「新社会人よ、窓際を目指せ」 マジでそう思うけど、、仕事は娯楽で生活で <職場再入門>

サレンダー橋本の天才性に打たれ書いてます。
仕事って、、
生活の手段か、自己承認の場か、
投資家視点か労働者視点か、
経営視点か非雇用者視点か、
 
職場というものに久しぶりに長い時間を費やしてる現在、
いろんな人を見て、時代の変遷を感じます。
いずれ、仕事と娯楽の区別はなくなるんだろうな、
それは、高度成長期のシアワセと真逆のヨロコビを生きること。
 
 
 
お久しぶりです。
仕事ばかりしてて、他のインプット無くて、アウトプット出来てません。
直近は、
確定申告で手間取ったり、
安いところに住んで、お金以外の対価払ったりしてます。
 
東京で働くことは、台風の目の中に居るようなもんです。
職場に居てただ人生の一部が、薄く剥がれていく感じ。
いや、消耗ってことじゃねぇんだよなぁ。無為というか、砂のようで。
 

ま、それはとにかく、
サレンダー橋本の天才性に打たれた。
新社会人よ、窓際を目指せ
http://omocoro.jp/kiji/50566/

 
 
個人的には、
何も思い浮かばない
5http://omocoro.jp/comic/82621/

週間で何も浮かばないで、これか!
って、戦慄したのが先なんだけど、
 

なにはもとあれ、
本当の勝者は窓際だと見切った、
新入社員逆島の青雲の志に痺れた。

年功序列で仕事せず年収八百万の雑務課課長の椅子。
働かずしてカネを生む、神をも恐れぬ錬金術。
いつかたどり着いてみせる。あの低みに!!
  
ライバル川田を追い、
ギリギリの奇行で念願の北関東ダンボールセンターへの切符をもぎ取った逆島。
 
しかし、次回予告では危険な兆候が、、
自己承認欲求の甘い罠が、逆島に迫る。
 
 
という前編で、思わず後編も買ってしまった。

 
ネタバレしちゃうけど、
逆島の蹉跌。「期待される」という誘惑に負けて行く過程が描かれる。
その負け方も素晴らしく、勝者川田とのラストの対比は鮮やかである。
 
 
 
うーん、だけど、
経営視点なら、ホントの敵は働かない窓際じゃなくて、
無能な働きものなんだよなあ。
 
レイオフできない流動性の低さは有能な人が辞めて行かないコインの裏表、
平均の二倍以上のパフォーマンスの人材確保できるなら、
おとなしい窓際はコストだ。許容の範囲。
 
ムダに仕事増やして、一生懸命仕事する。
一番利益を喰うのはこれだよね。
逆に、サラリーマンとしては一番幸福だろう。
 
客観性ある収益とかと離れて、自分に都合いい正しさを追求する。
自分の指標では自分は優秀でやりがいを持って働ける。
これは精神的にラクだし、幸福。
 
収益がそのまま自分に跳ね返るSクアドラントの住人にはない特権。
 
Eクアドラントでは、
ホントに本当の勝者は、無能な怠け者じゃなく、無能な働き者。
まあでも、逆島みたいに、モラルあってレバレッジ意識ある人材なら、
次善の勝者窓際目指しちゃうなぁ。で仕事中も他のことしてる。
 
 
年功序列終身雇用っていうけど、仕事というものの需給関係が今と違うからな。
昔の方が、無能な働き者が輝く余地が大きい。
 
やっぱ、機械の存在は無能な働き者を駆逐していまうのだろうか。
仕事という娯楽を人間から奪ってしまうのだろうか。
 
フト、アメリカの伝説のプログラマの伝説を思い出す。
数値処理の仕事だったらしいが、
仕事に就いてスグ、自作のプログラムに仕事はやらせて、
何年も出社だけして給料もらっていたらしい。
 
 
確定申告でも、請求の入金消込はどうしても手作業で大変。
システムでもそんな問題あって、経理の人に訊いたら、
どうしても手作業だと言う。
AIがヤッてくれるといいんだけどと、教わった。
ああ機械学習が対応するソフトももうあるのか、、
 
 
ある職場では、隣の部署から、
手入力の作業が早い人と遅い人が居るとか居ないとか、大きな声が聞こえたりする。
うーん、その視点で争うこと自体が、無能な働き者。だよねぇ。
 
 
機械が処理しても人間が処理しても同じなら同じ値段払う価値はある。
経営的に正しいのは、伝説のプログラマにソフトの使用料払って、
その職場の人員ゼロに近づけることだろう。
 
オレらの仕事は本来そんな仕事で、
無能な働き者にならないのが、職業人としての最低限のモラルかと思ったりする。
あー、趣味で仕事してぇ。
我慢して律してるのに、そうだったら一番最悪だけど。 
 
 
費用対効果というか経営視点で見るのと、
職場で幸福を感じることとの対比と言えば、
 
逆島とドラッカーは驚くほど、似ている。

無能な働き者の例では、
分析を頼まれて、綺麗なグラフを作成することに労力割くという例えで紹介。
曰く、一番困るのはやらなくていい仕事を完璧にこなす社員。
 
ドラッカーを引いて、
影響ない地位におくなら害はない、影響ある地位なら破壊的。
「キャノン電子では古参の役員を降格させるのに一人部長になってもらう」
ホントに、無能なマネージメントは死だからなぁ。
 
迷惑も掛けず、ノープレッシャーで、
何もせずに年収八百万で一生安泰なら、そりゃ目指すよ逆島のように。
オレは最初から躓いたけどさ、、
 
 
酒巻社長、レイオフあるアメリカとの雇用体系の違いにも言及してるけど、
窓際のクビも切れる代わりに、
酒巻社長ほどの人材だったら、
自分で特許取って起業して、事業売却して、
キャノン電子社長の生涯年収と年金の何倍かのカネ得てんじゃないかなぁ。
 
そこはコインの裏表で、
むしろ職場で働くという娯楽vs利益というシビアさの戦いだよ。
 
匿名のメール受けてまで、工場閉鎖とかやるんだもの。
経営のイヤなとこは他人の運命に関わることだよなぁ。
 
オレは日本の社長の給料程度じゃヤル気しない。(能力もないけど)
目指すは、最少労力で最大効果のハイレバレッジな窓際という黄金の椅子だろう。
 
 
 
ああ、経営視点と労働者視点といえば、これも対比的だ。

この本の哀しさは、冒頭、出世することのメリットを説くくだり。
 
管理職にならないことのリスクが、「リストラ候補として名前が挙がること」だそうだ。
笑ってしまった。
 
リストラしなきゃいけない時点でどこか経営に問題がある。
そんな会社にしがみついてる時点で職業人として無能じゃね。
 
それに、ホワイトカラーの低い生産性の方がより問題だよ。
 
 
著者の100%従業員視点が素晴らしい、経営視点が介入する余地がない。
やりがいとか言うなら、何で起業という選択肢は無いの?
 
ただ、この本の面白いところは、
「組織で出世すること」にフォーカスを当ててることで、
組織人としての優秀さと職業人としての有能さは別なんだが、
前者に目を向けてること。
 
惜しむらくは、後半マネージメントの話になり、
それは職業人の優秀さの問題で、組織人固有じゃねぇよ。
アンタの本読むよりドラッカーでも読んだ方が有益になってしまう。
 
 
 
で、逆島の蹉跌の理由もよく分かるんだよ。
ライバルの川田はモラルがクビにならないギリギリで、
仕事もしない。ちゃんとしない。
 
だけど、逆島が演出した無能は、
職場で協調性ゼロだったり、奇行の持ち主だったり、
それタダの変人であって、組織人としてはアウトでも、
職業人としての無能の証明になってないんだよ。
 
たまたま有能な部下に懐かれた不運もあるが、
でも、懐かれるまでのくだりも、運命は性格で、自己責任だし。
懐かれてからも、
ホントの無能な上司なら、有能な部下を腐らせるようじゃなきゃダメだ。
部下の能力発揮させた時点で、閑職コースからドロップアウトだよ。
 
酒巻社長は、イチローにおける土井監督と仰木監督で例えたけど、
逆島、
新人でスグ窓際の労働のコストパフォーマンスの高さに目をつけるほど怜悧なんだもの、
部下のパフォーマンスも最大化させちゃったんじゃないの。
 
 
運命は性格。
元来の真面目さのせいで、川田にはなれなかった。
今日もスケジュールはびっしりだ。
 
 
オレは他人の運命に関わるという重さに経営者がどうやって耐えてるか知らない。
それは知りたくもないし、間尺に合わない。
自分のリスクで自分の口を糊すれば充分だもの。
 
 
ただ、
入力が早いの遅いのと、怒号が聞こえてくるときだけは、
幸せそうでいいなぁと、平和だし。
まるで逆島が川田を羨むように、そんな感情が走る。
 
それが無能な働き者なマネージメントであれ、仕事楽しいだろうな。
すぐ虚しさに負ける自分の性格とその運命を思う。
 
 
 
 
 
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カテゴリー: 2017, プログラミング タグ: , , パーマリンク

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