冒頭から才能が凄い。ちょっと他に居ない。
そのうえ、
ヘビーなのは間違いない。たぶん安いハッピーエンドにしない。
ドキュメンタリータッチだから手ブレ全開。
映画館で観るのは疲れる。体力が要る。
公開時は、辛過ぎる内容に耐えられなさそう、と見送った。
それに、
ブリティッシュのポストパンクとか、よく判らないし。
「Coldplay」あたりが懐メロなのは、かろうじて分かるけど、、
それすら、世代じゃない。
でも、稀少なチャンスなので、
スクリーンで、この才能を堪能しておきたい。と早稲田松竹へ。
《 鑑賞 》
メチャクチャ疲れました。
映像を目で追うのも、内容に耐えるのも。
映像、音楽、演技、全て容赦なく圧倒的でした。
「クスノキの番人」観た後なので、
真逆なもの潜在的に求めたのだろうな。
偽物の希望や感動は欲しくないんでしょうね。
日本の情緒にちょっと反感覚えたり。
でも、絶望だけで生きられるほど強くもないし、
これはこれでキツイ。
映像は、
ハンディの手ブレに、縦長のスマフォなのに、
まったく隙の無いセンス。
それと展開が上手い、リズム感が凡百とはレベチなのだろうな。
本当に走っている。疾走感にも本物と偽物の別が有り、
ランティモスは、お金掛けても、逆立ちしても及ばないや。
一発でバシっと決める切れの良さ。
音楽に依存し過ぎという非難もあるのだけど、
大抵は、「ジョーカー2」方式採用しても、
映像がここまでノらない。ついて来ない。一体感は無い。
才能を才能として愛でよう。
疲れるけど。
音楽は、クールなんは文句無しで、
でも、
現在UKの貧困層の若者向けのジャンルについて、
私は不案内で分かりません。
本作では、Burialというアーチストがメインらしい。
音楽と16mmフィルムで魔法を紡ぐ少女の成長譚『バード ここから羽ばたく』
ベイリーの内面に寄り添うのは、エレクトロニック・ミュージックの鬼才ブリアルによる楽曲だ。
彼にとって初の映画音楽となるこのサウンドトラックは、町のノイズやベイリーの呼吸音などと混じり合いながら流れ、
空虚感や、記憶を手繰り寄せるような温もりを感じさせていく。
ああ、本作に通底するリズム。
ダブステップって、ヤツっすか。
一般的に、密度が低く、三連符やシンコペーションを用いたリズムパターンと、
サブベースの周波数帯が張り出していることに特徴づけられる。
四つ打ちに慣れた日本人には新鮮でした。
カンヌのコンペで賞撮るには、
ストーリーが、もうちょっと濃くないと難しいだろうな。
だけど、インディなままセンス魅せてくれる方が貴重。
UKは日本と情緒が違うのね、
ちょっと、「万引き家族」と比べてしまう。
やっぱり、日本だったら、
最貧の子供の地獄を描いても、ラストは情緒で、希望を描いてしまう。
希望は無いけど、生きて往かねば感は、UKならでは。
「ホーリーカウ」の予告で、
ケン・ローチになぞられていたけど、それは違う。
フランスの田舎は、もっと伝統的で保守的で牧歌的だ。
こっち↓と、勘違いしている。
音楽は健在っぽいけど。
エコとか、あんまり、、普通そうで食指動かなかった。
ま、兎にも角にも、
イギリスの格差社会を描いて、圧倒的な才能。
子供が子供作ってしまい、賽の河原の繰り返し。
主人公も、
成長というより、
子供が産める体に成ってしまった。
飛び立ちかねつ、鳥にしあらねば。。
ドライに平然と描く。
此処に希望は無いけど、生きてゆかねば。
ロンドンのイーストエンドが足立区だと思えば、
ケント州って茨城県くらいかと想像して観てた。
親は親で無軌道で、自分のことで精一杯。
逃げたいけど、逃げ場は無かった。ただ耐えるだけ。
殺伐とした空気は日本のコンテンツには無い情緒かな。
「オール・グリーンズ」と比較してしまった。
無駄に善人に描きたがるきらいが、、
いちいち言い訳が多いし。
ま、古今東西、
身も蓋も無い絶望だけを描くのは辛すぎるから、
希望というファンタジーをちょっと混ぜる。
希望は感情の借金なのに。
私は、本作、
日本とは違う情緒を堪能しました。
しんどいですけどね。
ああ、あと、演技については、
有名どころばかり、褒められる傾向にあるようですが、
無名もリアルで素晴らしい。
撮り方も上手いし。
当たり前とは言え、
怒鳴ったり、喚いたりしても、
それが説明じゃないんだよな。
ああ、演技というより演出の問題かな。
要求のハードルが高い処には、ちゃんと、
それに応える役者起用してるってことだろう。
オファーが通るのも、予算より才能。
おカネより才能。
久しぶりの体験でした。
今は、
才能あれば、映画よりも配信に向かうだろうし、
ブレイクしても、大手に飲まれていってしまいガチ。
2026年の新作では、手放しで才能愛でる体験は未だ。
とにかく疲れたけど、圧倒的才能を堪能。
”slay”って、日本語の”ヤバい”みたいな使い方ですかね。
容赦無い感は伝わる。
今回の戦争結果、AI特需来たら、人類らしい進化の極み。
膨大なデータ収集してるらしい。
2026.03.07 現在
衆議院選前の水準は耐えられるか必死の抵抗線。
ですが、
-2σのバンドウォークしそう。
タンカーが往来するまでは厳しそう。
弾切れは、そう遠く無いと想像される。
エプで市場大荒れもあるかと眺めていたら、
それどころではなくなって、
どちらもイスラエル関係で、陰謀論を疑ってしまう。
それはさておき、
アゼルバイジャンの小学校へ、イランはドローン攻撃の ”何故”
この疑問をスルーする連中は全て、エセ解説と断定している。
今、のんびり中国の話題で喜んでる手合もビジネス保守。
イスラム研究家が軍事を語っても、
軍人がシーア派の政治システムの解説しても、
全て門外漢。
大将の首取って満足しないんだから、
前回叶わなかった、無力化は最低限ゴールにしてるだろう。
それは ”解説” 無用で分かること。
独裁システムの辛いのは、任期が無いこと。
指導者が劣化した時に代えられないと仕組みごと滅ぶもの。
封じ込めるだけで、内戦になっても誰も助けなさそう。
それを希望と呼ぶかどうかは、まちまち。
