前回に続き、麻雀の話。
企業から選ばれるかどうか、という点においては、
一般化できて、かつ、
見習いたいこともあるので、
記します。
ドラフト会議をめぐる悲喜こもごもは、やはり胸を打ちます。
久々にnote更新しました。
今回は勿論Mリーグドラフトの話です。
簡単に言いますと、嬉しくて悔しい、みたいな話です。Mリーグドラフトを終えて|渋川難波 #note https://t.co/OD8FUqO15Y
— 渋川難波 (@sibukawarou) July 28, 2020
ファンに支えられてこそプロという点については、
すでにクリアしてて、このまま良い方向にゆく一方でしょう。
選ばれない理由は、人気より麻雀のほうかな。。
優勝請負人というような圧倒的存在か、
不利なときに流れを変えられるジョーカー的存在か、
要は、
どうしても勝ちが欲しいときに切るカードとして、イメージが湧かない。
優秀なデジタル派という印象で、
そこはアサピンやバッシーが居て、
今期は、結局二人とも結果残して優勝だもの。
弱い訳じゃないけど、席が無いって感じです。
それでも、このnote書ける人なら、未来は心配なく明るい。
自分を客観視出来ててかつ、意欲もある訳ですから。
その上で、選ばれるためには、どうすべきか?
身につまされる話でもあるので、考えてみた。
プロとして当然出来るべきことは出来ている。
そこに長所を伸ばして、もっと勝つ。
彼は客観性が高いので、他者の思考をフラットに受け取ることが出来る。
憑依型体質である。
自己客観性が低い人は、他者を自己投影でしか観れない。
自分と他人は違うということを理解しない。
あなたと同じように考え、感じ、行動するわけではない。ということが分からない。
憑依型体質はそんな人間の哀しい性質から距離を置くことが出来る。
ただこの脳力はONにすると、とても消耗が激しく、
人混みに放り込まれたりすると、グッタリしてしまう。
ま、閑話休題。
解説では、
適切に言語化することと共に、
その脳力は存分に活かされているけど、
対局では、人読みの精度もっと上げないかな。
僕は若干不満に感じました。
他団体の人には、これからってのは分かるけど、
「話さないと思考が分からない」は、遅れをとっているのではないかと。
基礎的なことは全部出来てかつ、得意分野では圧倒的でないとなぁ。
人読みでは、まだ多井隆晴プロに負けてるんじゃないかな。
隆晴プロは、
Mリーガの動画配信やSNSやブログや書籍は全部チェックしてると言ってた。
麻雀に関係ないことでも、何かヒントになりそうと拾ってそう。
一方で渋川プロは、麻雀に関係ないことは捨てて、
かつ、そこまで対戦相手を深く追いかけてはいなさそう。
人読みのジャンルでは隆晴プロを超えて、No1にならないと、
タイトルの常連にはまだ、届かないかな。
この文章はとても象徴的で、
その時堀さんが言ったのは慰めの言葉ではなく
「難波ちゃんと魚谷さんの応援されっぷりは多分二千倍は違ったから、その差が出たね」
という謎の言葉でした。何言ってんだ?と思いつつも、僕も正直それくらいの差はあるな、と認めざるをえませんでした。
人気はさておき、魚谷プロに対する分析も足りてないんじゃないか。
そう思ったのは、堀プロとの対談観てです。
堀:魚谷さんキレイなんですよ。
よ:顔がですか?
堀:(食い気味に)違います。
のあとに、
転んでも右腕だけは庇って、麻雀に支障なかったという、
彼女のエピソードが語られる。
囲碁の趙治勲先生が交通事故にあったとき、
脳に影響が出て弱くなると困るから、麻酔は使わないでくれと言った。
的なやつです。
後述しますが、選ばれた方は、
注目選手のSNSまでチェックしてて、技術的なこと以外も拾う。
選ばれなかった方は、
「ギャグ」ですと一蹴。ただの精神論だと思ってる。
リサーチ甘くね?
そういうところの差は出ちゃうかな。
憑依体質としては物足りない。
他者分析で、人より先んじようとするのなら、踏み込みが甘いんじゃないかな。
そういうとこ妥協しちゃダメ、
少なくとも、多井さんを上回る分析量でないと、
選ばれたいなら。
そこまでやってる人が既にいるんだから。
自分の特徴では、妥協しない。死活問題である。
そうしないとコモディティ化してしまう。
今この本読んでるんですけど。
自分の特徴を知り、選ぶことが最初で、
あとは、どのステージの存在になれるか、
私は、対価を求めず、困りごとを解決するステージを目指せたらなあと。
多井隆晴さんは、圧倒的なファンステージ、もうすぐカリスマステージでしょうか。
渋川さんは、多井さんのように面白くなくても、
言語化能力高いので、充分もう対抗できると思うのですよ。
あとは、人読みが特徴なら、そこでチャント勝って欲しいですね。
勝ったら、チームごと変わる可能性だってあるし、
選ばれちゃうよ。
人間得意だと思ってることって、意外と甘さ出やすい。
惜しまない。そこ直さんとな、反省しちゃいました。
逆に、
選ばれた方はなぜ、魚谷さんの麻雀に対する姿勢に注目したのか?
コレ↓読むと堀プロの思考が分かる。雀力なくとも。
蛭子さんキャラな理由も分かります。
雀力低い私には、内容理解はおいておいて、
一貫して説いているのは、
優先すること常に優先する。
リスクに見合うリターンか数字が肌感覚で分かる。
劣後順位、捨てるべきを捨てる。
ということです。
環境認識を行う、
何を優先すべきかを認識する、
優先事項から行い、劣後事項をやらない。
書けば、かんたんですけど、
これが人生で徹底できてる人になかなか出会えません。
特に日本で生まれると、
自分で優先事項を決めるというところから、苦手になります。
それは空気が決めることって洗脳受け続けて育ちます。
蛭子さんみたいに、
大事なのは自由とカネと公言して、
葬式で笑っちゃうような人は、
大抵抹殺されてしまいます。
集団に馴染まず、孤立を受け入れて、
自分を笑う人達の数十倍の収入を笑われることで得ているって、
冷ややかに世間を観てる。
堀さんも働かず、
リスクに見合うリターンを考え続けて、生き延びて来た。らしい。
ギャンブルの才能があって、漫画家の才能なければ、
蛭子さんは麻雀プロになってたかもしれません。
魚谷さんのエピソードも優先事項の話なんですよ。
技術論じゃないけど、単なる精神論でもない。
多井隆晴、鈴木たろうは情報量増やします。
それじゃ、全部に二重丸つけちゃうって、麒麟川島さんがあちこちオードリーで言ってました。
引き出しを増やすことより、
判断の優先順位、劣後順位、より大事で、
バリエーションを増やすことよりも育ちにくい能力。
教科書的正解を絶対と信じるマニュアルくんで溢れます。
空気に流されず、自分の優先を常に優先する。
徹底しよう。
フリーランスでも、経営者でも、
環境認識しない、
優先順位つど考えない、
優先事項に従わない、
ちょくちょく出会います。自分だって。
ほんと気をつけたい、
得意でもないくせに、甘くなりがちですから。