ホンモノは凄い、何で話題にならんのか?「神々の山嶺」「カルト集団と過激な信仰」

映画レビュアー系のyoutuber達、これ観ないで何をレビューすんだろう。
お金払う価値あるガチなもの観ないと。
 
日本のダメなところ。アニメのヒットは特にそうだけど、
定型で、余り余計なこと考える余地のないものが流行り過ぎじゃないかなぁ。
安心できる場所に感情が着地しないものは、なかなか流行らんな。
マーケティングは正義だと、つくづく思ったりします。
 
 
働いてると形式的、官僚的で、
大きくとも組織がペラペラに感じることは、ままあります。
昔は特に、このバーチャル感が苦手だったな、生きてる気がしなくて。
 
正しくなくてもいい。
ガチな作品に触れて、違う世界で生きないとと、日本で思い直したりしています。
  
 
「神々の山嶺」

観ていて息が詰まる、苦しい。Netflixじゃなくてスクリーンで味合う至福。
日本のアニメじゃないから、変に大衆におもねらない。
 
予習してからの方がいいかも。
モデルとなった実在の方々も、アレな方々で説得力が違います。
 
  

  
エベレスト南西壁ルートさらに冬季、無酸素、単独が、
どんだけ過酷かも予習しとけば良かった。

  
過酷なことに挑む快感を覚えては、
日常生活と折り合いつけるの大変だろうな。
自分の判断、意思決定によって自らの死活まで決定できる潔い人生。
世俗にうんざりする日常を生きては尚更。
責任取りたくないサラリーマンさんにばかり、注意が向いてしまう。
 
一日中、質の低い会議続けて何も決定できない。
一流大学出た人が就職する一流企業でこれじゃ、
日本の教育コスパ悪すぎ、
これで繁栄しようとは、
スニーカーでエベレスト登るようなもの。
  
 
森田勝氏は、登山原理主義的だったので、そんな悩みとは無縁だったかな。
長谷川恒男氏は、世俗でも優等生なるがゆえ、トレーニングの時間削れて死を早めたか。
 
登山ですら、集団競技から、
卓越した個のチカラで、と変遷してゆくのが興味深いですね。
 
能力があるなら、凡の中に埋没してはいけない。
要らないものは捨てて、己に挑まないと。
日本の選択は日本のもの、自分の選択は自分のものなんだし。
 
慣れちゃダメだよ。そう諭されてるような90分でした。
 
 
 
「カルト集団と過激な信仰」
アマプラで観ましたが、youtubeにも公式が。 

犯人が統一教会から分派し、対立してるサンクチャリ教会に傾倒したと、
ネットで話題になりましたが、ガセだったのでしょうか。
 
信じるって凄えなぁ。

TOPPANのCMが嫌いなんですけどね。瓜二つで、

世界のこととか、環境とかより、自分のことが大事でしょ。
社会への不満と選民意識。欲(不安)と罪悪感。
それがないと、組織は維持できない。
魂の自己救済に徹した、原始仏教は滅んだ。
 
日本で戦後生まれて、偏った洗脳を受ける。
カルトと瓜二つ。
今でも、どこまで自力で洗脳解除できただろう。それは分からなくなる。
 
敵視する分だけ、まだ洗脳が残っているんだなと、自覚はあります。
居心地が悪かろうと、ただそういう社会なんだと受容できれば、それでいいはず。
嫌なら出ていけばいいだけのことなんだし。
 
 
私も縁切ってから、元親を許せない反芻思考が続いた時期があった。
ふと思い出すと恨みは募るばかり、
本当は、良いことも有ったはずなのに、それは記憶から出てこない。
 
彼らが私の親であることを諦めてあげよう。
誰も殺さず、殺されもせず、よく受容できたなと、自分でも思います。
 
自分を満たすワークとか続けて、
あるとき、
 イチローがアマチュア野球のコーチの教習を受けるニュースを知った張本氏が、
 いつもの如く、喝と血圧上げた最後にポツリと、
 ”彼は私より野球が好きなんですね”と呟いた。らしい。

ああ、
 イチローさんが野球を愛するように
 山下達郎さんが音楽を愛するように、
 東京03飯塚さんがコントを愛するように、

私も愛するものを愛そう、
好きでもないなら、無理に愛さなくてよいよ。
 
突然、涙が溢れて、彼らへの執着がほどけてゆきました。
それでも、日本の社会に対する憎悪はまだ残ってって、
原因はなんだろうと、もう一度働いてみたりして、
 
彼が統一教会を憎むように、この国の洗脳を憎んでいた。
好きでないなら、愛さなくても構わない。
世界の課題は世界のもの、私の荷物ではない。
 
 
今はもう、自分で選べるんだから。
ちゃんと見捨ててあげられたら、良かったのに。
学歴より手に職を身につければ、良かったのに。
 
縁切れて清々とは、思えなかったのだろうな。
 
彼らの選択は彼らのもの、日本の選択は日本のもの。
泥棒になってはいけない。
働いてみて、肝に銘じます。

 

 

カテゴリー: 働くこと, 書評、映画評など パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*