常磐線竜田行きに乗る。避難解除準備区域の田園風景に思う@福島への旅#17   

常磐線竜田行きが10時51分発にようやく乗る。いわき着の電車が折り返す。
4両編成で、100人以上降りたのではないか、本数少ないといえ流石ターミナルである。
昨晩食べた米は美味かった。この地で農協は今後継続するのかな。
福島第一原発に最も近い駅まで行ってみる。

この道中の間、
「一流は一人称で語り、三流以下は常に三人称」という言葉が巡る。
SNSのシェアで拡散希望とか、覚悟の程あってやってるんだろうなぁ。
私は確認しないと気が済まなくなってしまった。
ま、最初だけ威勢がいい連中ばかりだけど。今のとこ例外無くスグに腰砕け。
(批判されてて、「いいね」ってアレ何なんでしょうね。)

正解な知識よりも、一人称の意志を見せろよ。
より強くそう思うようになったのは、この旅の影響だろう。
 
ああ、脱線がヒドイね。進行しよう。
  
 
で、10時51分発常磐線竜田行きに乗る。  

それなりに乗客はいる。

風景はスグに変わった。
駅周辺はビル、それから2駅くらいまでは宅地が多い、

ここから先は山林の間の田園風景に変わる、
 
  


農業は復興。青々として田んぼが続く。
 

インフラ整備も続く。道路はまだまだ、整備されるようだ。
 

それから右手に海岸線が現れる。

今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るというのは、
このあたりを歌ったそうである。

改めて気づくのは、福島は山の中にある。
といっても、そんなに険しい山岳じゃなく。
丘陵が多く、山林で、合間を川が流れ、そこに余白のような平地が出来る。
人が住むのは、まずその平地から、次第に丘陵地帯を切り開いてゆく。

いわきの街の発展もそうだった。
いわきから、田舎に向かうと、さらにその感を強くする。

そして平地では、もともと稲作が盛んである。
田園風景が現れることは、予想できたが、
この地域で、どの程度農業が復活してるのか、想像出来なかった。

まあ、
真面目に作って、真面目に検査受けても、風評とかもあるだろうし。
そもそも高齢化は全国的に進んでる、これを気にってこともあるかも。。
ということも、想像していた。

これだけ、復活しているとは思っていなかった。
 
 
そして、広野駅であたりで、更に風景が変わる。

田んぼが、耕作放棄地へ。

ここから先は、以前は立入禁止区域だった。
除染が終わって、更に竜田駅まで、路線が再開された。

人の住めない所では、稲作はできまい。
また、避難解除と農業再開はイコールでもないだろう。

除染終わって、住めることになって、
田んぼにも対策施して、
そして、収穫後に検査受けて。
それで農協に持ってゆけば、流通するという順番だろうか。
 
仕事が無ければ、人は住めないからな。
原発関係なく、
ハコモノ公共投資でいくら作っても、雇用無ければ復興しない。
仕事あるところに、集約は進む。
いわきの様子見てもそれは分る。
 

11時20分ごろ、竜田駅到着。
16時台の電車があるので、それに間に合えば大丈夫だ。
暗くなって、道を聞く人もいなければ、遭難してしまう。


ようこそ。楢葉町。はたして人は居るのか。
 
2014.08.01 常磐線竜田駅行き

 
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カテゴリー: いわき駅から竜田駅(福島第一原発電最短)まで 2014.08 タグ: パーマリンク

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