Eクアドラントは最後に自分に払うが分からない。 <起業再入門>

Eクアドラント、被雇用者。
東芝の社長だって、Eクアドラント。
チャプター11のときに議会にジェット機で乗り付けたフォードの社長もそう。
 
サラリーマン経験しかないと、
「最後に自分に払う」が分からない。決定的に分からない。
 
 
受注まで一苦労で、売上立てるまでも労力掛かる。
ここまでは分かるんだけど、

売上立ったからといって、入金安心出来るかといえばそうとは限らない。
内容証明送ったこともある。
 
で、不確実に入ってきたキャッシュから、
確実に出ていく、請求を払ってく。
家賃も払うし、給料も払うし、利益出れば税金も払う。
ま、ソフトウエアだと原材料はあまり掛からんが。

いずれにせよ、ようやく入ってきたキャッシュから、
全部払って、そのさらにようやく残りから自分の取り分。
 
PL的に発想すれば、そういうことだよね。
 
 
それが、決定的に分かんないんだよ。Eクアドラントの住人は。
働いたら、それで月々入金が自動的にあると、なんの疑問も無い。
 
分からない人と会話した経験が私にはあります。
皆様はいかがでしょうか。
 
 
 
それが分からない人から、起業を学ぶのはヤバイっす。
危険すぎる。借金背負いかねない。
 
起業に至らないのは構わない。さほど損害はない。
 
ただし受講料が法外でなければね。
グループカウンセリングなら、一時間あたり2000円を目安にしよう。
そういうサークルだって、あるだろう。それは健全とも思う。
 
 
考え方が軽い、それが経験が無いから、知らないからってのは罪だよ。
無知は罪。
逆に善意であるほど、無知の罪は重いもんと相場が決まってる。
 
 
 
「最後に自分に払う」だけは分かっておこうよ。サービスの提供者として。
その代わり、誰を客にするかは、自分が決めりゃいいんだけどさ。
 
誰に、サービスを提供するかは自分が決める。
 目の前の仕事分からない上司でもなく、
 自分都合優先なだけの取引先の担当者でもない。
 
自分のサービスを届けるべくして、顧客に届ける。
その自由の代償が、「最後に自分に払う」じゃん。
 
 
フリーランスの末期、オレ仕事の目的見失ったのって、原因あると思うよ。
 
入金についての意識がサラリーマンと変わらなくなってたと思う。
どんどん仕事して、ドンドン入ってくればって、疑問もなく。
 
 
最後に自分に払うの対価に、客を選ぶ自由。
「最後に自分に払う」の覚悟が弱まってたと思うよ。
 
 
どういう人をお客さんにするのか、
見直すチャンスはあったかもしれない。
 
西山雄一先生が、入居審査のときに、
「歯をくいしばって断る」って入居者さんの質に拘る。
このアパートには、良い人しか住んでません。
これがこのアパートのウリです。
 
って、言ってたけど、
歯をくいしばって、お客さん選ぶ勇気があれば、
違う人生生きてたかもしれない。
 
 
ま、そういう葛藤すら知らなくていい世界ってのあるんだなって、
逆に新鮮ではあったけど、
それが起業勧めるって話なのは、あまり笑えない。
 
帰属のメリットとデメリット、そのレッスン1が、「最後に自分に払う」だとオレは思うよ。
強く。 

 
 
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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カテゴリー: 2017, プログラミング タグ: パーマリンク

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