朝ちゃんと起きたのに、常磐線は9時台に竜田方面は無く、2時間くらい待つ。
いわき駅北口には、磐城平城(龍ヶ城)の跡があるので仕方無く行ってみる。
まあ、ネットでどんな様子か想像はしてたけど、もうちょっと頑張ってもいいと思う。
しかし、駅周辺の発展の様子は確認することは出来た。
有望な地域だと思うけど、個人投資家では参入は難しいかな。
気さくなおばちゃんがやってる立ち食いそばで朝食を済ます。
近所の方と話してる。ここ数日は「暑い」らしい。
普段と変わらない気候なのだが、これで暑いということは、
やはり東北で、冬来たら寒いだろうな。
台地に囲まれた中に、河が平地を作った地域である。
山から冷たい風が吹いてくる様子を想像してしまった。
つくづく、この季節に来てよかった。
で、9時ジャスト、駅に到着。
夏休み中にも関わらず、それなりに昇降者数多し。
え、竜田行きが10時51分発だと。9時台が無い。。
どうしよう。
やむなく時間を潰すことにする。仕方ないので駅北口を観光。
龍ヶ城跡を見にゆくことにした、美術館が閉鎖したのは知ってた。
ウィキペディア 磐城平城
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%90%E5%9F%8E%E5%B9%B3%E5%9F%8E
北口を出ると、銅像がお出迎え。
途中、雑木林の脇を登る。
なるほど、ネットの情報のとおり、ガッカリスポットである。
施錠された門の外から何もない城跡を眺めるばかり。
併設の美術館も閉鎖中らしい。
道々見かける石垣くらいだろうか。当時の面影を残すものは。
南口の再開発はあれだけお金を掛けても成立して、
北口の文化遺産保護は何故、上手くいかないのだろうか。
お金の流れというものを考えるには、とてもよい例題だと思う。
北口城跡近くの眺め、高台から住宅地が広がる。
駅の北口側にも、住宅地は広がる。
多少、集合住宅も見えるが、やはり戸建てが多い。
そして昭和の時代の日本家屋が多い。
高層建築は南側に集中している。
震災後の補強と思われる。揺れで瓦は飛ぶから。
例えば、震災後建てられたニュータウンなら、瓦屋根はない。
http://sanpome.net/?p=1945
「いわき」というくらいだから、山がちな地方であろう。
山の中を川が流れ、その隙間に平地を作った。
この辺を昔は「飯野平」と言ったそうだ。
川を背景に要所となる高台に城を築き。
平地に向って、城下町が栄える。
城跡に近い北口の方が、古くから住宅地として固定化する。
飯野というんだから、それ以外の平地は元々田んぼのはず。
田んぼは駅から南の方に多かったはずだ。
駅前の地元の古い商店街もあったけど、
平坦で、住居も少なければ、開発はやりやすい。
まとまった土地はあるだろう。
出張者もいればホテルも建つし、繁華街も出来るだろう。
駅にチカラがあれば、駅前の大型ショッピングセンターも計画できる。
北口は傾斜してて、地権者も入り組んでいるはず。
駅は大きくなっても、そのまま残った。開発に向かない。
更に街は人口の吸収を続け、より郊外のニュータウンの方まで広がった。
私は結果的に、開発の歴史が新しい方から古い方へ順番に訪ねて歩いていた。
駅では中高生も多くいて、ニュータウンでは子供も見かける。
周辺地域からの集約もより進むだろう。
まだまだ、有望な地域である。
しかしまあ、個人投資家では、
これから農地に建つ新築アパートが、もともと収益性度外視の場合につき、
売りに出るタイミングがあるかもしれない。
チャンスはそんときくらいかな。
北側で、築古物件手放すタイミングに参入はあるだろうか。
そんなこと考えつつ、駅に戻る。
北口周辺を眺めると、
ここは、車社会とは限らないということも分る。
ターミナルに相応しい駅力があるということだろう。
郡山は、仙台と大宮の間。
いわきは、仙台と柏の間にある。
古来ここは、仙台の伊達政宗の関東進出を抑える要所だった。
郊外型でなく、通勤通学の需要も高いエリアなのだろう。
いわき駅北口側も整備が進むらしい。
まあ、経済的なことだけじゃなく、文化遺産の保護も、話がまとまって欲しいものである。
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