「トラウマの国ニッポン」今回の帰国で必要なことはぜんぶ、高橋秀実に教わった

今回の帰国で、
 自給自足、
 評価経済、
 貨幣経済、
このバランスを再デザインする必要性を痛感。
そんな時に読んだ本に、必要なことは全部書いてあった。
引用ばかりになってしまうが、捨てるところがない。ムダがない。
 
ども、明け方ホーチミンに到着です。
滞在中はお世話になりました。また来ます。
 
ぐったりしてますが、ホッともしてます。
飛行機に乗り込んでから、何故か、3時間近く上海浦東空港で足止め。
中国東方らしいと言えば、らしいですが、
何故毎度、離陸までに時間掛かるんでしょうか。
 
あまりに中途半端な時間なので、このままタンソンニャットで夜明けを待ちます。
 
 
それはさておき、
日本滞在中はスケジュールもタイトで、あまり更新もしてませんでした。
体験したことの意味をどう考えるべきか、まとめきれてもなくて。
 
ところが、移動中に読んだ高橋秀実に全部書いてありました。

それはおいおい、
日本滞在中に大きな動きがあって、
 ベトナム出国するときに、FRBが金融緩和終了を発表。
 日本に着いたら、日銀が追加緩和発表。
 
円安イタイ。
これはポイントオブノーリターンだなと悟る。
 
あと、中間選挙オバマ予想どおり敗北の話はエントリを改めよう。
 
 
で、
インフレターゲット続けて、日本経済成長するのか。
そういう話題は出ますよね。自ずから。
 
結局、実需以外のことは、本質的に関係無い、
短期的には、「嫌消費」というところからは脱却したらしい、
東京と仙台だけしか行ってないのになんだけど、
居酒屋より家呑みってところには無い。やはり明るくはなった。
 
それでも、好調な業績が反映して可処分所得増える人と、
そこまで恩恵なくて、増税と物価高が実質所得減らす人に別れる。
輸入品目の価格上昇と、実質所得減によるデフレ圧力、相半ばする状況は続く。

輸出については、もう結論出たってことでいいでしょ。
実需あるところで生産する、もう世界はそんな構造なんだよ。
 
ドル建てで見たら大差なくても、円で見れば株価は上がるけど、
それは実態ではないから、短期的な利益の先食いはできても、
長期的には影響は限定的でしょう。
 
ま、そんな理屈はどうでも良くて、
金融緩和や財政出動ごときでは、成長マインドは生まれないってことが、
コトの本質じゃん。
 
 
ネトウヨの多くは30代、40代だという。
働き盛りの世代が、
頑張ってシェア拡大にシノギ削ろうって考えるか、
競争はイヤだけど、安売りの恩恵にあずかりたいと望むか、
 
成長の伸びしろが無いというのは、そういうことである。
そりゃ成長率高い国と何が違うかくらいは分かるよ。
 
 
グローバルアスリート2割弱、マイルドヤンキー6割、程度の割合で、
日本経済破綻しようがしまいが、
縮小均衡しながら、国内はモールの広さで経済圏で落ち着く。

マイルドヤンキーはライフスタイルだと思ってる人多いけど、
自分がどの経済圏に属するのかって問題だよ。
 
 
それはさておき、
教育に期待する人に対して、こないだ言った。
 誰かの施策で、誰かに変化を促し、好転を期待する。
 三流以下は常に三人称が主語というけれど、
 そんな根性の人ばかりで、世の中良くなるはず無いよ。

で、高橋さんの、ゆとり教育取材が素晴らしい。

40人か30人かとか、いつまでトンチンカンな期待続けるのだろう。
人間って、怠惰な生き物だよな。

国立市の公立小学校ではクラスの約半数が塾に通い、四分の一ほどが私立中学校受験に備えている。
それ以外の子供たちも、ベネッセの通信教育などを受けており、小学校四年生の中には中二の内容まで進んだと豪語する子もいる。
授業内容三割削減で「学力低下」などと言われるが、彼らにとって学校の授業はもともと復習、確認に過ぎず、改訂は復習しすぎ。
 
-中略-
学校の授業は出来ない子、自信のない子に合わせるので、「出来る子はそのままにしておくしかありません」(市内公立小学校の教師)
 
-中略-
「それ知ってるとか塾でもやったとか、先生に言っちゃうヤツ。-中略- 自慢じゃん子供っぽいよね」
ーお前も子供だろ。
 
-中略-
学校とは一体何か、考えようとすると山田君がまとめてくれた。
「人間関係を学ぶところですよ」
改訂で謳われる「自分で課題を見つける」は意外な場面ですでに実現していた。
学校で「ふつう」を学び、塾で目的に向け勉強する。
 
-中略-
笑顔が切ない鈴木君。彼の将来の夢は、今となっては最も難しい「普通のサラリーマン」だった。
 
#3 ゆとりの勉強

 
 
おっと、脱線。成長マインドの話。

ー将来、何かになりたく無いの?
とぼけてもう一度訊くと、山崎君は明確に答えた。「ふつうの会社員」
ー何で?
「ボーナス出るから」
 
-中略-
話の中に必ず「ふつう」という言葉が出てくることに私は気がついた。
はっきり「ふつうがいい」という子供もおり、どうやら一番人気の夢は職業や地位ではなく、
「ふつうの人」なのであった。当世の子供たちは将来「ふつうの人」になりたいようなのである。
ーふつうの人ってどんな人?
私が訊ねると小六の田中さんが、窓の外を指差し「ああいう人」と答えた。通りを中年男性が歩いている。
ー男だよ、あの人。
「うん、でもああいう人。ふつうに町とか歩いてる人」
 
#2 ふつうの人になりたい

 
 
成熟というのは、こういうことなんだなぁ。
人間だもの。
ワニとかは無限に成長できるらしいけど、
哺乳類はそうプログラミングされてないらしい。
 
 
で、日本経済がダメと思うか、
いずれ他の国でも似たようなこと起こるから、順番だけの問題と思うかは、
どの時間軸を生きるかの問題だが、

まあ、こうして世界はフラット化して行くのだから、
通貨の歪みの恵みを受けて生きるのは、先行きキビしい雰囲気漂う。
 
 
他の国でもいずれ同じことと思ってるオレは、
通常の意味での、分散投資とか頑張ってもね。
 
 自給自足、
 評価経済(他給自足の交換)、
 お金の影響力を行使、

この三種類の、分散というか、バランスを考えないと。
 
で、評価経済。お金を使わない価値の交換。
個体のブランド力と言ってもいいんだが、これ積むの、
お金の利便性と相反するとこあって。
 
お金って、嫌いな奴の世話にならない為にあるものだからさ、
仕事辞めるときも、もういつまでも、こんな環境に我が身を置きたくない。
空虚な時間はこれ以上は限界。
資産に働いてもらうことで、それをクリアしたんだ。

でまあ、評価経済でも、
付き合いたい人とだけ付き合う範囲で実現できないと、
オレにとっちゃ意味無いんだな。
好きでない人に好かれても意味ないんだな。
  
むしろ破壊力がハンパない分、デメリットがデカイ。
適切な範囲で使いこなすのは、果てしなく遠い。
改めてそんなこと痛感してたところ、
高橋さん、貨幣と交換についても、調べてる。

「行政のイベント等で地域通貨を謝礼として配っても不評なんです。だって来る人は市内の人に限らないのですから。ましてや、商店街でしか使えないなんて不便でしょう。やるなら全国どこでも使える券にしたほうがいいです。」
 
-中略-
私は商店街を出て、駅前ビルの「餃子の王将」に入った。久しぶりの全国共通の味に舌鼓。もちろん支払いは円で。
「おおきに」レジでそう言われ私は反射的に「ありがとう」と答えた。
振り返るとこの四日間、私は支払いの度に「すみません」と謝ってばかりいた。
感謝は形にして渡すと、相手へ与えるものになってしまう。与える立場は優位ゆえに恐縮せざるをえないのである。
円は無情である。しかし双方の立場を公平にしてくれる上、どこでも使えて説明する必要もない。
利子がつくのはそのことに対する「お礼」と考えるしかなさそうである。
 
#7 お金の気持ち

生きてくって難しいね。
 
 
で、貨幣の信用揺らぐなら、やはり自給自足が最強。
しかし、今はそれが、どのくらい大変なのか、全く分からない。

大変さの一つには、ノウハウの習得とか、体力的なこととか、寒さに耐えるとか、
そういうリアルなことってあると思うけど、

もうひとつは、コミュニティとの関係がねぇ。。
精神的にメゲてしまいそうな気がする。
もうオレ、帰属の重力には耐えられない体質だし。

ー溶け込もうとしてたのではないですか?
私がたずねると星野さんは「違う、わかってない」と一蹴した。
「例えば、こっちは彼らにあまりお金を使わせないようにと思って、畑の野菜をもっていってやるでしょ。そうすると次の日、お菓子とか買って持ってくるんです。これじゃ私らが出費させたみたいじゃないですか。」
ーしかし、お礼の意味でしょう。
「余って困ってる野菜なのだから、黙って受け取ってくれればいいんですよ。それにモノをあげたりもらったりするのは、一対一で固定したらいかんのです。もっとランダムにやらんと。」
 
#11 せわしないスローライフ

 
おやおや、結局、他給の問題だ。
評価経済は結局3C(キャラクター、コミュニケーション、コミュニティ)の問題。
自給自足なら、もっと本格的に人里離れねばイカンかな。
 
相互理解ないコミュニケーションはツライね。
 
 
多分、
人里離れてキビシイところは、
他給とコミュニケーションの問題は評価経済のスキル習得で、
不便さはお金による利便性で補完。
 
バランス見なおして、動き出さねば。
 
そろそろ夜が明ける。
移動しなくちゃ。

 
「不動産投資の始め方」が発売になりました。
http://sg-biz.com/dvd/yamazaki.html

質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。
メルマガ 三歩目の不動産投資で海外移住。





無料メルマガ インフォマグ


社会・経済ニュース ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
 

カテゴリー: コミュニティ, マネー、経済, 未来・天国編, 社会変化 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*