橘玲の新刊「バカが多いのには理由がある」 は電子書籍でないので今日買った。ブログでも読めるけど。

今一読しました。週プレ連載+ブログ公開の加筆修正でしたね。
橘玲がこれを書く内的必然は、悲痛に実感します。
でも、あとがきの結論は、ボクはちょっとだけ違う。
 
 
ども、柏は人が多いですね。老人も多いですが、 
若者も普通にいます。世は夏休みってことですかね。
前回は老人だらけだった印象があるんですが。
今、この街のキャパを実感してます。
北関東の首都圏の玄関口として、このまま定着するかな。
ま、ホットスポット呼ばわりされるのも、ウラハラです。
 
個人的な問題は、家賃と物価の関係です。
このエリア、人が多いのは嬉しいのですが、需要も微妙に変化している。
油断禁物です。
日々精進、差別化が大事ですね。
 
そんな今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。三歩目です。
電子書籍化されないので、やむえず、柏の書店で買ってよみました。

 
 
ま、週プレの連載でもあり、ネットでも公開されてます。
記事一つ一つは、既読な人も多いでしょう。
なので、改めて新刊手に取ることについての、価値は人それぞれでしょう。

とりあえず、ここでは、全体を通してのテーマ性について、

あとがきより、
 たいていの主張は最初の3行を読むだけで、
 書き手の立場と結論が分かってしまいます。
  ー中略ー
 有意義な論争にはなにひとつ貢献しません。
 扇情的な反中・嫌韓も同様で、
 まともな人は無意味な論争からさっさと身を引いてしまいますから、
 けっきょく、残っているのは”バカ”ばかり、
 
 
感情の消費と、スロー思考の欠落について、ですね。
せめて少しでも、スロー思考心がけて、正常保ちましょうよ。
既にバカな自分を。
って、ことですね。

我々は常に、ファスト思考が得意というだけでない、
信じたいものだけを信じる。

その選択にファスト思考が使われてる理由が説明されてゆきます。

欺瞞の合理、そんな言葉が浮かびます。
 
 
ボクも最近、フトこんなこと言いました。
 見たくないものは見ず、聞きたくないことは聞かない。
 この態度を欺瞞と呼びます。
 平和な時の反戦論を語る人に、
 アメリカが撤退したイラクやシリアで内戦での死傷ならいいのか?
 と聞くと答えがありません。
 私には、いじめを無かったことにする教員や(母)親の姿がダブリます。
 彼(女)達も平和主義者でした。
 その代わり、いざというときは保身に走り戦ってはくれません。
 自殺→戦死。不登校、うつ病→戦傷と考えれば、
 そんなに平和な社会で生きてる訳ではないのに。

人は恐ろしいほど、合理的な存在です。
欺瞞には心理的な合理があります。

面倒な問題解決に関与しなくても、精神的には満足を得られます。

スロー思考でなければ、
問題の特定や、その適切な解決法の提示は、出来そうにない。
そんなことも、現実にはあると思うのですが。
それは、好まれません。好みません。

問題解決のため、スロー思考始めると、
(心理的なものも含め、)何がしかの代償を要求されてしまう。
タダでは済まない。
橘玲はその合理を多彩な例で、示します。

放射能の話でも、http://sanpome.net/?p=1863

知識は分かったよ、「で、どうするの?」
勉強の努力と、決断が乖離してる。スロー思考を拒むだけの理由があった。
 
 
だから、(好きな結論の)知識だけ溜まっていくには理由がある。
ネトウヨが韓国にあんなに詳しいのと一緒。
好きなんじゃねぇの。恋してんじゃねぇの?
 
で、まあ、
ファスト思考には、ファスト思考なりの合理がある。
 
その方が、お手軽だし。
負担から目をそむけることが出来る。
 
 
かなり、まともな見識の持ち主と思える人物でも、
そんなもんです。
 
それくらい我々はファスト思考汚染されている。
生まれてからずーっと。
そして、ネット社会になって、インスタントな反応は増幅されこそすれ、
スロー思考が生きられる環境は激減した。
 
絶滅するかもしれないね。今の勢いじゃ。
 
 
それでも、
最後の結論のところは、橘先生と、ボクは意見が違う。
ファスト思考だけで生きて行けるのには、
生きて行けるだけの安心が保障されている。

僭越ながら、ワタクシの経験を言えば、
スロー思考を獲得するためには、
多くのものを捨てて、生きづらさを受け入れた。
それは、生き延びるための決断だった。
人を信じるくらいなら、多くの犠牲を払ってもマシだとした、
その決断を肯定したいために、

ネトウヨや放射脳な人々に敢えて着目してるのかもしれない。
やってることは、彼らと所詮変わらない。
我も短絡、彼も短絡。
 
 
ま、
ファスト思考で如才なく生きて行ける人は羨ましいんだな。
 
リスクマネージメントの視点がないのも、
それが必要とされなかったからでもあり、
そんなメソッドを身に付けるチャンスも無かったからでもある。
 
知らないやり方で、急にアプローチしろと言っても、無理な相談。
だから、(気に入った)知識だけが蓄積してゆく。
 
で、それが通用しないようなハードランディングやって来て、
必要に迫られて、ボクらの汚染は、やっと浄化される。
密かにそう、預言してみる。
 
ちょっと、終末思想的なことに、救いを求めてしまう。
人気があるものには、いつも理由がある。
 
 
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