ども、今日は用あって、MBKまで。
ついでにスーパーリッチで3270で両替して、紀伊国屋書店で、
を購入。
以前TPPの話しになって、
OK分かった。
農業が理由で、反対だっていうなら、
ちゃんと農業の話をしよう。反対の為の材料として利用するってのはナシな。
生産者の高齢化が深刻なこと。
イビツな流通。
コメだけ保護されるのは他の農家に対し公平か?
食料安保と言ったって、コメだけ食って生きてけない。
まずは、現状についてどう考えてんのか、答えてよ。
その上で、TPPにどう対処すべきか、ってのが筋道だよね。
も一回言うけど、
TTP反対するために、農業ダシに使うのナシね。
って、聞いたら、マトモな答え返ってこない。
彼らは、日本のコメ農家の破綻が明らかになったときには、
騙されたって、言うんだろうか。
せめて、無関心でしたって、言えばいいのに。
そんなこと、この本読んでて、思い出した。
生産者が保護されるために、逆にがんじがらめになっている描写は生生しい。
酒の席で、最初は農協関係者しか話さず、
ウチは自主流通で、と著者が答えたら、その人は退席し、
途端に、他の農家が農協の悪口を一斉に言い始めた。とある。
著者も農家の出身で、東京で不動産関連の仕事をする。
新潟出身だからという理由で、会社が農業に参入するとなり、白羽の矢が立つ。
農業現役の父親に協力を依頼すると、
子供にコメ作らすために、大学行かせた訳じゃないと猛反対。
子供に継がせたくないビジネスって時点で、
TPPの是非に関わらず、深刻な問題を抱えた分野である。
ま、医薬品でも保険でもそうだけど、
業界保護を訴える反対な業界ってなんかイビツだ。
TPPの内容以前に、業界のイビツさリトマス紙みたい。
ワタクシ、そう思ったものである。
だから、反対のダシに使うなよ。
オレにはもうちょっと深刻そうに見えるんだけどな。
閑話休題。
本の中では、日本のコメの問題が列挙されてるが、
それでもやはり、
日本のコメは美味しいと思う。
根拠ないけど、安全だとも思う。
著者も、国内で販売ルート難しく、
最初にデパートと契約とれたのはシンガポールだという。
富裕層は安全で美味しいお米を求めている。
カンブリア宮殿でも、神子原米はTPP参加すればもっと輸出できると言ってた。
確かに、日本でも、金沢行くと、もうワンランク上でご飯が美味しいと感じる。
他に、米どころ的なところでは、
仙台は、普通かなぁ。実感としては。いや、食事は美味しいんだけどさ。
ササニシキって今はあんまり作られて無いんだよね。確か。
コシヒカリとか、魚沼産とか、
ブランド信仰も実態と乖離してるって、本は指摘してる。
そのとおりだと思う、でもそんなことは、如何にブランド化して、
高くても安全で高品質を売るかってことで、
やりようによっては商機あるんだろうな、販路が全てとも言える。
ワタミは全国居酒屋チェーンって供給先あるのに、
農業ビジネス単黒にするの、何年も掛かってんだろ。
難しい商売だけど、守りだけで、守れるものでなし、攻めがなければ。
で、実際は攻めるだけのポテンシャルもあるんだよね。
生き延びる為に、保護されて、それでがんじがらめになってる。
そんな皮肉は、至る所に転がっているね。
現在生活の手段を確保したら、最大限効率化して、全労力の2割までミニマイズ。
残り8割は未来の仕組みづくりに使う。
常に必要なこと。
現状を守るだけでは、守りきれない。