鳥越さんの功績をおさらいしてみよう。 <経済動向>

鳥越スキャンダル、文春が第一報を出しました。まだまだあるそうです。
お疲れ様でした。
ちょっと気が早いですが、老体に鞭打って出馬した功績をおさらいしてみましょう。
五輪後ピークアウトする東京への良い薬です。
 
 
鳥越さん失脚の後は、
小池vsドン内田のスキャンダル合戦でしょうねえ。増田さんは脇固いので無い。
後は自民党、どっちが転んでもいいように両天秤ですね。
 
 
で、功績は大きくこの4つ。
 1.高齢化社会の現実を突きつけた
 2.災害都市の危機管理意識を喚起する
 3.反対政党の致命的衰退の引き金を引く 
 4.マスコミの非公共性を暴く
 
 
高齢化社会の現実を突きつけた


そうだよなぁ。
 
後期高齢者の立候補には認知症チェックを ―運転免許制度の活用―
http://agora-web.jp/archives/2020399.html

メジャー選挙で認知症が話題になるのは初めてだが、地方議員を含めると既に相当な数が存在するだろうし、今後はますます深刻になる…と思うのも私だけではあるまい。

ごもっともだよなぁ。
 
これから、そういう社会を生きるのだもの。国ごと、都市ごと老いてゆく社会。
場合によっては、パイロット並に人の命を預かることもある職業は、
年齢に応じて診断を受ける必要あるんじゃないか。
 
100%である必要はないが、命に関わる仕事するならね。
今後増えるよね。
気づかないケースも増えるでしょう。
 
年取っても引退したい人は少数で、
働く人、働きたい人いっぱい居る。
 

でもオレ、そういう社会にもうなってるって、気付かなかったよ。
動く鳥越さんの映像見るまでは。
 
で、


判断力が鈍ったときに、欲と不安を突いた甘い誘惑って寄ってくるよね。
立候補にかぎらず、
名声でもお金でも、なんか資産あれば、それに寄ってくるのは居る。
  
誰でも自分の身内のこと考えたんじゃないかな。いずれって。
終活って大事だな。  

鳥越さんの姿見て、介護って大変だなって思ったよ改めて。
老人が若者より多い社会。
 
過疎な田舎より、大都会の方がキツイよ。こりゃ。
 
 
教えてくれてありがとう鳥越さん。
社会の木鐸とはこのことだと思います。
 
 
 
災害都市の危機管理意識を喚起する
政策が無いとか、
イデオロギーだけとか、
ただの党利党略だとか、
 
政策論争の質、ひいては政治行政の質を破壊するからって最初思ってました。
が、
動く鳥越さん見たら、東京に地震来たらホントに終わるなって、思ったよ。

 
蓮舫さんの発言も、悪夢的でした。
「行政手腕がない?最初はみんなそう」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160717-00000042-sph-soci

ま、写真の鳥越さんもアレだけど、、
民主党政権と震災のこと思い出します。

平時はまだ、民進のブレインが操るかもしれませんが、
有事において、リーダーシップないのは、
集団体制は迅速さに欠けます。
 
オリンピックやれば、いろんなの外から来ますし、
危機管理はさほど気にしてなかったんですが、
そういう視点で選ばなきゃダメですよね。

議院内閣制とは違い、地方自治は大統領型ですもの。
直接、首長選ぶんですもの。忘れてましたよワタクシ。
平和ボケです。お花畑です。

東京は老朽化しながら、社会は不安定化しますものね。

たとえ善人であっても、能力ない人に任せてはいけない。
喉元過ぎればですね、教訓はすぐ忘れてしまいます。
しかし、忘れた頃にやってくるものです。

鳥越さん、ほんと良い薬でした。
 
 
 
反対勢力の致命的衰退の引き金を引く
長く引用しちゃう。よい総括と思う。
「長い60年安保」の終わりhttp://agora-web.jp/archives/2020392.html

今回の都知事選は、ある意味で参院選より重要だ。それはこの半世紀以上も変わらない「戦争法案・憲法改悪反対」という類のアジェンダ設定を変える選挙だからである。都政について何も語らず、憲法や安保しか関心のない鳥越氏は、いわば60年安保の化石である。彼は当時20歳だから、青春の思い出なのだろう。 

高度成長で賃金が毎年、大幅に上がるようになると、労働者の関心は身近な経済問題に移り、革新政党の主張は説得力を失った。

70年代に誕生した革新自治体は、美濃部都政のように老人医療無料化などの福祉行政に舵を切って都市住民の支持を得たが、自民党はそれを上回るバラマキ福祉で革新自治体をつぶしていった。野党の逃げ場は「憲法を守れ」しかなくなったのだ。

冷戦が終わって社会主義への幻想がなくなっても、野党は冷戦時代のまま思考停止し、観念的な「非武装中立」を唱え続けた。自民党がよくいえば柔軟に、悪くいえば無原則に、状況に合わせて変身したのに対して、政権運営の経験のない野党は、ますます理想主義に純化し、無意味な憲法論争しか争点がなくなった。

今回の都知事選では小池百合子氏や増田寛也氏が具体的な都政の課題を論じるのに対して、鳥越氏はほとんど街頭演説もせず、「東京から憲法改正を阻止する」という。彼が若いころ刷り込まれた「長い60年安保」の夢から覚めることはないだろう。プランクの有名な言葉のように、政治も葬式ごとに進歩するしかない。

ああ、そういえば、
成田行ったとき、憲法の勉強会に出たって彼ら言ってたけど、
「名誉ある地位」って尊敬されたいってダサいよねってオレ言っても分からず、
丸山眞男の名前とかも知らなかったよ。
 
彼らしがみついてるけど、憲法のこと何も知らないよ。
どーでもいいけど。
 

まあ、民主党政権のとき、
リベラルとサヨクは分離して、二大政党可能な時代かって、
ワタクシも見誤ったけど、

結局、能力が無いのはどうしようもないね。

築地の利権かしらないけど、
真面目に都政の準備してた宇都宮さんで纏まれないんだもの。
それで担ぐのがアレなんだもの。

いや、うっかり実力ないまま知事になるの阻止するため、
ワザと自爆に出たのかもしれない。
連合は本当は増田さんに相乗りしたかったのだろうなあ。

いずれにせよ末期の匂いがする。

終わってからの始まりしかあるまい。
鳥越さん歴史的な大仕事しましたね。ご苦労さまでした。 
   
まあ、このあと更にカルト化進むので、
安全装置が失われたという意味もあるんだけどなぁ。
それはそれで仕方がないよ。
右肩上がらない準備しなくちゃ。
   
  
 
マスコミの非公共性を暴く
バイキングで「これが選挙なんです坂上さん」って意味良くわかります。
坂上さんがチビッちゃうっての分かった。

あの出馬会見で、分からないと正直に言う鳥越さんを絶賛してたテレビ。
終戦で20歳とか出生率とかヤバそうなことには言及しない。
 
差別だって騒いだ鳥越さんをまだ推してるらしいです。
 
差別キャンペーン張ろうって、
おそらくブレインは準備してきたのでしょう。
ワイドショーが思惑どおり取り上げてくれるの計算づくで。

小池さんそれ分かったから、バカバカしくなった。
テレビキャスター長いんだもの。
だから、俳優歴長いキャスターに、
選挙ってこういうもんなんだよって、言った。
 
政策は無いんですか?
ってのは、それで勝てるのですかって冷ややかな目。

で、
出馬会見同様に、
がんサバイバー差別の件も、ネットの評価と真逆。
 
数少ない街頭演説でも、認知症の傾向疑われて、
あのテレビの様子じゃ、
うーん、ダメだなこの人って、ネットの評価。
 
東京都知事になる可能性のある人が、あんな状態で大丈夫?
候補者の心身への懸念スルーは公共性に反する。 
安全に関わることを無視しててはいけない。
 
本来なら、選挙の公平性の問題はあるけど、公平じゃないんだから、
もうyoutubeとか同じ土俵でやれよ。
地上波独占するほどの公共性、社会性は無い。

もろとも引き連れてってくれよ鳥越さん。
団塊が世代の夢と一緒に。

教育、老人、マスコミ。
反権力のポーズで既得権益っていつも言ってるけど。
終活って大事じゃん。
 
社会が支えるだけに見合うものか、
できれば、東京のピークアウト前に、
準備進むといいな。
そのコストにもう耐えない。

電波オークションはまだかな。
ネットメディアに取材力はまだないからな。
あと10年くらいかかるかもしれないけど、
今回の都知事選はふりかってみれば転換点になってる。

ご苦労さまでした。
 
 
 
終わるべきが終わろうとしてるのは健全な証拠
だからボクは日本の未来は明るいと思ってます。
まだ、右肩上がらない時代への苦しみは始まったばかりですが、
適者生存という摂理は変わることがありません。
 
鳥越さんから学ぶべきものは多い。
終わりの始まりの号砲が鳴りました。

変化の中で自分を見失わず、生きてゆきましょう。 
 

質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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