ボクに出来たのはフリーの独立で、起業とは言えない。
でも、未経験より勘所は分かってる。
抜け漏れないように、100%万全の準備をすることが適切とも、可能とも思わない。
これだけは、外してはイケないこと、
不細工でもおいおいなんとかなること、
両方あります。
その勘所分かっている方が、万全の準備目指すより失敗は少ないと思うけどね。
ボクの失敗を聞いておくれ。
会社辞めて、法人登記して、オフィス借りた。
社内LAN始め、職場環境は用意した。
協力してくれる人、参加してくれる人も居た。
でも、結局オフィス閉めて、辞めてもらって、一人で再スタートした。
そしたら、不思議なことにキャッシュ回り始めた。
ボクはいったい、どこで起業を失敗したのだろう?
同じ話を、3度聞いたことがある。
いつのことだか忘れてしまった。多分独立した後、
日産を定年退職後、起業コンサルタントしてる方の話を聞いた。
ちょっと古いかな、ちょっと甘いかな。とも思ったが、とても大事なこと最初に教えくれた。
聞いてから起業すりゃよかった。
「お客さんを見つけてから、起業しなさい。」
多くの人は、お客さんを見つける前に、機械だとかオフィスだとか、整えて起業しちゃう。
オレのことだよ。
仕事取ってから、起業すれば、よかった。
オフィスなんてソフトウエアなんだから、自宅でいいんだよ。
人に協力依頼するにしても、ネットあればやり取り出来るんだし。
オフィスは後でいい。
ゴリゴリの製造業の人が、先に客を見つけろ!って第一声で言うんだよ。
自分の看板でついてくれるお客さん、それが一番大事。
神田昌典さんが、外資の商社だかに勤めていたころ、
洗濯機だか冷蔵庫だか、シロモノ家電の大口の受注を取った。
ところが、商品が無い。
アメリカ中電話しまくって、ようやくお目当ての商品の在庫見つけた。
輸送手配から、取説の翻訳から、パッケージの付け替えから、
全てを仕切って、なんとか納期に間に合わせたそうだ。
曰く、
お客さんさえ居れば、商品とか無くてもなんとかなるって、この時知ったと。
個人なら尚更、規模小さくて、
受託生産なら理想だよね。在庫ロスないもの。
作ることばかり考えてて、起業するのって、逆に危険だよね。
生産からじゃなく、注文から始めよだね。
キョウデンの橋本ひろし社長は、カンブリア宮殿で語った。
部品メーカなんだけど、
今日の注文、明日納品します。って。
最初、設備もなくて、広告打ったらしい。
早いけど何倍も高い。
そしたら、注文が来た。
(その時の注文は既に受注一杯とか言って断ったんだろうけど)
それでこの商売イケると確信を持ったって。
自分のサービスのお客さん見つけるの最初だね。
ブログで言えば読者で、オレそれちゃんと出来てないんだけどさ。
今はインプットとアウトプット繰り返すだけで精一杯で。
どういうサービスなら、誰がお客さんになってくれるの?
事業って顧客の創造だもの。
で、オレの場合、
信用もなく、なんの特徴もなく、
ただソフトウエア開発受託しますって言ってもお客さん見つけるの難しい。
常駐でいいから、どこでも行きますから、
オレの技術と時間売ります。なら、お客さん居たんだ。
開発の実績は有ったし。
起業はお客さんの居るところで、
飲食とかは分からないけど、
注文取ってから、起業するくらいで丁度いいかな個人は。
ネットで売れる時代だし。
リアルにお客さんいなくて、
希望的観測の、
教科書どおりの事業計画書なんて、屁みたいなもの。
起業経験ない人たちが、机上でどんだけ知恵絞ったとしても。
PDACを回しても。
計画から始めてはダメだ。
お客さんを探すことから始めなきゃ。
見つかって、かつそれがやりたいことなら、
どういうモデルなら収支合うか、考えるのそれからでいいんじゃない。
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。