「脱力タイムズ」で告知までするのか、と驚き、
本業じゃなくても主役だし、プロモーション活動も契約の一部かと納得した。
miletさん休業のニュースを知って、その決断が出来たのは不幸中の幸いだと感じた。
事務所は歌もドラマもと、福山雅治並みの活躍を目論んでいたのだろうけれど。
3月、映画館で予告を見た。
本職のアーチストさんで(恐らく当て書きで)リメイクという企画。
4月末まだ公開してる映画館を見つけたので鑑賞。
フジテレビが主幹だと映画が始まってから知る。それで出演したのか。
相手役は、
演技がやや大げさなのと、30歳にしては子供っぽく感じた。
ああジャニーズ出身なのか。
そんな諸々を彷彿とさせるエピソードを、作り手はブッ込む。
無神経なのか、確信犯なのか?
観客にバレないように感動で脱臭しつつ、残酷な現実を突き付ける。
・共感性は能力、無い人間は配慮出来るようには変われない
劇中、中島健人くんは、
妻を蔑ろにしたことを後悔するが、
編集者として二人三脚で育てた新人女流作家に恋愛を迫られ、
ジャニーズの王子様然と、”その気は無い”と無碍に袖にする。
もし見出した才能が絶望して命を絶っても、
”知らないカノジョ”に、ご執心を続けるのだろうか?
他者の心情を慮るような人間では到底ない。
人は悔いても、改める保証はどこにも無い。
学習という能力を保有しているとは限らない。
これは当て書きなのだろうか。
逆にそれもまた、アイドルの資質かもしれない。
・社会不適合者は”無能な働き者”にしか成れない
オタク女子気味の小説家は、売れて環境が急変し精神も不安定で、
さらに唯一頼れる人物にも突き放される。
逆恨みし、濡れ衣のセクハラ・パワハラの告訴とお話は進む。
自殺だったら、どうするんだろう?
脚本家はイジワルにも、
客に悟られぬように残酷を書いたのかもしれない。
ヤな奴が十八番のマジーの方が、ケンティより配慮が行き届いている。
対照的に、節度も保って、才能を保護して、
金の卵を生むガチョウを殺さないよう注意を払う。
アーティストの寿命も知りつつ、利益を最大化しながら、
いずれ別れるにしても、破滅させる結末は回避するだろう。
リスクマネジメントを行うだけの自制心も能力も有る。
一方、
小説の才能は有っても、ビジネスマンは無理と主役は描かれる。
能力を発揮しても、組織で頑張ると結局、損害を与えてしまう。
・無能な組織は滅ぶまで無能
日テレでなくフジの話だから大丈夫なのか?
女流作家が追い詰められようとも誰も助けない。
脚本上このエピソードは、
主人公が小説を書く時間を確保するための単なるキッカケ。に過ぎない。
上司の八嶋智人は、ただ存在するだけ。
ここに至るまでの予防も、
ダメージ軽減のための善後策も。
何もしない。
冤罪とはいえ、組織が受ける社会的損害は描かれない。
スポンサーの存在など知ったことではないと、作り手は確信犯かもしれない。
・夫婦円満と社会的成功は全くの別物
観客がワザと幸福を混同するようなハッピイエンド。
喜ぶのはちょっと早い。
人は変わらないから、結果は見えている、所詮元の木阿弥。
いずれバイバイする。
ま、お互いの多忙からのすれ違いを、離婚の理由に出来るだけ、
成功が実現された世界線はマシではある。
強靭な精神でなければ、エンタメの世界で成功を続けることは出来ない。
それが作品のメッセージかと愚考してしまう。
24時間プライベートを切り売りする鉄壁のプロフェッショナルと、
急なブレイクから一時休養を選択した佐久間チルドレン。
その友好を思い出してしまうほど。
ところが、
多くの観客は素直に感動しているらしい。休業宣言の前に鑑賞したからか?
物語の結末を単純に祝福出来ないようなニュースが既に、巷に溢れていたけれど。
うーん、
ロイヤルストレートフラッシュのように手札が揃っては、
作り手の意図を勘ぐってしまうのは、やはり不可抗力。
しかし、
背景は背景として、一旦遮断し、
作品は作品として評価するべきだとも思う。
三木監督の映画人らしい画作りは、観る者に安心感を与える。
音楽はややベタで、フジテレビのタイトルでスタートするが杞憂。
また美しくヒロインを撮るので、女優さんも嬉しいだろうな。
理解者、味方、悪役とそれぞれ適材適所のキャスティングで、これまた安心。
丁度いいエンタメのリアリティラインと演技・演出。
”もしも世界線が違えば”という王道のストーリーで、裏切りは無い。
(タイムリープとはやや違う、平行世界と多元宇宙もホントは別)
オシャレなエンディングに逃げることも出来たが、
ベタに大団円を演ろうとの意気や良し。
主人公が育成する乙女がメンヘラに病むので、
それって大丈夫なのか? と違和感を覚えた以外は、
安心安全に観ることが出来る作品。
坂元裕二作品のような、強いクセも無い。
だからこそ、
作り手は敢えて、危険な要素を入れたのかと想像する。
遊び心溢れる冒険。
お陰で感動は出来ないが、手堅い作り、完成度高し、と感心はしておりました。
特に、miletさんは予想を上回る好演で、
1年掛けて演技を学んだ甲斐がありしたね。監督の指導も上手なのでしょう。
不満は、途中がやや冗長なこと。
裏切るような展開は無いんだから、もっとサクサク進めて、
逆に、歌のシーンはたっぷりサービスしてくれと。
当然、歌が上手いのは↑知ってた。
演技は下手で構わないと思っていたが、完璧主義なんだろうな。
それが災いしたか。どう見ても優等生タイプだもんな。
「7つの習慣」より、こういう本↑こそ流行って欲しい。
前回、モルモン教からの自己啓発まで調べてしまって、つくづくそう思う。
誰でもしんどいときってあると思います。
「会社に行くのが本当につらくなった」
「家事が手につかない」
「何をするのもおっくうだ」
「朝なかなか起きられない」
こんなときに、とにかくまずやれるのは「休む」ことです。
-中略-
だからしんどいときは、まず、「休む」が大事なことです。
何も診断がついてないのに会社を休んだり、しんどさをうまく説明できないのに家事を放棄することに罪悪感をもつ人もいるかもしれませんが、しんどいまま仕事や家事をやっていては、いつか破綻します。これがベストの選択だと自分に言いきかせて、休養してくださいね。
なにはともあれ休むことが出来て、不幸中の幸いでした。
こういった「うつ状態」のときに大切なことは「休む」ことです。
心がダメージを負っている、疲れているんだから休むというのは、基本のキです。
食事と睡眠をちゃんととって休めば、心も体も整っていく。
そうすれば、病気でなければ自然と幸せを感じる心や体に戻っていったりします。しんどい出来事をきちんと受け入れるために必要な過程なんですね。
疲れていたり、しんどいときは、「まず休む」を覚えておいてください。
いわゆるポジティブは大抵有害。楽観主義者は最初に死ぬ。
騙されるのは、
コーチになろうと大金つぎ込む、ツルハシビジネスの優良顧客のような、
亡者だけでいい。
現実に生き残るのは、生存戦略に長けたリアリスト。
他人や組織が変化するような世迷言には耳を傾けない。自分にも相手にも期待しない。
でも、好かれたい人に好かれる技術より、嫌われたい人に上手に嫌われる技術のほうが人生には重要な気がします。
-中略-
基本的に、多くの人は相手にしなければ勝手に嫌って離れていきます。
「嫌われ上手」になって、つき合いたい人とだけつき合うのが「自分なりの幸せ」であり、無理せずがんばりすぎない人間関係のポイントだと思います。
戦いを略すのが戦略で、マイナス掛けるマイナスはプラス。
嫌われるべき人の為に、無駄に頑張ってしまったこともあります。
損切り出来るようになるのに、私は高い授業料を払いました。
ヒットチャートを賑わしていた頃の平井堅が、ラジオでこの曲↓を流して、
交わしたはずのない約束に縛られ、鬱が夜中に目覚めると告白していた。
何故こんな詞を曲に出来るんだと感嘆していた。
ポップスターは、
答えは用意されていないのに、締切のある仕事の辛さに耐えていた。
今は逃げていいと思うが、
私もサラリーマン時代、素人以下のマネジャーの元、
寝る暇を惜しんでコードを書いた時代もあった。
不規則な上に、ストレスで過食かつジャンクな栄養だった。
心身共に自分を守るのは、食事、睡眠、それから運動だと言う↓。
ジャンクは精神にも悪い。
規則的な生活を仕事が脅かすようになったら、辞め時です。
壊れる前に生活を取り戻すのが優先。
うつ病になった人は頻繁に間食したり、夜食をとったりする人が多い一方で、朝食を食べる人は少なかったそうです。
-中略-
朝食をしっかりとる人は時間管理ができて、そもそも心に余裕があるからこそこういった研究結果が出た、という可能性もあります。
トータルの睡眠時間量を確保するだけでなく、寝る時間と起きる時間をそろえる、つまりいつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけることが大事です。
太陽の光を浴びることで不安と不眠が改善される可能性があることも示唆しています。
メンタルに対する運動の意義を、正しく知ることも大切。
──これは運動によってうつそのものが改善するという側面ではなくて、うつによって起き得るさまざまな不調に対して、運動が効果を発揮する可能性がある、という点に着目しているんですね。
その通りです。うつによって上昇するリスクに対して、運動には一定の効果が認められるようです。
実は、対話の重要性を説くような書籍も読んだのだけど、
この映画の教えから外れることに気づく。
共感性の低い人は低いままだから変わらない。
そこで努力するだけ無駄。
ユメユメ甘言に乗ってはいけない。
一時的な成功を、家庭の幸福と勘違いさせるハッピイエンドの意味を悟らんと。
マインドフルには、瞑想だけでなく、
感謝や祈りも良い効果が脳にあるそうです。
いろんな人が、いろんな事を言うよ。
時代につれ、様々なコンセプトを打ち出すポップスの巨人ともなれば、
無理解も嫉妬も、有益な助言も、いろいろあったはず。
全てを受容するフリで無視する。メンタルを鋼鉄に鍛える。
「不毛な議論」にゲストで呼ばれる当時から、
クズ&モンスター芸人のスキルが高いことは皆知っていた。
しかし敢えて、その得意では勝負しない。
2025.05.02 10:30現在
日銀総裁の発言を受けて、2σタッチまで一旦上昇。ドル円は145円台。
翌営業日が水曜というのはツライ。
石破総裁誕生時の谷を目指す気もするが、
連休中にトランプ発言何あるか分からない。
買い玉は可能なら利確、打てるツナギは打つ。
連休明けを待つ。