主導権とバリエーションの果てと、独立。 

ども、先ほどの、お金持ちと自分デザインの続き。

自分デザインの一番の肝は、
自分の満足とその対価をちゃんと測ることなんだけどさ。

6月公演のテーマである、独立について、

マックジョブって言葉あるよね。
マクドナルドの店員さんみたいな仕事。

マニュアル通り、言われたこと作業するだけの仕事。

実際は、マクドナルドのクルーの仕事がそんなにラクなのかどうか、
議論はあるところだと思う。

また、どういうつもりで働くかでも、得るものは全然違うと思う。

ここでは便宜上、比喩的に、
指示されたとおりに作業するだけの仕事を、マックジョブと呼ぼう。

実際は、正社員で地位もあっても、
マックジョブな働きしてる人なんて一杯いる。

こんなふうに使うよ。

で、
一生Eクアドラントで過ごす覚悟と自信があるなら別だけど、
もし、将来独立してしまう可能性があるなら、
マックジョブ以外の仕事を経験しておいた方がいい。

断言します。
正社員かどうかに関わらず、

自分の判断が責任を伴う立場で活動をする経験を積んだ方がいい。

昔、学生ベンチャーの企業の仕事したとき、

そこの学生社長が、
「若く、経験無くても、大企業の人と商談できる」って勧誘してて、
そのときは、
そんなレベルの低い優越感得るより、
実力がつくかどうかにフォーカスすべきなのに、って、
疑問だった。

でも今、いやそれはそれで、一理あると思うようになった。

成功しなくてもいいし、未熟でもいいから。
自分の判断が責任を伴うという経験はしておいた方がいい。

実力は後でも、なんとかなるから、
そんな経験はどっかでしておいた方がいい。

ワタクシの場合、独立して、事務所構えて、
仕事回らなくて、その当時は金無くて、モヤシばかり食べててダイエットになった。

失敗でもいいから、
考えないで済むラクから、決別する経験をしておいた方がいい。

これ、自分がというより、人を見てなの。

例えば、バックパッカーだと。

日本で半年働いて、半年旅する。
そんな生活続けて、老齢に差し掛かる人とか沢山いる。
で、現地で結婚する人もいる。しない人もいる。

また、会社で昔はバリバリ働いてて、
今は辞めちゃった人も居る。

マックジョブしか経験無い人と、そうでない人、
明らかに違うよ。

50過ぎて、ビジネスの話がまともに出来ない人だっている。
現地で奥さんもらったら、ライセンスの問題はクリアできるのに、
下働きしか出来ない。

成功失敗は、時の運だよ。
でもね、基礎が無い人は明らかに分かる。
事業計画が描けない。そういう能力が育ってない。

それなりの立場を経験してたら、
そうはならないもんだよ。

専門スキルは鍛えりゃどうにでもなる。

が歳取ってからでは、手遅れなことがある。
失敗してもいいし、どんなジャンルでもいい、
自分の判断に責任が生じる、そういう経験しておいた方がいい。

生まれてきて、モッタイナイもの。
まあ、本人がそれで良いって納得してるなら、
他人が口出すことじゃないけど。

選択肢が非常に限定されてしまう。
自分の人生に、主導権を握ろうと思っても。

若いウチなら、リカバー効くし。
クイックに失敗すればいいだけのことだし。

あ、今思い出した。
最初の会社辞めるとき、
会社辞めたことない方のありがたくも無効なアドバイス。
(その人はその人なりにオレのこと考えてくれたんだけど)

曰く、
「一度、転職経験すると、何度も転職しやすくなる。
 それは避けたほうがいい。」

一見もっともらしい、その時はワタクシも、なるほどと思った。

でもね、
スキル磨くことが主たる目的で、
もうココに居ても仕方ないそう思える段階に来たら、
どんどん、転職すべきだった。実際そうだったから、

自転車乗ったことない人に、
自転車の乗り方アドバイス受けちゃ、いけないね。
 
 
今はもう、当時の上司の年齢も超えてしまった。

いろんな経験させてもらったことは、
ワタクシ、ワタクシの人生に感謝している。


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