阿比留瑠比は嘆けども、信じたいものだけ信じる自由。

新聞記者がチャント取材記事が信用されないと、
読者からのクレーム受けて嘆いていた。
リテラシーとか関係なくて、信じたいものを信じるように人は出来てる。
安定するポイントでステイするように物事出来てる問題とつくづく思う。
 
 
ども、
今日、久しぶりにひなたぼっこ中のトカゲ君に出会いました。

タイでは悪い予兆と言われたりするそうですが、
個人的には吉兆と思ってます。
会うの珠にだし、お目にかかれて光栄な気がするもの。 
 
 
ところで、阿比留 瑠比という人物をご存知でしょうか、
産経新聞の名物記者で、朝日の従軍慰安婦の虚偽報道を追及した人です。
フェイスブックで、興味深いシェアがあったので、今日はご紹介。
 
阿比留記者曰く、
 消費税率引き上げについて、財務省から政界に向け工作があったと報じたところ、
 財務省の窓口に問い合わせたところ、そういう事実は無いと解答を得た、
 産経の誤報じゃないかとクレームが来たという。
 
 新聞に信用ないのは致し方ないが、
 官僚や政治家の言うことなら鵜呑みにするのは、如何なものかと、
 嘆いています。
 
その嘆きはごもっともですが、
新聞が信用出来ないことを暴いた記者が、
その嘆きを嘆く構図が悲喜劇っぽいと思ってしまいました。
 
それと、
その嘆きは紙面上で頑張って挽回すべきことで、
SNSでつぶやいちゃ、メディア的に主役交代じゃないの。
 
いずれは、マルチに活躍するプロ記者の時代がきますでしょうか。
いっそ、産経じゃなくて、阿比留瑠比というブランドで勝負するってのも、
もうすぐ、アリなのかもしれないな。
 
で、彼の嘆きに、多くの共感コメントが寄せられてます。
うーん、だけどなぁ、

信じたいことだけ信じるってのには、メカニズムがある。
思考停止というけれど、
思考の安定は感情の安心なんだよなぁ。
 
 
どこで、考えるのやめたって自由だし。
 
ま、オレはそこで停まるのは気持ち悪いし、
宇宙空間に放り出されたような不安になるから。
信じるときは、その根拠の信憑性は考えちゃうけどさ、
 
 
そういえば、
苫米地氏は、洗脳の話をするときに、救済から始めますね。
洗脳されるのは、救われたいから、
で、救われたいから信じる。
 
まあ、人は信じたいものだけ信じるものですが、
信じるものは救われるというのは、そういうこと。らしいです。
 
 
ブサヨと呼ばれる人達は、
社会の権力側が悪で、自分たちは搾取される側の被害者だと信じています。
それで、若者に負担させて年金貰ってたら許しがたいとワタシは思いますが、
これは、時代背景あってのことなのでしょう。
 
社会悪を拠り所として、安心を得る。
戦後の成立と密接な関係があるよね。 
 
 
右肩上がりの経済成長の最中は、
誰もで、日に日に豊かになってくことを実感できる。
 
もし私が不遇ならば、それは社会悪のせいです。
努力が足りないからでも、努力の方向が間違ってるからでもありません。
少なくとも、そう信じることはできます。

とはいえ、実際、
安定した日本経済は国民を養ってくれますから、
本物の生存競争ほど切迫感はいりません。
 
牧歌的に社会悪を見い出せば、
思考は安定し、感情は安心を得られます。
 
 
これが、成長が飽和し、バブル崩壊し、人口も減少に転じると、
頑張っても報われるとは限らない社会が本当に現れます。
 
世の中勝手に、フラット化して、
優勝劣敗なグローバルな資本主義に否が応でもさらされます。
 
こんなとき、社会悪に格差の拠り所求めても、
ツライ現実をまざまざと見せつけられるだけです。
救われません。
 
そういうときは、外に敵を求めましょう。
オイる日本に比べ、隣りの中国はまだまだ膨張します。
飲み込まれちゃうんじゃないのかと不安にもなります。
国家に帰属し、国家に仮託した方が安心を得るには得策です。
少なくとも、そう信じることはできます。 
 
ワープアな人の手記に、貧乏に転落したとき、
左翼思想を憎み、ネトウヨに転じたと、書いてあった。
なるほど、納得です。
 
現実の生活は隣国憎んでも、どうなるものでもありませんが、
とりあえず、アイデンティティは保証されるような気がします。
 
まあ、安心なんて所詮マボロシですから、
信じたいものを信じて、救われるなら、
信じるものが無いよりはシアワセな気がします。
 
 
 
何度も書いてますけど、
社会学というジャンルがあること初めて聞いたとき、
それは何かと問うた。
経済とか、法律とか研究するのはイメージ湧くけど、社会を研究するって何。
で、一般教養で受けてみた。
 
イギリスは階級社会で職業は固定的。
アメリカは自由の国だから、転職繰り返して出世目指す人多い。
そんなイメージがある。
 
ワタクシもそんなイメージを漠然と持っていた。
 
紳士はゴルフ(かテニス)をマナーよくプレーし、
庶民はサッカーでビール飲んで暴れる。
 
何億も稼いでファーストクラスで移動するメジャーリーガも居れば、
ハンバーほうばりながら、バス移動で登板チャンスを得るマイナーも。
 
ところが実際は、
転職率とか、
転職繰り返しながら出世してく人の割合とか、 
イギリスもアメリカも大差ないそうだ。

でも、イメージに違いがあるのは、
イギリスは階級社会というイメージを社会が欲し、
アメリカはドリームを必要とする。
 
社会には社会が必要とする幻想というものがある。
人はパンだけでは生きられないものだという話を聞いて、
 
ああ、社会学ってそういうこと研究してんだ。
 
パンとサーカスとはよく言ったもので、
感情の消費によって、得られる安定というものがあります。
 
 
サヨクもネトウヨも同じ共産主義者なのに、
言うことが真逆なのに瓜二つなのは、時代背景という理由があります。
 
 
とまあ、
事の成り立ちが分かると、ワタクシはホッとします。
どうやら、仕組みさえ理解してしまえば、
対策立てること出来ると信じているらしい。
 
はじめにロゴスありき、
多分、ロゴスが神だと信じてるのでしょう。オレは。
 
日本の人は帰属で安心できるので、神は要らない。
でもオレは、帰属に安心できないからなぁ。
 
多分、生まれつき。
何で日本に生まれたのだろう。 
協調性無くてね。昔。
お前ら、均質な労働者作りたいだけだろって、
そんなこという子供は憎まれたなぁ。
 
 
いいなぁ、
弱者や国家に帰属求めて安心を得られるのだもの。
 
都合よく、信じたいものだけ信じるとこみると、
その不条理に不安になるけど、
ことわりが分かれば、違う感情が沸き起こる。
 
オレ、帰属の重力フリーだから、
帰属の周りを回っても、釣り合いとれないんだよ。
 
で、所有に期待してみたんだ、
確かにお金はオレの人生を切り開いてくれた。
でも、多少、お金稼げるようになっても、救われはしなかった。
お金や損得を信仰できる人達を見ると、そこはかとなく羨ましい。
 
 
バンコクでも、最近、明け方は肌寒い。
日本はもう、本格的に寒いのだろうな。
 
初めて、ダラットに旅行して、
10月にアジサイ咲いてるの見て、ショック受けた。
日本には四季があって、ここは乾季と雨季しかない。
その代わり、自然災害も殆ど無い。 
 
変化が大きい環境に永く居ると、人間。
安定するスベを発達させるのだろう。
 
帰属は大切にするけど、人に迷惑を掛けないってのは、
絆は大事だけど、がれき処理は受け入れないみたいな。
 
 
安心と現実の絶妙なバランスの安定。
うまく出来てるものです。

永遠にさまようのはツライので、考えるのをやめる存在なのでしょう。
人は誰でも。
 
 
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