今日読んだ本は、
「科学的に正しいこと」というより、
「科学的態度であろうとすること」の話として、
受け取るのが適切と思う。
この違い、分かんない人は説明しても永遠に分かんない。
そんな経験もあります。
少なくとも、何故その判断を採用したのか?
問われれば、説明できる人でありたいと、お陰で思うようになった。
ども、そろそろ移動しよう。まずはサンダルを買わねば。
まだ行き先決めてませんが、様子を知りたい街とかあれば、メールください。
ここんとこ、バンコクはいい天気です。
得に載せるものもないので、鶏飯(小)30バーツでも載せときます。
大にすればよかったかな。
消費増税でマイナス成長じゃ、家賃はデフレ圧力か、
消費税は転嫁できない大家業は股裂きか、
家賃だけ、0%って理不尽だなぁ。
そんな今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか、三歩目です。
古本屋で買って読んだ本を今日もご紹介。
糸井 でも、放射能のことを闇雲に怖がっていても先に進めないんです。
いま必要なことは、事実を知って正しく怖がることだと思います。
-中略-
3年経って、ホッとできた部分に関しては、ちゃんとホッとすればいい。
それから、これは危なかったんだ、という話は、
やっぱりちゃんと知っておいた方がいいと思う。
努めて、そういう態度であろうとした人の、考え方と活動の概略です。
薄くて、字も大きな対談ですので、一瞬で読めます。
福島のその後、放射能の影響について書いてるように見えるけど、
科学的な態度であろうとすること、について書かれている。
と、一般化というか、抽象度上げて、理解した方がいいな。
と思う。
科学的な態度であっても、「依然危ない」という人も中には居るだろう、
早野教授の調査が漏れ無く全て網羅してるとも言い切れないだろう。
でもここでは、対比させるのは、結論でなく、態度の方だよ。
態度の問題って、結論の問題とは違う。
結論は一緒だけど、判断基準が全然違うんだよ、ってのは一番厄介でね。
逆はそんなに困らない。
日本人は論理的に物事考えるのが苦手だと長年言われてる。
他の国の人がそんなに論理的なのかどうかは、判別つかないので、
オレ個人はなんとも言えないけど、
最低限言えるのは、
原理原則より、結果としての利益を重視するということ。
(その判断が本当に利するのかは別にして)
政治的というか、思惑ありきが染み付いている。
比較や検証、分析して、こういう結論に到達しました。
という説明をする人は少数派で、
初めに結論ありきの人は実に多い。
早野教授も勉強会などでレクチャーするとき、
「原発賛成派か反対派か、先に明らかにしてくれないと話を聞けない」
というようなことをよく言われたそうだ。
いや、だから、賛成反対以前に、
そういう態度とは一線を画すことからスタートなんだが。
まあ、信じたいものだけを人は信じる存在だけど、
ここで、信じてるのは、「科学的な態度」だから、
初めに結論ありきで、
都合のよい情報だけ引っ張ってくるって態度は信じないってことなんだ。
原発に限らず、リフレの是非でも、地球温暖化でも、
両論あるときに、片方の説を引用して終わりという人は非常に多い。
だからさ、そっちの説をより信用し、採用した、
アナタの態度の判断の内容を聞かせておくれよ、
そういう説があることは分かったよ、
でも、きっとその逆の説もあるんだろう?
よりそちらを信用した判断基準を示しておくれよ。
何に投票したか、じゃなくて、それに投票した理由を。
ちゃんと答えられた人は経験上いない。
また、答えられる人は、
引用して終わりなんて雑なまねは、そもそもしない。
で、この本読んで、
一点考えを改めたトコがある。
今年の夏、福島へ行ったとき、
復興には、まず雇用の確保じゃないかな。
教育は関係無いんじゃないかな。
って、友人といわきの居酒屋で飲んでて語った。
福島では今、理数系の教育に力入れてるらしい。
実践の中で、「科学的態度であろうとすること」とは、
どういうことなのか、それを体感しておくのは、
教育の範疇で、
これから福島で生きてく若者には必要だろうから。
大人が率先して、感情消費に明け暮れてる時代だものね。
大人はアテにならない。右往左往してる。
いざという時は、自分の中に蓄えた、奪われない資産だけだもの。
アテになるのは。
割り箸が有害で金魚が死ぬというなら、
その程度は、実験してからシェアしたりイイネすりゃいいのに。
「不安だ、」と言うことで安心したいんだよ。
自分に都合いい情報なら鵜呑みにする程度の情弱な大人なんて、ゴロゴロしてる。
偏差が小さければ、大人の半分は平均以下だ。
政治的に集団の中で振る舞うことは鍛えが入ってるが、
リテラシーを高めるような訓練は経験が無い。
学歴高かろうと、身に付かない人は身に付かない。
その場その場で、得な立ち振舞いする方が信念より大事だという信念の持ち主な高学歴に、
何人も出会ったよ。
まあ、信用も有事の判断力も失うと思うけどさ。
そういうことが賢いと思ってることが、賢くないとオレは思うけどね。
今の教育だと、そういうことは関係ないんだろうな。
そもそも教える側がどうだか。
ああ、選挙近いね、選挙で例えよう。
消極的に与党に入れる人と、
ブレず何でも反対で、政権取る可能性もない共産党に批判票入れるの、
結論は違うけど、態度はそんなに差がないんだよね。
あ、原発つながりで例えるべきか。
ベストミックスを発表するとか、今でなくていいよ。
結果としてのベストミックスは、
今後も、エネルギー取り巻く情勢ドンドン変わるから、
今の最適解を見つけても、きっとすぐ実情に合わなくなるよ。
それよりも、どういう判断基準を持ってるのか、明らかにしてよ。
具体的には、どの程度、経済合理性を重視してるか、明確にして欲しい。
経済合理性は刻々と解を変える。
逆に、経済合理性とか相対的な理由じゃなく、
将来も有望だと考える絶対的理由があるなら、
むしろその理由を説明してよ。
結論なんて、状況一つでどうせ変わるんだし。
ま、そんとき、また選挙やればいいんだけどさ、
判断の基準となる、原則を示してよ。
まあ、その点で、よりマシでなさそうな方が、今回議席減らすと思う。
希望的観測も含めてね。
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