
クリエイティブな遊びの余地ってのも、大事だな。
好きとはいえ、
どういう視座で好きと向き合うかも大切なのだと、知りました。
 
 
 
能力の活かし方も学ぶ。

アーロン・ソーキン監督は、伝記の映画化では揺るぎない名声。
実際を壊さない範囲で、ドラマ作るの上手。
 ・競技中の事故はない
 ・師匠はナイスな性格
 ・父親と確執はない
史実とは、このあたりは違うようです。
 
この映画面白かったのは、お客の選び方です。
「風立ちぬ」とか思い出しますが、平たく言うと「バカお断り」をやってます。
庵野秀明をイメージしてもらえばいいのですが、カットバックを多用し、
セリフでスピーディーにお話進めます。
情報量も多いので、脳のCPUのスペックが低いと追いつけません。
 ソーキン監督は、わざとやってますよね?
 
どう演出したって、面白くない人には面白くならない。
分からない人に分からせようとしない。
その割り切りが潔い。
これを面白いと分かる観客にオールイン。 
 

ポーカーって駆け引きの代名詞ですよね。
この映画、会話でずっと駆け引きしてます。
そこで、
 小さなくとも有益な情報拾えるか、
 ボーとしてるか、
優劣がつきます。
利根川が「大人は説明しない」と言う如く。
ボンクラはカモだ。
  
生きてくって大変だな、
どこかで、その他大勢を出し抜くって必要。
 
 
生きることの切なさを感じつつ、
ビジネスとは、「信用」だと教えて貰います。
脚本は観客を信用してます。
ま、
結局は、上客を掴んでないと、成立しない商売なので、
信用を勝ち取るゲーム。 
 
騙し合いのクソな世界に生きてるのに、
利害が一致したら、どこで信用するのか?
弁護士が携帯を渡すシーンは特に感心しました。
 担保を先に提供する、
 自分のルールを公平に守る、
我が身一つで生きるって、やっぱかっこいいな。
  
ラストに関しては解釈いろいろなようですが、
 司法取引に応じるか、
 黙秘し、もっと良い判決期待するか、
の選択でしょ。
情報公開しない報酬として、巨大な力が介入して、放免される。
そこは、ぼやかして描いてますよね。
ホントはもっとヤバい話だと思うのですが、映画は綺麗です。
  
 
さらにいくつか不満でした。
 
父親との確執は、本作に関してはいらないかな。
それより、師匠のナイスガイなとこ描くべきじゃね?
ケビン・コスナーは好演ですけどね。 
毒親育ちだから、こうなったかというと、
日本で一番悪い奴ら」でもそうですが、
優秀なアスリートだから、ゴール設定し方法さえ習得すれば、
雪だるま式に成功していく。愚直さの賜物。
 
ビジネスよりも、人生ゲームの勝利条件は難しく。
この人にとって父との和解は、ゴールじゃなさそう。
実際は、故郷に帰り起業支援などされてるそうです。
 
内面の何を満たせば、人生というゲームの勝利なのか?
脚本の着地は安易に見えて、そこは評価しません。
説得力が無い。
  
  
あと、ハリウッドでは有能な弁護士は黒人と相場が決まってますが、
熱弁を振るうのは、演技プランとして違和感ありました。
熱意では人は動いてくれない。
あんだけ、ずーと全員交渉ばかりしてるのに、
それは絵空事過ぎねえか。
熱意は信じてもらうことの対価にならんよ。
だから、担保に携帯差し出したのだし、
  
致し方ないことあるんでしょうけど、無理やり綺麗にまとめましたね。
 あの手この手で、結局放免され、
 もう一度やってやる!!って、方が拍手喝采だけど。
現実が落ち着いちゃったのなら、致し方なし。 
  
 
成長実感あって、クリエイティブで、能力が活かせて、 
そんなことがあったら、幸せかもしれませんね。

 

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