「ラーメンヘッズ」ドキュメンタリーが観たくて。作り手の誠意伝わる。

ドキュメンタリーの良いところに安心。ラーメンも美味そう。
作り手の誠意を感じて、ほっと一安心。
政治的なテーマでないことが幸いしてるのかもしれない。

デトロイト観た後なので、自分の仕事に対して純粋なるもの観たくなった。
しがらみ抜きで勝負できる世界で生きる人の幸せと大変さを描く。
 
株式会社ネツゲンさんも只者ではないと知る。
 
 
 
富田のカップ麺貰って入場すると、
オープニングでネツゲンというドキュメンタリー制作会社による制作で、
エンディングでクラウドファンディングによる制作協力あったことも知る。
 
ああ、情熱大陸の会社なのか、ドキュメンタリの職人集団なのだな。

ネツゲン・大島新さんがドキュメンタリー業界の先に見る未来とクリエイティビティとは?
https://www.creativevillage.ne.jp/27393
 
ググってみたら、対象である富田さんに負けないくらいの情熱の持ち主。
だからこそ、あの気難しげな職人さんにも信頼されたのだろう。

そもそもカメラが入った時点である意味異常な空間というか、その時点で意図が入っています。そして、その人の何を撮るか、どういう質問をするか、を考えて映像化していく中にもクリエイティブな作業があります。ドラマやシナリオのあるものとは違うので編集における選択の幅は広いですよね。

映画の中で、何人かの店主の発言で、
何故日本でラーメンがこんなに発展したのか、謎が解明される。
 

ラーメンは単価800円程度で、
コースでなくて、どんぶり一杯で勝負。
 
その決まりごとの範囲の中で、料理として表現できることは無限。
他の料理、例えばイタリアンだったらここまで他の店と違うのは出さない。
 
一定の縛りの中で、職人の表現力が発揮できることが魅力。
だから熱狂的な信者も生むし、こんな料理のジャンル他にないと言う。 
 
和歌とか俳句とかにも似て、確かに日本人が得意そうなジャンルだと納得。
 
 
ドキュメンタリーとちょっと似てます。
フィクションの創作とは違う。
むしろ主観は色濃く出る。
 
化学調味料と塩分ばかりのラーメンも多くて、 
食後に喉が渇くような食べ物はそんなに好きじゃない。

ハライチ岩井がお笑い風を嫌うように、
ワタクシもドキュメンタリー風が嫌いだ。
中でも、創作とドキュメンタリーの境界を意図的に曖昧にしたものは嫌い。
 
政治的意図という雑味が入る余地の無い素材を、
丁寧に時間を掛けた仕事で処理してくれた。
  
ラーメン狂とドキュメンタリー狂のダブルスープみたいで、  
満足の一杯でした。
湯気の向うのラーメンは本当に美味そうでした。
 
 
 
ドキュメンタリーはしんどい。から尊いと再確認。

「答えがないことに向かって進んで行って、答えらしきものを最後に出さなきゃいけない」からなんですよね。
だけど、その答えのないことにああでもないこうでもないという話をずっと続けていかなくちゃいけないのがドキュメンタリー制作なんです。そしてやっぱり、作品が出来たときに「面白かった」とか、ちょっと大げさかもしれないけれど、「社会に対して意義があった」とか、そういうことを思えれば、続けられると思います。これを踏まえて、愉快で真面目な人、ちゃんと人付き合いができて相手のことをちゃんと思いやりれる人と一緒に仕事がしたいですね。特別な映像の才能は必要ないです。被写体との対話が最も大切ですから。

答えが最初からあるハリウッド資本でのフィクションも大変だとは思うけど、
単価の割に、いいラーメンは手間も原価も掛かっている。
報われるかどうか、分からないとこでどういう粘り方したのか、味に出るよね。
   
  
 
少ない席数で、回転率よく、リピータが大事、 弱者の戦略。
原価高く、手間かかるので、大規模な店舗は難しい。
伝説になるような店は大抵、席数が少ない。
 

「僕はこのまま映画とかテレビで逃げ切れるかもしれないけれども、君たちはそうはいかないから、自分たちの表現の出し先を考えておいた方が良いよ」と話していますね。日本の視聴環境は人口減という問題やネット配信の発達があって、テレビにおいては少しずつ国内の業界がしぼんでくることは間違いないじゃないですか。

だから、海外でも売れる作品じゃないとなかなか未来は厳しいのかなと思います。うちも経営していくためには既存のテレビ番組も続けていきますが、何らかの著作権をもった、自分の会社のオリジナルの作品をもって、それを海外で放映したり、国内でもテレビという媒体だけではなくて映画やネットで視聴者に届けるようなかたちにしないとどう考えても厳しいなと思っています。

テレビとかハリウッド資本とかとは違い、弱者の戦略で勝ち抜いて欲しいものです。
大資本チェーン店とは違う余地がまだ、ドキュメンタリーにはあると思う。
 
食べログとかのネットの発達は、プラスな店にはプラスなはず。
 
白人警官の横暴にはネットにUPで対抗とかの話は、
主題は好物でも、何故かオールドメディア寄りには好まれない気がする。

日本でこれからも、良いお店増えるといいですね。
 
  
  
質問コーナー、お問い合わせは、sanpome.net@gmail.com まで。

  
 

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