生産性と虚しさ

ども、ホーチミンに居ます。カンボジアから来ると夜が明るい。
精神的には凹むこともあるんですが、元気です。

ところで、
反原発派の人って、国民負担の話しを始めると、
途端に黙ってしまいますね。今のところ例外は一度もありません。

ニュートラルな方とは、マトモな対話になるのですが、、
放射能の影響と陰謀論に終始しますね。

とにかく、被害者でいたいんだろうな。永遠に。
かつ、第三者で。
 
 
放射能の影響はともかく、陰謀論はいい加減にしたらどうか、

どういう負担において、収束へのプロセス考えるべきか、
議論はその国民合意形成のためにしようよ。

あまりに生産性が無い。
 

と、言ったところで、思い出した。

一杯残業したり、いつも忙しそうなのに、生産性低い人って、
居ませんでしたか?
職場に。

そんなところこだわるために、会社は貴方に残業代払ってんのかなぁ。
ああ、そういう人は、よく忙しいの自慢してたね。

生産性が無いことのエクスキューズする認めるくらいなら、
給料上げるから、定時で帰ってもらえないか。

オレなら、そういうけどね。
未来工業の山田会長みたいに。

権限委譲の肝の一つは、
担当者を当事者、責任者にしてしまうということ。

指示されて作業するのは、代理人。
命令されたからという、逃げ道がいつでも用意されている。

ちょうど、無関心で、都合の悪い結果が出た時、
騙されたと言い出すのと一緒。

「任せたから」
いい言葉だね。

この言葉を言う以上、
失敗したときの損失は任せた側が覚悟することになる。
 
本気で任せたら、
日本人の場合、通常は任された方も全力で頑張る。
 
当事者だから、真剣になるよ。

後は、常日頃から、生産性に意識持てる社風かどうかだね。
頑張ってるけど、成果産まない人にしないために。

で、「常に考える」って言う。
 
担当者の方は、現場の状況は熟知してる。マネージャより。
その範疇ではあるけど、真剣に考えてくれたら、
それ以上の答えをマネージャが出せる可能性は低い。
  
 
だったら任せちゃえ。
マネージャが考えることはもっと他にあるもの。

日本の職場環境って、職人型っていうか、
見習い、追い回しが修行重ねて、立板、花板にあるって、
タイプのキャリアがほとんどで、

ハリウッドみたいに、
監督は最初から監督、
コーディネータは別の専門職って分業は少ない。
助監督がコーディネータ役で、出世して監督だもの。

マネージャはマネージのスキル。
選手は選手のスキル、最初から分けた方がいいと思うよ。
 
 
なんでかって言うと、
マネージメントスキルのないベテランや上役が多すぎるんだもん。

こういう人の下で働いてたら、マネージメントスキル身につかないだろうな。
そういうところで、若い人には働いて欲しくないなぁ。特に日本では、

ただのワーカーの仕事は、これから安い国の台頭で、益々勝負にならなくなるし、
最低限、自分をマネージして、自分の生産性は確保できる人材じゃないと。
ブラックから抜けられない人になってしまうだろう。
 
手持ちのリソースで、パフォーマンスを最大化するのがマネジメントだから。 
自分でも、他人でも本質は変わらない。
 
 
ジョブズが語ったこと:「A級人材」だけでチームを作る
そういう人だけを、集められたっていう、業種と時代と地域に恵まれたんだけど、
自覚的にそういうチームを作ろうとしたなら、やっぱ卓越してるよね。
 
逆に、実際は。
A級の人だけ残り、それ以下の人は退場してゆくような環境を演出したんだろうな。 

多分、
ジョブズはアメリカ的なやり方で、
山田会長は日本の文化に会った方法で、

リソースの最大パフォーマンスを追求したんだろう。
   
 
今前回の帰国、そして、それから今日までの活動内容、振り返っていて、
ちょっと凹んでいるんだけど。

マネジメントについて、改めて見つめ直す機会を得たことは収穫かな。

仕事は、「何を」より「誰と」が全てだね。
お金で報酬を得ようと得まいと、関係がない。

虚しいものは果てしなく虚しい。

日本の、いや世界の、
報道が歪んでいるのは、先刻承知だ。
しかし、陰謀論を聞くたびに感じる感覚と、
 
意義の見いだせない仕事に時間を費やすときに湧きだす感情は、とても似ている。

ああ、虚しさでなく、充実にフォーカスしなくちゃ、生産性が毀損するね。



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