「パキスタン紀行2014春」#14 20140506 ラフォールへ移動。

飛行機もFIXだし、旅を続けるか。
カラチカンパニーのバスターミナルへタクシーで移動。150ルピー。
どうやら、大体どこも150ルピーが相場みたい。
で、800ルピーでラフォール行きのバスに乗る。

バスガイド役の女性がいて、水やペプシをサーブして周る。
働く女性もいるんだなぁ。

隣の席の人はラフォールのボディビルダーチャンピオンだという。
ドイツに行ったことがあるという。
今はラフォールの5つ星ホテルで働いているといってた。
愛想が良く、陽気な男である。
 
働く女性、陽気な男、イスラマバードでは珍しい2つのものに遭遇。
 
が、良い人かどうかやや微妙。
ボディビルダーは途中休憩地で、なかなかバスを降りようとしない。
彼のガタイでは、窓側の私は降りられない。
係員に注意されようやく外にでる男。
根拠無く疑うのは良くないが、オレの荷物を狙ってるフシがある。
うーん。気をつけた方が良さそう。
 
 
バスは大きな河と穀倉地帯を抜けて行く。
今刈り入れしてるのは、多分麦だと思う。
年に何回取れるのか知らないが、国が飢える心配はなさそう。
 
昔ミャンマーでも思ったけど、
食料自給率が高いのは大きなアドバンテージである。
経済音痴な政治でも国民が飢えない。
この国の政治についてはなんとも分からないが、
オレのレベルでスパイって疑われるんだもの、国費に対する負担は重いだろう。 
 
 
そんなこんなで、
午後1時発で、6時前に着いた。 
バスターミナルからは、オートリキシャで駅の近くのホテルまで。
相場は150ルピーらしいが、
300という多くの客引きが言う中で、
200で行くと最初に言ってくれたので、それで決めた。
有吉弘行によく似た男である。

途中、突然止まる。
有吉が何か言う。降りて、そこで待っててくれと言ってるみたい。
どうやら、パンクだ。
なんか散々な旅であるが、それもまたよし。待てというなら待とう。
家具工場の前で止まったのだが、
 
椅子を出してくれて、甘い揚げ菓子をもらう。
純粋な無償の親切を受ける。
ラフォールはイスラマバードとは人が違う気がする。
ハノイとフエくらい人が違うのではないか。
人が随分気さくな印象を受ける。

結局、30分くらい修理を待つ。
シングル650ルピーの宿にチェックイン。この部屋で650なら立派だ。
そしてなにより、人の愛想が良い。イスラマバードとはエライ違い。
やはりハノイとフエくらい違う。

文化あり、観光客も多いところはホスピタリティもそれ相応と実感す。
それと、システムが変わってて、チェックインから24時間で一泊代を先払いする。
何時チェックアウトとか決まってるわけではないらしい。
旅行者にありがたいシステム。 
 
WIFIは使えないので、シャワー浴びて寝る。
電気がついたり消えたり、電力事情は相変わらず良くないようだ。

夜9時頃目が覚めてしまった。空腹である。
ホテルの食堂に行くと食事はまだ出せるという。
メニューの中で、出来るのと出来ないのがあるので、オーダー難航するが、
チキンビニヤリとダルを選択。
 
食堂にもテレビがあって、ニュースやってる。
女性キャスターもいるところからも、女性が働くこと自体ダメなのではなく、
女性の職がまだ少ないのだろう。多分緩やかに変わって行くと思わる。

20分くらい待って、
想定外のボリュームで来る。美味いけど一人前で十分。頑張ったが残してしまった。
ダルは油が強い、もっとサラサラしたものを想像していた。味はやや辛め。
 
今日はいろいろあったが、とりあえず満腹で、寝場所も確保。
ゆっくり寝てから、明日のことは考えよう。
もう予定は無いのだから。
日本で泊まる場所を探して、全国を歩きまわる夢を見る。 

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