クリエーターと無償問題

ども、カフェでまったりしてます。
「カフェダー」ともう三回言ってしまった。

バンコクで無一文になって以来、
こんなにホッとしたのは初めてかもしれない。

ところで、

「無報酬でポスターやキャッチコピーを作ってもらう」
クールジャパン推進会議、秋元康の発言に非難轟々

らしい。

「クール・ジャパンという構想自体がズレている」
という、身も蓋もない、正攻法な批判や、

ガッポガッポなプロデューサがまた搾取する気かって、
正論なのか、ただの嫉妬なのか、微妙な話とかも、

とりあえず、脇に置くとして、

無償でオファーを出すこと自体は、どうなんでしょうか。

ソレ始めると、
ただでさえ、食えてないクリエータはより食えなくなる。
ってのは、反対理由としては、正当だと思う。

一方、
そんなオファー自体ダメで、
請け負った方が率先してお金受け取り辞退は美しい。という批判。

それは、ダメだよ。プロなら逆に、ソレやっちゃダメ、
金の話は受ける時点で確定させとかなきゃ。
その発想は、タダで受けるのとは違う。アマチュアな発想だよ。
ゼロ円というオファーを受けるってのは充分プロな態度だよ。

オファー受けるかどうかは、受ける側の独立した判断だ。
やりたきゃ、ゼロ円だってアリじゃん。
ヤなら断るだけのことだよ。
 
ウエットな態度はあんまりプロっぽくないよ。
 

それと、
実務担当じゃなくて、プロデューサにお金集まるって批判は、
システムってそういうもんだと思うよ。
また、実務のスキルより、そういうスキルの方が高いの当然とも思うし。
実務で優秀な人って、それなりに居るけど、
有能なプロデューサって数えるほどじゃないかな。

現場力に比べて、ホワイトカラーの生産性的なこと、
日本は弱いってよく言われるけど、
希少だから、価格上昇するのは、当然だと思うよ。
それが嫌なら、プロデュースも含め、セルフでやるしか無いよ。
 
 
で、
無償はクリエーターの生存や育成を脅かすって、
まっとうな批判にフォーカスすると、

そんだけ批判が集まるってことは、
みんな、コンテンツに金払ってんだろうなぁ。(相田みつお風に)
と、思ってしまった。

その割にCD売れない気もするが、
批判派の人達は、秋元商法に踊らされることもなく、
自分の応援してる製作者にお金を払うという投票行為を、
常日頃から実践してるんだろう。
  
なら、それはそれで立派だ。

でもさぁ、その方向での擁護もう、無理じゃね。
逆に、総て有料でコンテンツ楽しむのって、可能か。

自分がクリエータで、無償化の方向性にアンチだったとしたら、
ちょっとヤバイとは思う。
それで、自分が投票される側に回れるかどうか、

スキルの切り売りは、どのみちジリ貧じゃないかな。
今は昔より、時が加速してるから、より厳しそう。

違う道探すか、
投票してもらえる自分になるか、の2択じゃないかな。
そこ抗ってもなぁ。

スキルだけなら、代わりは多分、他にもいるだろう。
今の時代は、情報の浸透も早いし、競争も世界規模だし。

あ、
国際化対応は所詮レッドオーシャンってのは、
それはそれで、別のお話だ。

まあ、クリエータに限らず、
無償と有料上手に使い分けられる人しか生き残れない時代に、
どんどんなってくんじゃないかな。

ちょっと違うけど、
テレビから消えた、テツandトモとか田原俊彦とか、
むしろ沢山お金稼いでるみたいな。

どう、投票してもらうかってトコロでの、
クリエイティブが成否を分けるんじゃね。

 
しかしまあ、どうやって生きてゆこうかオレ。
インドネシア出国して、とりあえず、少し落ち着く。
冷静に、見直してゆきたいと思った次第。


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