「ラオス南部行き 2014.07」#7.1 番外編 中古車輸出ビジネスの基礎知識

ああ、そうか、中古車輸出ビジネスを想定しながら、道路や車を眺めたりしないのか。
あえて説明してないものね。スパイにとって有益な情報の9割は日常生活で入手可能的な。
そういえば、チャント書いたこと無かったもんな。ヒントだけでイイかと思ってた。
 
まあ、自動車の流通事情は、その国の経済水準知る有力な手がかりではあるから、
ビジネス興味無い人も、ちょっと聞いておくれな。
 
 
「ラオス南部行き 2014.07」#7 パクセ歩いて、交通事情を知る 20140628
http://sanpome.net/?p=1723

への、友人Aのコメント
>アジアの旧イギリス植民地で、何故かミャンマーだけは右側通行ですね。
>右ハンドル車が目立つのは、単に日本車が多いだけだと思いますが…
 
ああ、そんなこと気にするのは、中古車業者だけなのかと。
 
 
えーっと、何から話そうか、
<歴史的経緯>
 イギリス式は左側通行で右ハンドル。
 それ以外の多数派は(アメリカや、フランスなどの欧州)その逆。
 これは自動車の発展の歴史と関係あるけど、興味ある人は自分で調べておくれな。
 
 で、旧英領は当然イギリス式、なのにミャンマーだけ右側がクルマ。
 独立を守ったタイもイギリス式。
 日本は明治の時にイギリスを手本にしたからイギリス式。確か。
 旧仏領のベトナム、ラオス、カンボジアは左側、ユーロ大陸方式。
 
 ミャンマーだけ謎だが、
 交通ルールは、国の歴史や近代化の生い立ちと関係してる。
 
 
<逆ハンドルと輸出先>
 で、逆ハンドル禁止という国もある。
 ベトナムで右ハンドルが許可されたのは、確か最近。
 インドシナ三国では、トヨタも左ハンドルだ。
 
 また、場合によっては、新車と中古車で規制が違うかもしれない。
 ということで、
 日本車の中古車を輸出しようと思うのなら、
 アフリカ、インドの周り、ロシア、
 この辺が中古車輸出先として思い浮かぶが、
 当然、右ハンドルの国ということになる。
 韓国車なら、その逆だ。
 
 
<中古車事情と国情>
 中古車の輸入を許可してる国もあれば、新車のみ許可という国もある。
 ベトナム、カンボジアでは中古車は見掛けない。
 更に関税が高すぎると、バイクの比重が大きくなる。
 部品で入れるか完品で入れるかで、関税違うこともある。
 
 それはさておき、
 JETROとかで最新情報を確認するのは大前提だが、当然街を歩いて突き合わせる。
 型式の古いクルマが走ってないかどうか、(古いマークⅡとか)
 「XX旅館」と書いてるミニバンとか、「〇〇工業」のトラックとか。
 パクセでは、ホテルのマイクロバスは払い下げだった。ハングル俺は読めないが。
 
 表向きのルールと実際の流通が違うことなんてザラ。
 (この点についても最後に触れる)
 
 国産ブランドが無くても、タイのように自国生産の国もある。
 タイで乗る日産はタイ産だ。こういうとこじゃ商売にならない。
 
 
ココらへんがレッスン1で、中古車ビジネス出来るかどうか、
需給や規制の実態が大体、街を歩けば想像がつく。
 
 
まあ、
今は変わっちゃっただろうけど、あの国はよく分からなかった。
<中古車市場もでかい、謎なミャンマー>
 中古車を輸入するにはライセンスがいる。
 ある時、ミャンマー政府を特定業者しか認可しないようにした。
 ある日本人は、それで中古車業できないくなって、
 チェンマイで別のビジネス始めた。と本人が言ってた。
 
 ミャンマーのルールは当時、特に謎が多くて、
 武士にあきんどのことは無理だと思ったもんだった。
 
 数年前、タイのメーソットで、
 日本の中古車をミャワディ経由で入れてる人物にも会った。
 ま、コネクション次第だろうな。
 
 
あ、そういえば、
<中古車といえばパキスタン>
 富山の港町には、パキスタン人多数。中古車業者ばかり。
 パキスタンでも、日本の中古車見かけた。
 当然、パキスタンは右ハンドルだ。
 
 でも、外国人が輸出するのは確か難しい。
 実際、パキスタン人もパキスタン向けに輸出してるとは限らない。
 日本で中古車といえば、パキスタン人やバングラデシュ人が何故か多い。
 理由は知らない。
 
 
ま、徒然に書いてしまったが、
あとは、交通量とクルマの種類と道路のインフラを見れば、
国情とか、これからの発展とかも、想像つくもの。

 
パクセで、
トヨタやヒュンダイの販売店が幹線に並んでるのは偶然じゃない。
 
 
あ、記憶のままに書いてるので、鵜呑みにはしないでおくれな。
最新の正確な情報は、JETROとかで、ググれカスってことで。

それと大事なのは、体感する情報とネットの情報の突き合わせ
 同じな事もあれば、
 微妙に違うこともあれば、
 実態が全然違うこともある。
 
体感とネットでは、情報の質というか意味が違うってことは、
常に意識して置かないとね。

何やるにしても、体感ゼロは止めといた方がいい。
かつて、バンコクでサロンやりたい人に、
「バンコクにスタバのようなカフェありますか?」と訊かれ、
「ていうか、スタバがバンコクには幾つもあります。」と答えた。
 
 
あと、くどいけど、
体感する情報とネットの情報の区別ない怠惰さじゃあ、
情報に踊らされることはあっても、活用する側の人間にはならないから。
受動的な人と能動的な人の違いは、そんなとこでも差がつくよ。

ホーチミン在住長い日本人に向って、
「ホーチミンの人口どれくらいですか?」とか、
ググれカスな質問するのは止めようよ。相手は市役所の職員でもないのに。
 
 
ああ、説教臭いな。

でも、
そんな奴いねーよ。って言うだろうけど、
意外とそういうことしちゃうんだよ。
にんげんだもの。便利に流されやすい。オレもそう。
 

まあ、意識が習慣を作り、運命を作るってことで。

 
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