現実を受け止める人は賢い撤退戦が出来る。対偶は末期の、維新の会・札幌ドーム・大日本帝國。「戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく 新たな未来を切り拓く「前向きな撤退」の力」「承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?」「人とモメない心理学」

現実を受け入れられない人は、賢い撤退戦は出来ない。
致命傷となる。
不適切な願望のため認知が狂うのである。
 
 
先日、滑稽で哀しい老醜に出会った。
承認欲求まみれのテイカーなのに、客観的自画像を受け入れられない。
少し迷ったが、認知の歪みを指摘した。
言い訳が続かなくなると、老人は逃げてしまった。
 
自分の意に沿わない現実を受け入れる。
そんな経験が出来るのは人生の幸運だと、残り時間の少ない人を見て改めて思う。
 
自身の発言に責任を持たないという対価未払を貫きつつ、
タダで尊敬だけされようという発想が泥棒である。
信用してはいけないタイプの人間なので、警戒は怠ってはならない。
  
一旦、泥棒になると、止めっれないものである。
自戒せねばと思いつつ、自分は既に壊れているかもという恐怖が離れない。
現実を受け入れられなければ、いずれ支払いを求められる可能性も高い。
 
意思決定に関わる仕事をするなら、
壊れやすい認知能力を維持できなければ滅ぶと知る。 
 
 
そんなことも時事ネタから学ぶ。
兵庫県の維新の会を見れば、損切り下手で滅ぶ気満々。
 
松本人志からの大阪万博は試金石で、乗り切ることができれば、
維新はいよいよ野党第一党かと、現実味帯びてくる。
が、日本には中道野党はやはり無理なようで、兵庫で散った。
斉藤知事そのものよりも、維新の県議たちの振る舞いが酷い
癒着と勘ぐられる庇い方するなら、議員ごと切らんと。
グリップ出来ない中央執行部は、もう党の命運を選択した。
敵より味方の方が怖い。世の常である。立憲にとっての蓮舫候補者の如く。 
 
 
それに比べて自民党は撤退戦が上手い。
このタイミングで総裁選不出馬は絶妙だった。
進次郎総裁でも、高市総裁でも、圧勝かもしれん。
日経平均7万円(by杉村太蔵)を信じる。
まあ、目先はアメリカのハードランディングからの二番底警戒だけど。
 
 
それはさておき、
戦うべき時節を心得、無駄な損害を避ける。
そんな経営に出会いたい。
  
見事な撤退戦を行う起業家の本。

若い頃、戦力外通告という自己認知とは違う現実を、
著者は受け入れざるを得なかった。幸運なことである。
 家業を継ぐことになり、また戦力外は嫌だと必死に働く。
 元々の中古品汎愛から踏み出し、ネットに出店する。(逆マネーの虎だ)
 更に、商材をブランド品中心に移行。
 
ここからが、すごい。
 ヤフオクやメルカリが浸透しだすと、ネットでの転売を諦める。
 業者向けに販売とがらりと客層を転換。
 自社でオークションを主催し、商材を売り捌く。
 遂にマザーズ上場。
 
人が集まるプラットフォーム作りが抜群。
サッカーのプロに成るだけでも凄いけど、
経営者の方が、圧倒的に才能あるのだろう。
 
元Jリーガは人生訓的なことも述べているけど、それはどうでもいい。
 勝てない場所にさっさと見切りをつけ、いたずらにリソース投入しない。 
 勝てる場所では、全力を投入する。
結局はそれが要諦。
私は損切り下手で、沢山の時間を無駄にしてしまった。と反省。
 
無謀な欲があると、さっさと撤退できない。
どうしうても、期待値の低い選択をしてしまう。
とにかく、無駄な期待を捨て、現実を直視することが第一。

自分にも他者にも。

猿に泳ぐことを期待し、魚に木登りを期待」すれば、すべてはまずくいく。
期待すべきでないものを期待することでお互いに不幸せになる。
「相手に期待すべきものを期待する」そして「相手に期待してはいけないことをあきらめる」。 
それをあきらめきれないから、社員も社長も努力しながらも会社は倒産し、親は子どものために働きつつ、親子は憎みあう。 
相手の特性、考え方、感じ方、過去からの積み重ねとしてでき上がった性格を知れば、相手には期待してはいけないことがある。 
それが知恵である。

私はかつて、
言動に責任を持つ能力の無い人物に、誤った期待をしてしまった。
責任観念の有無と、善良な悪性かは関係無いと知る。両方居た。
莫大な授業料を支払った。
 
 
それはさておき、 
一生、現実を受け止められないままの人も居る。
歳取ると、どうしても認知は歪みガチ、
そんな中での承認欲求は厄介。自分が恐ろしい。
  
 
しかし、勝因欲求が起爆剤になることもあると教わる。
京都では一代で大成功するベンチャーいくつも存在する、その秘訣を解説。
 
閉鎖的で保守的で、承認欲求は複雑に屈折している土地柄。
だが、
 都会人なので、個人主義。
 干渉されたくないし、利害に関わらなければ他人に干渉しない。
 田舎のように意味もなく同調させようとはしない。

 ベンチャーは既存とは戦えない土地柄のため、
 ニッチまたはブルーオーシャン戦略を取るよう宿命付けられている。
 協調しつつ、圧倒的にオリジナルでないと生存できない。

 カネより名誉を重んじる。
 屋号や職人の名は残る。ブランドが残る。
 信用第一のコミュニティで商売。

 京都にプライドも愛着もあり、人材が流失しにくい。
 本社も東京に移転しない。
 
 
選択と集中。枯山水みたいな。
無駄を避け、ブランドを育てる。
そんな秘訣があるという。  

 自分の利害にのみ責任を持ち、他者と無駄に関わろうとしない。 

それが一番大事なようである。
当面、自民党を批判する形で応援する野党しか出てこないだろうな。
批判される人たちの方がまだマシで、それしか選択肢が無い。
55年体制は盤石で、それで良いのかもしれない。  
 

岸田首相は、世間の評価より凄い人だと思っている。
 岸田植田コンビで年初から株価を上げ、
 日経平均4万2千円超えの最高値を記録。
 歴史的大暴落で、政権も終わる。
 
”新しい”とはゴリゴリの資本主義で、
聞かない力の発揮は見事。
間違った期待はしなかった。
多分身内にも、しないんじゃないかな。
 
私は総裁選で政策論争は無意味だと学んだ。
国政選挙で勝てる人を選ばなければいけない。
 最後の派閥の領袖が高市さん担げるのか? 折り合えるのか?
 三法師の後見人のように、非主流の元首相が多数派まとめるか?
どちらであっても、もう選挙で負けることは無いだろう。
アメリカがどんな利下げをしようとも、一時のご祝儀くらいはあるだろう。
 
 
生き延びる知恵と、滅ぶ愚。
多くの実例が転がっているのだから、習得しよう。遅くはない。
 
 
 
2024.09.07現在
2σタッチ前に暴落。
植田ショック前の上昇を目指すことは出来なかった。
週足だと20MAで跳ね返されたか! NY時間で覚悟。
完全に逆を取られる。
オハギャータイムに即、
売り玉を建て、買い玉はある程度整理。
痛い損切り。現物は塩漬け。
反転のタイミング伺うが、また雇用統計からすごいのが来る。
-2σからリバンドもあると思うが、
二番底覚悟し、上昇は総裁選後もやむなし。
 
進次郎総裁でも、後見人が無茶はさせまい。パパも歯止めになるだろう。
万が一にも目は無いが、石破総裁誕生なら、全力で空売るつもり。

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