映画<アド・アストラ>ネタバレ スペース・オペラの皮を被った志賀直哉だし。沈着な危機対応能力が必要なのはテクニカルトレードくらいだし、

導かれるようにして、アド・アストラ観ました。

セミナー予約して時間間違えて、せっかくだから映画見て帰ってきた。
玄人筋の評価に反して、ユーザーレビューは低調ですね。
その理由も分かります。
冒険活劇期待して、志賀直哉読まされても。キツイよね。
 
 
 
ま、文学に興味なくても、テクニカルトレードの話でも。
映画では、危機に際して、意思決定の優劣が描かれる。って話から。
 パニックになる。
 決断ができない。
 失敗を認められない。

危機に際して、駄目な意思決定の例は、
自分自身でもあるし、
日本の組織に関われば、日常茶飯であろう。
 
映画のブラピは、
感情に障害を抱えるのでAIのように適切な判断して、
危機を切り抜ける。
 
かくありたしと思うなれど、 
危機で駄目な判断の結果、即痛い目を見るのは、
現実では、テクニカルトレードの参加者くらいだろう。
 
朝起きたら、大統領がなんか言って、
ポジションの逆の急な値動きって、リスクマネーな人にはお茶の間の出来事です。
暇だと、夜中にニューヨーク発のチャートが気になってしまいます。

で、危機際して、
 パニックになる。
 決断ができない。
 失敗を認められない。

映画同様、こうなって、シアワセな結末を迎えた例をボクは知らない。
 
 
 
角山先生のセミナー出ても、企業価値分析で現物株買うのやっぱ怖えよ。
いや、頑張るよこれから、だけど、
市場に参加するのに、丸腰みたいでさ。
不動産はthe real thingだけど、紙だよ紙。紙のくせに。
 
オプションや先物でもいいんだけど、とりあえず空売りから。
更に、どうしてもつなぎ売買の技術は欲しかった。
紙を現物で買うというリスクに対して、可能な限り、対処する選択肢は増やしておきたかった。
単純なトレンドフォロー一発取りでは、バリュー投資の保険にならない。
 
リスクに対処する手段を先に手に入れておけば、
あとは、ブラピみたいに洗練された手順で、
冷静沈着に生き延びられるかも。
 
ま、トレーダーは、
危機に在りて、
可能なオプションを適切に選択して切り抜けるブラピを見るだけでも参考になるとも思う。
 
 
連休前はチグハグなことしたりしましたが、
今回の沸騰ではポジションキープのまま、先週火曜売りポジション乗せました。
常識的には、登った坂を下ると見るけど、
ドル円しぶといのでここで耐えるかもしれません。
材料的には、中国株上場廃止はフェイクなんでしょうか。
 
 
 
つなぎの利確は単なる決済とは違う。決済の時間差という選択肢を得ること。
選択肢の幅を増やすのが、自己決定の自由。

同じだと言う人は、意思決定の時間を遅らす技術を使わない人です。
優劣の問題じゃないんだけど、
オレは生き延びるために多くの選択肢が欲しい。

優柔不断な責任者に対して、オートじゃなくマニュアル操作に切り替えろと、
危機を脱するブラピみたいに。

こないだまで、仕事してたけど、デジャブ。 
 
 
 
自由の無い人は、危機に対する選択肢を知らない、知らないことすら知らない。
セベ・バレステロスが昔日本のゴルフに対して、
「リカバリショットのバリエーションが少ないから、彼らは攻められない。
 遊びのプレーの経験が少ない。」
と評したことがある。
想像力は創造力。
豊かなプレーヤーと指示待ち君との差。

いま、ようやく成長を追いかけてもよいかという気になってます。
まあ、池ポチャやバンカーの連続ですものね。人生。

荘厳な映像と音楽に包まれて、
ブラビの洗練された手際を大スクリーンで堪能するだけでも、一興と思います。
プロデューサー兼プレイヤーであの力量。しかも男前って、、
 
 
 
で、内容は志賀直哉。
期待してたのと違うはごもっとも。
抑制されて無駄を省いた表現で父との葛藤を描く。
実は自分探しの帰郷。
令和の時代にそんな古臭いテーマを。

まあ、低評価もごもっともですけど、
ワタクシは、父の経験は無いけど、息子の経験はあるから。
愛情が無いというのでなく、ただただ未熟なだけだった。
危機に際して、オプションを持たないクルーのように。

まず、親を超えなさい。ですねぇ。

残念ながら、ボクにそれは叶わない。
どっちが先に死んでも、お互いの葬式には出ない協定を結んでいる。

まあ、大愚和尚に異論あるとすれば、
日本人の付和雷同的感覚に同化出来たことはない。私は。
それに、現実は、
「人の行く裏に道あり花の山」だしさ。
「相場師は孤独を愛す」ですもの。
 
 
 
でもね、
通過儀礼は出来ないけど、自分をゆるし、親をゆるそう。
オレは、あの親を選んで生まれてきたんだ。こんな経験がしたくて。

イギリスでは、天候の悪いときの方がゴルフを堪能できると考えるという。
 
実を言うと、
私は物質という存在がよく理解できない。苦手だ。
物欲という感覚もよくわからない。
多分、物質も反物質の区別も無いただ、波だけの次元の意識体として生まれたんだ。
今日も波を追いかけている。そろそろ三角抜けるかな。
 
国境を超えて、パスポートにスタンプ押してもらうように、
星から星を旅して、たまたま今この時空の、物質のある星にステイしている。
ここに生まれてこのかた、ここが本来自分がいるべき場所だと思ったことはない。

で、
選んでこの時代、この地域、あの親を選んで生まれてきた。
エアアジアの予約をするように。
 
バングラやパキスタン行ったら、ビールも飲めないって、承知の上で行くんだよ。
したことのない体験がしたくて。
あえて不便で危険なルート選んだりして。

その感覚が生きてることと、シンクロする理由がわかったよ。
どの国いっても「どこか懐かしい」とは1ミリ思わんが、
宇宙の美しい法則で流れる映像を見ると、還ってゆくという気がする。

久しぶりにこの曲を聴きます。

私は地球に馴染めない。 
 
 
物語は、父との再会を果たし、人間回復して、奥さんと地上で関係修復。
ま、奥さんは現世の自由意志で選んだのだし。親とは違う。
キリスト教は家族を大事にしますね。やはり。
オレは異教徒だから、
犀の角のように一人歩きます。残念ながら、

やっぱ、こっちの曲かな。

ま、対価を払えば、大抵のこと手に入る。
ただ、対価はお金で払うとは限らない。
相場師は孤独を愛す。
 
 

行きはセミナーの遅れに気づいて慌ててタクシに乗ったけど、
映画観て、電車で帰った。パスモは忘れた。

中国人の一家が切符自販機の前でまごついてた。
「どこに行きたい?」
「ここは大江戸線、まずは丸ノ内線の駅までゆかないと、赤いヤツ」

それにしても、
日本のって多機能でも操作分かりにくい。
センスねぇなぁ。なんでも責任回避的。ジョブズは生まれない。

それはともかく、
オレもよく、乗り場わからないこともあった。 
身内いなくても、親切は幸福の第一歩。

 

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