規格から外れたら発達傷害か？
スーパーで売られる真っ直ぐなキュウリを連想してしまった。
正常がそれほど正常で、常識がそれほど常識ともオレは思わない。
ま、でも、オレはそこまでヒドくない。とは思う。たぶん。。
ども、主に新幹線の中で読みました。
今回滞在短いこともあり、時間をお金で買う移動です。
ちょと疲れちゃって、いいホテルにも泊まってしまいました。
で、まあブックオフで買ったんですけど。
ああ、オレも思い当たるフシあるから、ひょっとしたらそうかも。
と、恐る恐る読んでみました。
この本の「妻」は高機能自閉症で、いわゆるアスペの方。
全く正常な、技術者の夫との生活。
その相互理解による歩み寄りと、ディスコミュニケーションな日常を描く。
空気は読めない、常識は無い。コミュ障である。
でも、言語能力は高く、好奇心は旺盛。旅行も大好きだそうだ。（数字は全くダメだが）
イチローもアスペだと言われてる。
マイペースに拘るから？ 無愛想なマスコミ対応だから？
で、何が問題なの？
正常だから価値があるってことでも無い。
全科目平均点なら高得点になるって訳でもないから。
発達障害の問題は、
普通の人が何でもないことに、対処出来ない。
で、パニックになる。
「普通の人と同じように」でなくてもいいんだよ。対処さえできれば、
例えば、人と会うのが苦手なら、
会わなくても済む手段で、生計立てば問題ない。
自分と環境を良く知って、生存戦略が成立するなら、
それでいいんだよ。
それを子供のころに教わったのはこの本だった。
優等生というのは、五感がバランスよく揃ってる存在。
そうじゃない欠陥車でも、欠陥車なりのレースの仕方はある。
ただ、自分を承知して、独特の鍛え方をしないとダメ。
ま、そういうことに尽きるよね。
苦手なところは極力避け、ストロングポイントで勝負する。
香川がボランチやっても、しょうがねーヨ、移籍しろって思うでしょ。
まあ、この「妻」立派だよ。だから本書くまで到達した。
問題が起きても、決してアスペのせいにはしない。
それを受け入れて、克服しつつ生きてくしかないという覚悟がある。
空気ばっか読んで、何かのセイにしてばかり居る人達より、
ぜんぜん立派。極めて立派。
まあ、一緒に暮らすのは大変だと思うけどね。
だれでもね、対処出来ないものには不安なんだけど、
戦ってる感じが男前ね。
戦うというか、向き合うというか、
仙台でも、
知識だけ増やして、危険だと言いながらなんもしないんじゃ、
結局リスクとは向き合わず、知識増やすことで不安の代償行為にしてるだけ。
オレも重度なアスペ並に空気読まないこと言った。
だって、いい大人がそれじゃ困るもの。
少し壊れた人の方が、日々リスクと向き合うの慣れてるから、
その点、アドヴァンテイジがあるんだろう。
幸運は必ずしも幸運ってわけじゃない。
仙台でも、放射能ったて、
俺らオッサンはもう、ドーデモいいよね。
問題は、胎児や子供のこと。
不安が母親のストレスになるなら逃げるがよいと思う。
逆に新しい環境がストレスになるなら、逆効果。
放射能フリーだが、お姑さんと同居でストレスとかじゃ、意味ない。
放射能を軽く見てるわけじゃなくて、
母親のストレスの子供への悪影響を重く見てんだよ。
毒親って言葉があるけど、
親は子供というはけ口あるけど、子供は無いから。
正常だからって、
危機に強くてパニックにならない訳じゃない。
リスクに対して何もしないけど、
不安はちょっとズルいやり方で解消して、
問題先送りするの上手いだけだもの。
上手に生きるってのは、
日本的な同質化志向することとは必ずしも一致しない。
自己主張強いとか、白黒つけるとか、言葉通りの契約とか、
日本より生きやすい環境があるなら、移住すりゃいいんだよ。
別に、日本が世界標準って訳じゃないんだから。
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