久しぶりに働くということ <山都便り?>

働くことのモチベーションは3つ。
 社会と人間(じんかん)と繋がって活動すること自体の喜び。
 金銭的報酬のという目的。
 スキルアップ、自己向上の喜び。
 
3つに大別出来る。
ワタクシは、あの時その全てを見失っていた。
今はその3つが復活しつつあるので、
 
出稼ぎの冬に、もう一度試してみてもいいのではないか。
そう考えて、選択肢を増やしてみた。
後退なのかもしれないけれど、やってみなはれ。
 
とりあえず、東京でいろんな人に遭ってみることにした。
  
  
やはり、東北の冬は出稼ぎ。
だって、雪降ったらもうどうしようもないもん。
寒さに耐えながら一日中家に篭ってるだけなのも、もう無理である。
結論を先送りにするのはもう限界に来ていた。

一旦、バンコクあたりに戻り、それから旅先を考えるか、
それとも、日本にとどまるなら、東京で働くか、
二択である。
 
 
最初は元の生活に戻ること考えてみた。
イランは行ってみたいが、テヘランの冬は寒いらしい。季節が悪い。
東南アジアに居るだけじゃ、新鮮味がない。
インドを南下するようなプランも考えたがそそられない。

それに、
折角日本にも慣れたし、外壁塗装もしたい。
坂本タクマ先生のおかげで、プログラミングの面白さも蘇って来た。
ずっと一人で退屈も味わったし、そろそろ何か活動してもいいかも。
 
そんな思いもあって、東京で働くを選択肢に入れた。
東京に行ってみて、
オファーがあるかどうか、
魅力を感じるものがあるかどうか、
 
もし、あったら、雪が溶けるまでは東京に居よう。
すきま風厳しい12月にそう決めた。
 
あ、ちょとだけ補足すると、
日本の雪降らない地方でWWOOF的な過ごし方はもうたくさん。授業料は充分払った。
ツラい冬に日本に居るなら、経済活動でもしよう。
ただ暮らすだけなら、バンコクじゃない理由がない。
日本のお金なら東京、質も量も他を考える必要はない国。
  
 
で、8年ぶりの復帰を考えた。
何故辞めたのか、何故復帰しようするのか、当然聞かれる。
 
働くことのモチベーションは3つ、
当時私はその全てを失っていた。
 
まるで社会的意義の感じられない仕事。
 大家さんなら直接サービスを提供して対価を得る。
 私のメイクしたシステムが直接エンドユーザを喜ばせるなら楽しい。
 実際は、どうでもいい組織の中間にいる人を満足させてるだけ、
 それがユーザのサービスに繋がっているとは思えない。
 日本の生産性のダメなところの凝縮を繰り返し体験してた。
 技術者が誇りを持って働ける環境は加速度的にヘルだろう。
 
金銭的報酬は労働が全てではない。
 お金は稼げても、仕事の我慢料の対価だったり、虚しい時間の補填じゃ、
 人生は時間で出来てるのに、本末転倒。
 他に手段がなければそりゃ働くけど、代価手段を手に入れた。
 代価手段が機能するかどうかは、オレの大家力次第。
 やるべきことは他にあるよね。
 実際、学ぶべきことは沢山あったよ。それから。

技術の進歩が止まった。
 Windowsが出て、一人一台PCの環境。
 インターネットが普及して世界は一変した。
 あの頃の興奮はもう無い。 後は如何に安く効率良く仕上げるかだけ。
 Javaを好んだのはユビキタスでトロンみたいな世界感に惹かれたから。
 しかしP2P通信は機密に触れるようだ、Winnyの作者は殺された。
 当時はドローンという言葉は無かったが、軍事的な最先端だと想像された。
 デバイスはスマフォに変わったが、未だにサーバ相手に通信してんだもん。
 
 
それまでの仕事を続ける理由も、日本に居る理由も失っていた。

で、今ですが、、

社会的に人の間で活動してもいいかな。
 旅してると刺激あるけど、山奥で一人はその反動もある。
 社会活動なら他でもいいんだけど、 
 「お金を介さず」がちょっと上手く出来てない。
 ボランティは責任ない気楽さで、ちょっと違う。それじゃない。
 WWOOF体験で痛感した、
 お金って他者評価だから、関係をちゃんとさせる決済機能があるんだよ。
 そこ信用だけでやろうとすると、独善の甘さが出る。邪悪に付け込まれる。
 信用だけで成立させるには村八分のような強い抑止力が別に必要だ。哀しいことに。
 復帰の中で社会的活動探すのが、可能な選択じゃないかな。
 
まとまったお金でリフォームしたい。
 去年から日本に居て、散財してしまったこともあるし、
 10年近くなると大規模修繕の季節だし。
 外壁塗装もそろそろヤラねばならない。
 インカムは定期的だけど、まとまったお金ではない。
 これからトレーダー目指すよりは、確度も即効性も高い方法がある。

ドローン技術の民間スピンオフとIoT。
 今IoTと呼ばれる概念は当時からあったよ。
 もし、今度こそ技術が進むなら、何らかの解禁があるんだろう。
 ドローンの民間利用が出来てくるのかもしれない。
 もう技術が完成してて、ある程度公開されるなら、
 今こそタイミングかもよ。
 あの頃のように頭も手も動かんかもしれないが、
 諦めたこと試す価値があるかもしれない。

まあ、言い訳に過ぎないかもしれないが、
2016年末のワタクシが出した結論です。

今、とりあえず確かなことは、
東京から山都に戻って、どっと疲れが出てるということ。
年内には手仕舞いしなくちゃな。
  
 
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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