人口減るの他人事だと思いすぎか、田舎って日本だよね

与論のお世話になってる家では、NHK朝の連ドラ見る習慣がある。
秋田に居た時には無い習慣、
NHKBS世界のニュースを切り上げて、ダンボールコンポストをかき混ぜる時間だった。
 
与論で初めて見た連ドラでは、
五代さんが新政府の貨幣統一の件で、ヒロインが食ってかかるシーンを映していた。
 
「ああ、ある程度史実に基づいているんだ。
 鹿児島に銅像あるよね。フェリーに乗る時見たんだよ。」
と言ったんだが、お茶の間の鹿児島県民の反応あまり芳しくなかった。
 
鹿児島から、フェリーに乗った時に見た。
[2015.10.05]

大阪、それも西成から鹿児島も何かのご縁かとシャッターを切った。
 
幕藩時代の貨幣回収は相当混乱あっただろう、
国家体制が変わって紙になる時代が日本でもあったんだと、
徳之島で、松本清張の「西郷札」読んだのも、ついでに思い出した。
 
 
大同生命の創始者と五代友厚の間に交流があったということは、
与論に来てからググって知った。
しかし、連ドラはキレイ過ぎるよね。何かと。
アパホテルの社長が主役やればイメージとピッタリなんだけどなぁ。
 
 
ついでに、もいちど、ググった、 
五代友厚って、どんな人なのか
 
 
地域復興させたければ、それに相応しい能力ある人材を連れて来て、
能力発揮させることだなあ。
特にビジネスセンスある人を。
 
つくづくそう思いました。
 
 
 
逢坂と言えば、天王寺区区長に地方移住の先輩イケダハヤト師が噛み付いてました。
「地方消滅でいこう」という論調に対する強烈な違和感について。
http://www.ikedahayato.com/20151111/47367853.html

 
天王寺区区長 水谷翔太ブログ
http://www.mizutani-shota.jp/

の記事が元らしい。
 
感心しないトコと納得なトコ、一読してあり。
 1.感心しない
 1.1.ポジションがちょっとズルくね
 1.2.都市機能については若干イケダ師乗り
 1.3.解決策として機能しない
 
 2.納得
 2.1.地方創生無理ポ
 2.2.差別化無き観光は安易
 2.3.老人移住は負担キツイ
 
と3つにしてみた。
 
 
 
1.感心しない
 1.1.ポジションがちょっとズルくね
 天王寺区という都会の区長というポジションからのトークとしては、
 ちょっとズルくないかな。
 
 人口減少と高齢化は似てるけど微妙に違う。
 前者は人が減ってくことで、減る理由は自然の増減だけでなく流出もあり得る。
 後者は年齢構成比率の問題。支えられる人が支える人より多いこと。
 
 都市部の方が、後者の色彩より強くなるよ。
 元から人減ってるとこより勾配はキツイ。
 多摩ニュータウンのようなイメージ。
 
 年寄りばかりでその都市機能支えられるの、図体がデカイからなおさらキツイ。
 
 それを、地方への分配を減らして、団塊世代への社会保障に当てるって、
 要はオレの方によこせって、言ってる訳だよね。
 
 公平を装ってのポジショントークって、まるでマスコミの手法。
 って感想持ったら、もとNHKの人か。
 
 
 1.2.都市機能については若干イケダ師乗り
 いうほど、都市に魅力あるとは思えない。
  ネットで情報格差ないし、
  LCCで飛べるとこなら、安くて早いし、
  モノもアマゾンとかあれば、特に困らないし、
  (日本移住で日本語の紙の本の入手は格段に楽)
  
  
 長期的には集中の意味がも少し解体されるだろう。
 それと中央集権が効率的なのは、均質にメリット大きいときで、
 シュリンクしながら、個々バラバラになってくモーメントが働く時代では、
 小分けに分散した方が効率的になってくよ。
 この点では、イケダ師乗りだな。オレは。
 
 ただ、そんなこと言えるのは、
 仕事が住む場所を選ばない人だけ、
 田舎に仕事は無いと思わないと、
 
 企業の論理でも、集中のデメリットがその利便性を上回ったときでないと、
 まだ、都市の意味の解体は始まらない。(ま、始まったら早いけど。)
  
 そこは割り引くけど。
 
 
 1.3.解決策として機能しない
 少子高齢化の問題と都市機能の問題は密接だけど別。
 ズルく混ぜてる。
 
 仮に社会保障の方へより多く分配変えたとしても、
 高齢化で大阪がこれから直面する問題、何も解決しないんじゃないの。
 田舎のことはもとより。
 
 都市への集中を促進させることで乗り切ろうと思ってるなら、
 ちょっとなぁ。
 
 こないだ大阪行ったときは中国からの観光客で賑わってたけど、
 継続性あるだろうか、
 
 シャープもパナソニックもアレな大阪の方が、
 緩やかな衰退の受容について考えなきゃいけないんじゃないかな。
 
 
 
2.納得
 2.1.地方創生無理ポ
 箱物作るだけに終わるよりは、観光PRでカネ消える方が遥かにマシだとは思う。
 だけど、政府の思惑はちょっと無理がありそう。
 
 横並びで同じことやっちゃうのではないか。
 そもそも、特色なんてあるのか、
 という疑問はごもっとも。
 
 望む結果を得たいなら、
 適切な人材を招聘して、その人材に能力発揮してもらうこと。
 
 逆に、こういう方向でお金使うのは、いい傾向じゃないかとも思う。
 地方創生の人材、ネットで公募 鹿児島県長島町
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO93628830U5A101C1LX0000

 緩やかな衰退の受容だけでは、その受容すらキビシイかもしれない。
 
 空き家の問題とか、資産を負債にさせない努力程度のことは、
 全国規模で整備しとかないと、衰退をソフトランディングさせられるのか。
 とも思う。
 
 ただ、地方創生はズレてる懸念については同意しとく。
 
 
 2.2.差別化無き観光は安易
 わざわざそこに行く理由を最初に用意しとかないとね。
 UPSつーのか、マーケティング的な発想は田舎の人苦手かもよ。
 
 ただ、マスを捉える必要があるかどうかは、規模に因る。
 弱者には弱者の政略があるもの。
 
 規模で測る必要はないよ。順位は無用。
 高知の例で言えば、高知の損益分岐が問題で、他との比較は必要ない。
 
 
 2.3.老人移住は負担キツイ
 これもごもっとも、
 少子高齢化の問題を、
 都市と田舎という地域格差の問題で何とかしようってのは無理筋。
 イケダ師も、そこは同意だろう。
 「高齢者移住」を促進する上で、地域に求められること
 http://www.ikedahayato.com/20151111/36937132.html

 
 
 
そんなこんなで、衰退の受容に思いを馳せると、
過疎地に若者を呼ぶには
http://togetter.com/li/890051

「過疎解消のため地域に若者を呼んだら、何をして欲しいですか?」

「見回り、地域介護、雪かき、消防団への参加」

「それらを全て諦めて下さい」

「なんで!?」

「では逆に、若者に何を与えられますか?」

「豊かな自然と暖かい人間関係」

「もしそれで若者を呼べるなら、過疎は起こりません」
「若者達もそれぞれの望みがあって移住先を決めます。呼ぼうとするなら、メリットを相手に与え、要求を小さくしなければなりません」

「なんて傲慢なんだ!それなら若者なんて呼ばなくて良い!」

「その通り。我慢して若者を呼ぶか、呼ばずにこのまま過疎になるか、まずはその議論が必要なのです」

 
で、これってさ、
移民は受け入れず、自由競争は嫌いで、
たかだか金融緩和ごときで、人口減ってくのにGDP実質2%も上昇するって期待するのと同じじゃね?
 
移民側にとって魅力あるかどうかも考えない点も含めて、
同じじゃね。
 
田舎って、日本だよね。
天王寺区の人もそうなんだけど、
ちょっと他人のことだと思いすぎ。
 
危機感が無いのは本当の危機。
中国崩壊したら、大阪キビシイと思うよ、
 
 
ま、変わりたくなけりゃ、そのデメリット受容しましょう。
対価に見合わない期待は身の毒。
って、話だね。

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