堺屋太一「次代の座標軸」四半世紀で流通は変わったけど、人は変われない

25年前の現状分析と近未来予見の本を読んだ。
内閣参与な産業の専門家の卓越した見識に驚く。
時代は変わるが人は変わらない、本質を見極める目が第一と思う。
 
 
ども、フト鯖が食べたくなり、120バーツ。

韓国料理屋なので、ミソスープセットも散財してしまった。

 
 
古本屋で買って。

もう四半世紀も前の薄い本を読みました。
 
 
この頃はまた、
著者本人がバブルの後始末の指揮することになるとは、
よもや想像もしていなかったはず。
 
アベノミクスな今も、成長戦略に参与してますが、
その予見性には、驚かされます。
 
恐らく、
日本のこういうところは、将来、弱点として露見するだろう。
この後、どんなセカイか想像も出来ないが、「知の革命」が起こるだろう。
 
 
最初に活目すべきは、
侵略について、
 
最近テラフォーマーズ観てますが、
西部開拓史を火星年代記、いやファーブル昆虫記でやりながら、
中身は男塾とは、なかなかアクロバティックです。
 
500年経っても、地球の情勢がほぼ、現代のまま、いやむしろ少し古いくらい。
普通の想像力なら、インドの覇権が終わってる頃だろうと思うのですが、
未だに、欧、米、露、東アジアが争ってます。
読者にリアリティを持ってもらえない近未来を描くより、
イサギよく、地球を現代のままにしちゃうの、成功してると思います。
 
まあ、戦争くらい機械がしてると思いますが、
それ言い出すと物語が成立しない。
 
 
四半世紀前から、現代を眺めたら、どうでしょうね。
生活の本質はさほど変わってない、手塚治虫が描くようなメトロポリスじゃない。
変わったのは、情報の接触と利便性。
伝達と便利は果てしなく進むが、人間の本質は変わらない。
歴史が繰り返すのは、人間だもの。とツゥキディディスを堺屋太一を引用します。
 
ま、この世にニュースは無いです。
アメリカの労働者が日本車ハンマーで壊してた頃の話ですが、
市場にメイドインチャイナが溢れれば、その侵略を恐れます。
 
 
輸出は国際競争力高めたいけど、受け入れるのは嫌だ。
この一方的、対称性の無さのことを「侵略」と定義付けています。
そこに武力、経済の区別はない。
 
まあ、ネトウヨでも、成長戦略できないアベノミクスでもいいですけど。
本質的に、グローバルなセンスが無いとはどういうことか、
指摘は厳しいものです。
 
当時、名古屋とソウルなオリンピック争ってて、
日本人のフラットな視点の無さを問題にしてます。
東京でまたやるので、都知事まで交代させた現在においても、

捕鯨にも、言及してます。
自国文化主張するなら近海で、
ノルウェーとかと共闘して、南氷洋からは撤退した方が、、
 
何でこんな外交センスないんだろうと、と今なら思いますが、
当時だってそう思う人は居たということです。
 
戦前、戦中以来、センスの無さは、キャリーオーバーだと説きます。
きっと、侵略とセンスの無さは相関係数高いのだろう。
 
まあ、障壁も高く、内需も大きいからね。
センス無いければ、現実のグローバル化はより不安。
対処のしようが分からない。
まあ、不安と侵略は相性がいい。梅にうぐいす。松に鶴。
 
 
で、
侵略といえば、進出と言い直す件ですが、
教科書の検閲がこのころ話題でした。
 
実際の教科書を確認したところ、そんな検閲は一つも無く。
当時、朝日新聞がやらかしたそうです。
実に今日的ですね。
 
 
政府や権力批判しときゃいいという正義は、
それまでの贖罪と、日本人のオカミ意識と、アメリカのフリーダム、
戦後の折衷でしょうか、テリヤキバーガーですね。
 
その味は日本人の嗜好にあったようで、
今日まで根強く続きます。

ただ、今は、
オカミ意識に依存できるほど、社会がそれほどステイブルでないので、
不安を吐き出すには、別の理論武装が必要で、
朝日的なものは、暴かれるのでしょう。
吉田調書だけ、社員が処罰されるのは、旧軍のような体質です。
 
 
まあ、でも、
社会の安定と既得権益は密接な関係だからね。
成長戦略参与は、肥大化した行政組織に警鐘ならすのだけど、
現代の日本人も、きめ細かなサービスからなかなか抜けだせません。
 
LCCみたいなサービスで、
価格はレガシーとは一線を画す自治体出てこないものでしょうか、
eラーニングやドンキでクスリくらいは当然として、医療も右へならえ。
ネット予約が基本だと、人口構成も変わるし、税金半額くらいには出来そう。
バンコクーホーチミンくらいの距離なら、5千円程度で飛んで欲しいよね。
やっと、佐賀にも春秋来るらしいけど。
 
 
で、地方の無個性化とかにも言及すんだけど、
中央だって、無個性だよ。
 
地元回帰とショッピングモール。
皆んなさぁ。マイルドヤンキーに偏見あるけど、
情弱とか貧富とか、学歴とか関係ないんだよ。
どの経済圏に属するのかってことで、
ワンピース好きな時点で、皆んなマイルドヤンキーライトじゃん。

グローバルなサービス享受しながら、中学時代からの友達とか、
大航海時代の閉鎖的な仲間主義は、矛盾と言えば矛盾だけど、
現代ニッポンの均衡点だと思うけどなぁ。

個性的であることより、
経済圏と自治の単位の一致の問題じゃないの。
 
 
ああ、大事な話忘れてた、
大河ドラマでもやったけど、元禄時代のこと言ってた。

お米中心の経済は、需給はもう飽和してる。
江戸の膨張は三次産業を発展させ、お米より、貨幣の流通を促進した。
これが、政府の財政難の遠因である。
兎角悪役に描かれるが、当時の官僚のリフレ政策は、適切だったと書いている。
 
しかしまあ、
セカイが構造的に変革してるとき、追いつけない経済は停滞する。
亨保の改革の頃でも、当時デフレだったと、別の誰かが言ってた。
 
元通産官僚の堺屋太一センセイも、
インフレ政策は短期的には景気高揚させるが、
長期化すれば不況を招くと指摘する。

年貢はお米で、貨幣じゃないから、そりゃ財政キツイだろうな。
価値が無意味化してしまう。
 
今でも、お金のこと、隠語でお米っていうけど、
CDが売れないのは、お米以外で流通しちゃうから。
それじゃ課金できない。
 
 
そんな話してたら、最後に、
アクエリオン革命という本を書くのだという。

射手座の時代は智慧の時代。
ギリシャで哲学が育ち、インドでお釈迦様が生まれる。
百家争鳴するのは、いつの時代だっけ。

で、智慧では救われないので、哲学と科学は分かれ、
蒸気機関を生み、産業を資本主義を発展させるの。
山羊座の時代は戦争の時代。

その後、これから、
透明な知性の時代が来るらしい。
まあ、これが知性かどうかは別にして、
朝日新聞の捏造を暴く程度には透明だ。
 
水はフラットの象徴なんだろう。
 
堺屋センセイは、
モノの消費は伸び悩み、知の消費にシフトすると書いてる。 
 
まあ、感情の消費を増幅させたのは間違いない。
ネットは感情の下半身の解放と言った人いたけど、
モノより情動。
 
それでも、人間というものは変わらない存在だと、仰る。
 
 
ま、何年も前のこと、フイに思い出しました。
ワタクシ学生でしたね。
フラット化に向かう予感はありましたけどね。
 
まあ、円安キツイけど、
当時の想像と、今の実際比べれば、
そんなに悪い未来でもなかったのだから、
もっとワクワクしてもバチは当たらないとも思う。
 
 
気持ちはずっと加速して、ココロが1万2千回転、
くらい、越えたころ、次につながる風を切って、

で、今はお米最強かも、と思っている。
 
仕組みを見極めて、次の場所移動しなくちゃ。
 
 
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