独立について

ども、そろそろ雨季でしょうか、ホーチミンは降ったり止んだりです。

知人が独立するという。妻子ある中での決断。らしい。

ここでいう「独立」とは、
Eクアドラント(被雇用)から、Sクアドラント(自営)への移行を言う。

まあ、大抵の場合、
転職では、解決出来ない問題が持ち上がったときに、
独立を考えるのではないか。

転職でもよいけれど、敢えて独立する、
という例は稀なじゃないかな。

会社の裁量の範囲で働くことの限界がドコカ問題になる。
転職じゃ出来ないって思うからの転職であり、重い決断ではある。
 
 
実は、ある機会を頂いて、
妻子をEクアドラントの収入で養いながら、
独立を名乗る人物と引きあわせていただいた。

どんだけ、立派なことを言っても、
それで、信用する人居るのかな。

しかも、
会社の業務と、独立の肩書きがあまり離れていない。
昼は銀行員、夜はミュージシャンというようなケースじゃない。
副業と呼ぶにも、ちょっと形容しがたい。
また、
個人的な付き合いの範囲で無償で行ってるなら、
堂々と会社を名乗ればいい。

 
こういうケースで考えられることは2通りか。

1つは、会社に内緒で、個人的にも受けてる場合。
タクシー会社に努めつつ、白タクもやる。みたいな。

もう1つは、ただのカッコつけ。
バレたとき余計カッコ悪いと思うが、
そういう幼稚な可能性だってありうる。

ま、いずれの場合でも、付き合うのは辞めた方がよい。
不動産投資の経験上、特にそう思う。

些細なことでも、ウソがあるなら、パートナには不適だ。
悪人と良い取引はできない。
スキルだけなら、同じことできる誠実な人必ず居るから、
見つかるまで探そう。
取引を考えるのはその後で良い。
大丈夫。100年に一度の物件は毎週やって来る。

 
ま、あと、まるで提案センスの無い営業さんとも縁を切った方がいい。
こちらの話を聞いて、聞いていない。
こちらの状態に応じた提案が出来ない人。
売れる商品が限定的で、きれるカードが少ない人。
そんなセンスないこと言ってたら、より信用落としちゃうのに。
貧すれば鈍する。
それなら、そういう物件が出たときはご連絡します。
って、その場は引き下がった方が、賢明。
売りたいだけで、相手の都合考える余裕もない人もダメだ。

パートナとなってもらうには、厳しいなぁ。
不動産物件を毎日探していたころのこと、
思い出すような経験を何度かした。

日本でも、いろんなレベルの人は居る、と思う。今でも。
ウソが無いこと、
相手に意味のある提案ができる事。

これだけがクリア出来るだけでも、
真ん中以上にはイケると思う。
大丈夫、世の中のレベルはそんなに高くない。

まあ、一人だと大変なのは、見込み客の獲得かな。
見込み客が多いのに契約に至らないのは、
方向が間違ってるか、力量が無いかだろう。

だから、独立する前に固定客掴んでると大きいよね。
お客さんさえいれば、後はどうにかなる。
誰の言葉か忘れたけど、金言だと、つくづく思う。

ワタクシの場合は、タイミングが大きかった。
IT産業が発達してゆく時期だったから。
今なら、別の方向を考えることだろう。

それと、当たり前ではあるが、
Eクアドラントの時期にスキルを身につけることが出来たこと。
準備ある起業ではあった。
逆に、人を使うという準備はなかったので、
そちらはうまくゆかず、
「自分の分だけ稼ぐ」方式で再出発するはめに。
まあ、ロスである。

次のステージに移動するには、
2,3年くらいは準備がいるかな。

その準備が出来るのと、
辞めたい気持ちがハードルを超えるのは、
イコールだったのだろう。

当時この本読んで、勇気づけられた。

イチに、スキルで、
次が、リスクに身を晒す覚悟かな。

まあ、リスクったって、
普段職場でうつ病になるリスクに晒されてるんなら、
総量はそんなに、変わんないんだけど。 

 
ま、あとは出費の方かな、
家賃は固定費だから、イタイよね。
家賃7万で、会社辞めたいけど辞められないっていう人いるけど、
まずは、引越しからじゃん。
要らない荷物は捨てて、身軽にならないと飛べないもの。

家族が居る場合は、その選択だって自分がしたんだし、
言い訳に使っちゃだめだね。
逆に、生活レベル落としてもって、パートナが言っていれれば、
一人より、プラスメリットも大きいんだし。
 
ああ、そっちは専門外だ。

ま、やってみて分かったことは、
自営はそんなに特別なことじゃない。
ビジネスのあり方としては、むしろ普通。
Eクアドラントとはゲームのルールが違うだけ。

会社に居たほうが安全だと思ったこともなければ、
辞めて後悔したこともない。

まあ、方向性というか、
根本の考え方が一番大事だったね。


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