「リバー・ランズ・スルー・イット」全てが端正なハンサム映画(*´꒳`*)「アメリカの鱒釣り」原風景o/ ̄ブラピの2代目襲名披露


ロバート・レッドフォード追悼第2弾、文芸坐へ。
スクリーン鑑賞の折角のチャンス、奇を衒わず丁寧な造りの作品も観たい。
粗い作品の次は、本格派を求めた。
当に予習はセず。
 
 
 《 開演 》
 
 
まあ、全てが端正でハンサムな正統派。

師匠から弟子へ、ニ代目襲名披露だと、スクリーンで堪能しますが、
御尊顔のみならず、
撮影も音楽も美術も全て、美しく整っておわす。
 
これだけ、余計な事しない映画で、
車始め年代もの揃え、オープンセットも組んだと思われる。
おカネの掛かる作劇で、
大規模映画として、興行的にも成功させたのは、
映画人ロバート・レッドフォードの力量と、時代もあるかな。

1992年の公開で、舞台をさらに百年前とした、原作もの。

舞台は、信州は千曲川流れる山深い田舎で、
マクリーン先生は、
 厳格な父親の元で、文章の英才教育を受け。
 早稲田大学に合格、東京に出る。
 院卒の後、一旦は地元に戻るも、遂に東北大の文学部教授に。
一方、
弟は、
 無鉄砲な気質も持ち、実は出来の良い兄にコンプレックを抱え、
 地元で新聞記者と成るも、ギャンブル依存症気味。
 (ブラピも酒に溺れた時期もあったらしい)
 表面上は陽気だしハンサムだが。内実は複雑かも。
まあ、
優秀かグレるか、子はニ択になりガチな父親。
 スコットランド移民であることを誇りに、
 新教の敬虔な牧師。
 慎ましく暮らし、釣りも信仰のように愛する。
 (新教の中の派閥までは私は分からない)
 
 
川の流れのような人生を回顧するお話。読んでないけど。
一見、地味に見えて、エピソードは起伏に富んでいる。
本作、エピソードの選択は淀みなく。
スリルあり、笑いあり、悲劇あり。端正にバランス良く尺に収まる。
 
主演のクレイグ・シェイファーが無骨そうで、丁度いいブス。
ブラピのフェイスが引き立つ。
やっぱレッドフォードはクラシカルな佇まいが似合う。
俺が若かったらこうするね。とニ代目に仮託して撮る。
そこで、ただのソックリさんでなく、
ちょっと野蛮で、でも影のある役どころは、
ブラピのオリジナルだとも思う。
 
 
一切邪魔せず、無駄なく、淀みなく。
流麗な映像を堪能しておりました。 
 
 
そういえば、レッドフォードは矢口高雄のファンだったと聞いた。 

私も、フライフィッシングという釣りをこの漫画で知った。
なんだか、難しそう。アートな釣りだと、アートな絵で知った。

人工物は自然を模すとしたものだなぁ。
と、うっとり画面を眺めるのが、映画館にゆく価値だなあ。
 
 
ああ、ブリテン島から来た人達にとって、
これが原風景なんだろうな。釣りも家族も宗教も。

ずっと昔読んだ本思い出した。
 
レッドフォードは現役の頃から懐古趣味的だったんだよな。きっと。
当時の私は、そんなこと気にしたことも無かったし、
ときどき、ハリソン・フォードと間違うし、
ポール・ニューマンの方が好きだったし。
  
ああ、でもやっぱり、この映画は、
レッドフォードならでは、
そして若い頃の自分の役をニ代目に。 
 
 
今では、
こういう映画そのものが、古き良きアメリカになってしまった。 
 
 
元々は、先住民の土地で、
お前らはブラックバスだろって、モヤっとしないよう、
黒髪の美人が登場するけれど、当時の姿を描いただけ。
白が黒になるお姫様の時代とは、隔絶の感があり。 
 
もう、ハリウッドは本作のような映画作れないだろうな。
風格漂うのに、娯楽としてもちゃんと丁度いい。

何故か、満ち足りる。 
 
 
そういえば、マーク・アイシャムという人の事は知らなんだ。
有名なはずなのに。
邪魔せず、ゆったりと、いざなうように流れる。

ああ、ロケットボーイズも、この人だったのか。

懐古的で、かつ世界の広がり、永遠を感じさせるメロディ。
 
もう、ハリウッド映画で、こういうサントラは掛からないだろうな。
こういう音楽が似合う映像も、ハリウッドじゃ難しかろう。

  
古き良き時代を描けた、古き良き時代の映画。
ただ愛でれば、それで良し。
   
  
 
逆らわず、作為を見せず。流れるがまま。

 
 
 
2026.01.28 20:30 現在
 20MAに乗っかって、一進一退。
 衆議院選挙の結果で大きく動くだろう。
 期待で買われると、きっと市場は期待している。
  

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