世界が段々と良くなってゆく、に逆行すると心が塞ぐ。

ちょっとITのお仕事の絡みで、書きます。

数理感覚ある人は、
もうチョット専門的な分野で高給取りなエンジニアの道あるでしょうけど、
それとは別に、

汚い表現でいうところの「IT土方」要員は、
文系理系という分類では、
新規で参入するのはもう文系7割くらいだそうです。
 
あまり夢のない産業で、それを確認することも多いです。
マネジメントが壊れていて、だたの奴隷労働でそれを埋めようとする。
どんどん劣化がスパイラル的に起こって、 
良い人材から愛想つかして辞めていってしまう。
結果、
人月消化だけで、クオリティコントロールは形骸化してしまう。
  
 
 
昔、本にも書きましたが、

生保の案件で、
「生涯賃金の計算式とか出てきますが大丈夫ですか?」と、
理学部数学科卒業した、私は質問されました。
 
ああ、この産業はもうダメなんだなと、当時悟ったものです。
 
その予測に狂いはなく、
リーマンショック直前に全てITの仕事も、日本での生活も手仕舞ったのは、
なかなかの判断だったんだと、自画自賛してしまいます。
 
予測が正しいと、心が塞ぎますが、
それは間違い。 
 
 
  
心が塞ぐのは、世の中良くなっていってるのに、それに逆行しようとするから。
指示されたからするだけの作業、機械のように働くのは、
おそらく、機械に仕事を譲るための準備。
AIに淘汰される産業なら、よりその準備は急がれる。
 
やらされて働くくらいなら、働かなくていい世界は、もうすぐやって来る。
ITの世界だと、
プログラマもデザイナもマネージャも一般的な技術ならもう、要らない時代近いのかな。 
 
それはそれで、人類の進歩だから喜ぶべきこと。
人間の生産性なんて、過去の話題。
皇帝ネロが夏にカキ氷食う贅沢みたいな話。
 
人類の進歩を素直に喜べないと心が塞ぐ。
 
 
ITの仕事をするなら、機械に上手にバトンタッチするために、働かんと。
って、認識を新たにしたりして。
関わるんだったら、スムーズな移行のための貢献目指すべきですね。
それ体現できたら、気持ちが晴れると思う。
 
ああ、対処療法ばかり、駆けずり回ってきたけど、
根絶治癒はAIによる置き換え。
問題は同じレベルでは、解決できないんだな。

 どんなマネジメント手法が規格化されようと、
 どんな画期的な言語は発明されようと、

問題は同じレベルでは、解決できない。
高度に訓練化された人材を必要としないことから、始めないと。

視座を上げないと、沈んだ心は晴れないよ。
 
 

これからIT産業に仕方なし入ってくる、文系な方々には、
せっかく苦手なことを、お金もらって習得する時間を得るのだから、

学んで、習得して、成長する。というプロセスを身に着けて欲しいですね。
そういうチャンスですよ。
一生続けなきゃいけない理由は無いんだし。

プログラミングは正しい努力は正しく報われるから。
この理不尽な世の中では、貴重な場所。
たとえ人間関係は理不尽だとしても。

そんな会話もしてました、先週。
 
 
 
でも今更、学校でプログラミング教えてもねぇ。
ま、実用はないけど、意味はあるのかな。

学校が劣化して、
算数数学が論理的思考教える場じゃなくなったし、
分数は定規で引きましょう。じゃねぇ。

いや私の時代からそうかな。今程の劣化じゃなかったか。 

まあ、ネットで充分だし、東進ハイスクール方式で。
 
淘汰されるべきものは、正しく劣化している。
 
それは、
世界が段々と良くなってゆく兆し。

投資家たるもの、
健全な死を見極め、そこから次のチャンスを見つけなければ。

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