「トネガワ」と「斎藤一人」と「みうらじゅん」が教えてくれる。相手には満足を。面白いには努力を。

就活生を見かけたり、迷走目な若い人に出会ったり、大阪で過ごしてます。
就職とか、独立とか昔のこと思い出しつつ。
お客様には満足を自己承認欲求は後。そして面白いは努力だと、諸先生に教わる。
 
 
大阪でときどき、
ビルの入り口から大勢の制服着た人達が吐き出されて来ます。
 
どうやら就活生らしい、制服ではないのか、
思わず、黒服思い出してしまった。


 
こないだ、待ち合わせまでの時間、ネットカフェで読んだ。

 
秀逸な内容で、完売店続出っ……!も納得である。
『中間管理録トネガワ』が圧倒的に面白い
http://hon-hikidashi.jp/enjoy/8086/

 
作者は元チーフアシスタントで、利根川と二重写し。
福本兵頭会長に定規でペシペシ叩かれながら仕事こなしたらしい。
 
 
そういえば、利根川が就活生にエール送ってた。
http://d.hatena.ne.jp/dada617/20090208/1234094075

金を得るためにその時間・・・・人生の多くを使っている 言い替えれば自分の存在・・・・
 
命を削っている・・・・・・・・!
 
存在そのものを「金」に替えているんだ
 
つまり・・・・人は皆・・・・サラリーマンも役人も・・・・・・・・
 
命懸けで金を得ている・・・・・・!
 
気が付いてないだけだ
 
極端に薄まってるからその本質を多くの者が見失ってるだけ・・・・・・

 
 
 
均質であることを課して、かつ他の誰かでなく自分を選んでもらう。
厳しいルールのゲームである。
 
今の時代に生産的なルールとは思えなけど、
それはさておき、
 
当時、オレはよく就職出来たもんだなぁ。
ゲームのルールを知らずにサラリーマンになろうとしてたし、
よくまあ、拾う会社あったものだと素直に思う。
 
 
トネガワ読んでて、思い出したよ。
上司というお客様を喜ばすのが会社員。
 
オレ特に、消費者に接する仕事じゃなかったから、
理不尽かどうかに関係なく、上司という顧客満足度を上げることが、
ある意味、なおさら本分だったはず。
 
だけど当時はそんなこと全然分からなくて、
さらに、
命を削るべきフィールドでプレイしてるかどうか、
合理的に判断するという視点も獲得出来ていない。
 
 
そこまで無知で、よく生きていたもんだなぁ。
 
 
あの会社が傾いてくれたのは幸運だった。
少なくとも、命を削るに値するフィールドってことは考えるようになった。
 
で、組織から抜けて、フリーになれば、
もうちょっとお客さんは、選べると思っていた。
 
組織の場合、上司がお客さんで、それは基本選べない。
 
 
選べるというレベルに簡単になれるほど甘くはなかったが、
少なくともプロジェクトの終了で換える(換わる)ことは出来た。
なるべく長く居ないようにした。
短期間で、自分に商品価値あること示そうとはしてた。
 
 
多少は成長したらしい。就活時代よりは。
 
でもまあ、不十分。認識が。
今なら通用しないだろう当時のオレじゃ。
 
お金貰ってるのに、買い主の満足より、
自分の満足の方に関心があったのではないか。
 
だから、お金稼げても、機械的に作業するだけになって、
虚しい時間も過ごしてしまった。
 
ま、それで命削ったことに後悔はないけど、
 
経済活動に対する認識は不十分だったね。
 
 
 
「上司が顧客」で斎藤一人、思い出して読んでみた。

「モチベーション3.0」にもあるけど、
仕事楽しくないと、これからは生産性上がらないだろうし、続かない。
 
ま、それはさておき、
経済活動というゲームのルールを熟知した上で、
それを面白くするのは、自分の努力。

自分がウジ虫大嫌いだって、相手が好きならつける(笑)。
ー中略ー
会社に行ったらゲームなんだよ。「あの人が嫌い」じゃないんだ。「あの人が嫌い、この人が嫌い」って言ってたって、
しょせん、あの人もいなくならないし、この人もいなくならないんだよ。
「あの人いてもけっこう、この人いてもけっこう」。わかるかい。
それで、次々と出てくる人がいるんだよ。誰が来ても平気なんだよ。じいっと観察してれば。
魚釣りと同じなんだよ。鯉を釣るのと、鯛を釣るんではエサが違うんだよ。
だけど、ともに言えることは、魚の好きなものと私の好きなものは違うんだよ(笑)。

理不尽かどうかは、このゲームでは関係がない。
中間管理録読んでて、ああ言ってること同じだって。
 
相手を満足させたら勝ちというゲーム。 
 
 
 
大阪では何人か若い目の人に会って、勘悪いんだなぁ。
それでは、オレみたいに時間だいぶ無駄にしてしまう。
 
最初は、仕事キツイから、その仕事で独立したいというSE。
それじゃ、売るだけの商品として成立しない。
 
次は、自称コンサルタント。それじゃ商品として成立してない。
 表面上のテクニックに拘泥し、知識が付け焼き刃。
 それで自分をコーティングしてしまう。
 「自信」というテーマに拘るのだが、
 実績を積み上げてないので、借り物、
 虚勢のシグナルが、口元や手に出てしまう。
 
これでは、商品にはならないな。
総てが薄っぺらく見えてしまう。
 
自信が無いというのは、自己承認欲求が満たされていないということ。
 
仮に、相手の1時間と、たとえ500円であっても、
自分の欲求を満たすことを優先しつつ、カネを得てしまっては、
商売としては成立しない。甘すぎる。
 
ま、
「それ要らない」「そこは今でなくていい」「それ当てはまらない」
と、無益なとこは強制ロスカットしつつ、
有益なこと言うのを待ってしまった。
ワタクシはリターンに強欲だ。
そのためいつも、損切り出来ないで痛い目に遭っているのだが、
この日は、幸運だった。
 
あ、それやってなくて、かつ、有効だ。(知ってるのと出来てるのは違うから)
って、ことヒットした。
 
 
その内容はさておき、さらに、
お金貰って、自己承認欲求優先させるのは致命的。
という教訓まで得る。
 
 
あ、これなんかデジャブ。
ああッ。
 
大阪で、社会起業の塾で、「人の為」という、
自己承認欲求のカラオケが3時間という苦痛があった。
無料だったけど、お金貰わなきゃ割合わない。
 
うーむ、カルマは巡る。
 
 
 
自分なくし、が要諦だね。
この人も、就活の果てに現在の境地に至ったのか。

当時、ぼくは『ガロ』に牛の漫画を描いていました。
「これからサンリオに望むことは?」
と面接で訊かれたので
「牛グッズを出したいと思ってます」
と答えたら、
「あ、それは自分でやってください」
とあっさり言われて、それで‥‥

ー中略ー

シンコーミュージックは、
「ミュージック・ライフ」というロック雑誌を
発行していたので、
雑誌をタダでもらえるんじゃないかな!
と思って、入りたかったんです。
ところが面接で、
ちょうどシンコーミュージックが
ヘビーメタルのファッション店をやろうとしている、
という話をされました。
「髪も長いし、どうですか」
と誘われて、さすがにそっちはちょっと‥‥。

https://www.1101.com/naishigoto/jun/2016-02-02.html
 
 
で、独立して、商品に育つまで、

「来なくていいから、
 これからおまえは
 かまぼこ板に『みうらじゅん』って書いて
 商売しろ」
と言われました。
 
そう言われたら、当然、
かまぼこ板を探しますよね。

ー中略ー

でも、糸井さんにいつも言われてた
「漫画をなめてはいけない、読者をなめてはいけない」
「おまえは絵が下手だから、たくさん描け」
ということは、頭に残ってたんです。

ー中略ー

とにかく絵が真っ黒に見えるように描いてました。
糸井さんに会えなくてもそうしてました。
思えば、それがいまの「ない仕事」に
なったんだと思います。

https://www.1101.com/naishigoto/jun/2016-02-03.html
 
  

つまり、自分の表札で仕事をする人と、
誰かのチームで仕事をする人って
種類が違うんですよ。
自分の表札で仕事をする人は、
売れていようが売れていまいが、
その人が「リーダー」なんです。
くだらないことをやったり、失敗しても、
ぜんぶ自分のせいです。

ー中略ー

たぶんみうらは冗談じゃなく、
ある意味スーパースターになりたい人だから、
それしかないんだよね。
だからといって、みうらが
絵じゃなく字を書くと、
「そのくらいの文章を書いてるやつ」は
当時、いっぱいいたんです。

ー中略ー

みうらは、いまはもう
文だけで成り立つけど、
あの頃あのままやってたら、ダメでしたね。

https://www.1101.com/naishigoto/jun/2016-02-04.html
良いメンターが居るって、偉大なことだね。
 
 

以前、Tシャツを作ったとき、
なにかメッセージを入れようと思って、
「I don’t believe me」と書かれた
Tシャツを作ったんですよ。

ー中略ー

ぼくが少し前に
「自分なくしの旅」と言ってたのは
そこがポイントなんです。

ー中略ー

「ない仕事」があるように見せる仕事、
それがあるんだということは、
ぼくは完全に、
糸井さんから教わったと思ってるんです。

https://www.1101.com/naishigoto/jun/2016-02-08.html
 
 
 
楽しいヒマつぶしは頑張らないとできないんだ。
大切なことは、いつも、みうらじゅんが教えてくれる。
http://next.rikunabi.com/tech_souken/entry/ct_s03600p001489
引用ばかりになっちゃったけど、ただ同意するのみ。
 

今でもゴムへびは好きじゃないけど、好きか嫌いかなんてどうでもいいことなんです。
 
だって、好きなことなんて向こうから飛び込んでこないじゃないですか。あってもせいぜい高校時代までで、自分で好きだと思い込まないともう見つからないんです。ゴム製のバッタはあるけど、ゴムバッタとは言わないでしょ。ゴムとへび、これほど合っているものはないと、思い込もうとしているわけです(笑)。

自分洗脳ですね。
 

「俺、本業は仕事ですから」って言う人がいるじゃない。違うって、人間の本業は子孫繁栄だから。20歳そこそこで決めた仕事が本業のわけがないし、定年がある本業なんてないから。皆もこのことには薄々気がついているんじゃないかな。ただね、楽しいヒマつぶしは頑張らないとできないんだ。だから、そこを頑張りましょう、かな。

 
オレだって、「面白そうな人生ですね」って言われることもある。
うん、そこだけは努力だよね。

他はほぼ全て、運だけで生きてきたけど。

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