世界を分けて2つ

ども、ホーチミンは雨降り、涼しいので楽です。
ま出歩く気はしない。宿のおばちゃんが、昼メロ見て、もらい泣きしてます。

そんな今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

ところで、
猫の首に鈴をつけるって話、あるよね。
フェイスブックで、相変わらず原発、特に汚染水の話しててね。

フト、思い出したんだ、
世界を二種類の人間に分けることが可能だという。

この世には、当人と別人(他人)の二種類しか居ないそうだ。
被害者と加害者ではなく、当事者と傍観者の区別しか無い。らしい。

私は、被害者ズラする傍観者には要注意だといつも考えてる。

汚染水の報道を聞いて、
循環的に冷却装置を稼働することは、2年経っても困難な様子。
右から左では、いずれ満杯になるだろう、
当時はやっつけ仕事でもあっただろう、漏洩も想像はされた。

除々に、事態の深刻さ度合いが明らかになってくる。
いつも言ってることの繰り返しで、申し訳ないが、

東電を主体とする処理では、もう限界だろう。

当初よりワタクシ主張しているように、
国営化と破綻処理を、
そして、原子力については、国を主体とした体制の再編を。

問題の大きさから見て、国でなければ、もう対処できないだろう。
 
 
で、オリンピックのニュース。
500億の予算、一国の首相による世界に対する宣言。

コントロール下にないことなぞ、みんな知っている。
誘致の為の方便であることなど、みんな知っている。

それでも、
予算が付き、国を主体とする道筋が見えたこと、
それが世界の監視下にあること。

依然として、問題は問題のまま存在するが、
それでも、まずはめでたい。
これだけでも、オリンピック招致の効果はあった。

朗報と捉えたワタクシであった。 
 
  
で、
オリンピックは国民の関心を福島から逸らすための目眩ましで、
かつ、国民負担の話しを始めると途端に口をつぐむ人達と遭遇。

この温度差に、
いいなぁ、お気楽で、幸せそうな人生だ。
って思ってしまった。

いつものごとく、正直に心情を吐露したところ、

良識派の方からの指摘も頂いた、
極端な反原発派を糾弾しても、感情の悪化を招くだけ、
むしろ、多くの情報を提供し、状況理解を進めるしかないのではないか。
  
情報リテラシーといえば、
いまだに「政府やマスコミに騙されないこと」というレベルの人だっているんだから。
人間だもの、情報リテラシーの格差はある。
陰謀論だって、彼らには彼らの正義感だってあることは事実。
 
いたく感銘した次第。
    
 
ああ、そういえば、  
作業員の実態
例えば、このニュースを聞いて、東電を叩くのか、事故の収束にフォーカスするのか、

その差は、果たして情報に対する能力の問題なのだろうか、態度の問題なのだろうか。

この世には、被害者と加害者の別ではなく、当事者と傍観者の別しかない。
他人の痛みは3年でも耐えられという。

だって、リトマス紙のように分かりやすい、負担の話しをすると途端に逃げちゃうんだよ。

人は信じたいようにしか、信じない。
理解したいようにしか、理解しない。
見たいものしか、見ない。
そういう存在である。

恣意性とでも言うのかな、
何年この世に居ても、その実感が変わることはない。

この状況において、
収束のススメ方について何ら言及せず、他のことに意識を集中出来る人って、
どこに住んでいるんだろう?

首相の「コントロール下にある」発言が
嘘かどうかにフォーカス出来るのは平時だと思ってる証拠ではなかろうか。

嘘なんだけどさ、
じゃあコントロール下にあるようにするために、主導的な役割を果たせよって、
焦点はそっちだと思うんだがねぇ。今は緊急時だもの。

みんな、日本に住んでるはず。だよね。
いや、日本人はもう、日本に住んでいないのかもしれない。
オレが日本の事情に疎いだけかもしれない。

オレは住所は無いけれど、
仙台と柏に生活の基盤を依存してるから、、
これが、北海道や九州だったら、また感覚が違うのだろうか。
 
 
本音を言えば、対岸の火事だと思える、その想像力がオレには理解不能だ。
おそらくオレは、彼らを理解したいとは思っていないのだろう。

いや、彼らの欺瞞を理解して憎んでるだけかもしれない。

ま、でも気を取り直して。

原発の問題は、国民が当事者である。被害者、加害者の別の前に。
そういう意識のある人が多数派を占めることによってしか、
負担に対する国民合意は形成されないのかもしれない。
ならば、
そういう人に手を挙げて貰えるよう、声を掛けるしかないんだろう。

へこたれてますが、私は元気です。

あれから二年半か、たしかあの時は前日にKLから羽田に着いた。

もうすぐ、日本に人が生活しているのかどうか、この目で確認します。

人は、現実をそのまま理解するほど、賢くも強くもない存在。
太陽と死は直視できないという。

五感を通じて得た情報を脳が解釈して、一人ひとりの現実を作る。

この世はマボロシという話しを今回はしようと思う。



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