前回、矢地選手のこと書きましたが、
何故関心を持つのでしょうか?
間違った努力の典型をそこに見るから。辛いものです。
我が身を振り返って、身につまされます。
努力ってリソースの投入ですもの、得られた結果がダメなら、
そこで見切れないと、さらなる悪化を招く。
正しい努力をするのは、高度でも、
間違った努力をしたら、そこで止まる。
それは是非、身につけたい。
改めて、学習します。
間違った努力で克服すると、さらに悪い報いが襲う。
間違ってことをズーっと続けるのは「我」なんです。
お知らせが出てるのに、変えないのは「我」。
矢地選手にはパンチドランカーになる前に、引き返して欲しいところです。
彼をモデルケースに、どうしたら、間違いに早く気付けるか、
改めて、考えてみたい。
視座とゴール設定で差がつく。
今から悪いクセを直すのは、現実的でない。
下を向いて打ち合う。
マウント取られてリスキーな対応。
最初についたクセを矯正するチャンスを逸して、30歳。
それでも勝てた成功体験を積み続けると、
レベルが上がれば、いずれ行き詰まる。
これで日本トップを維持するのは難しい。
10年選手が今更基礎を克服するのは、現実的とは思えず、
身体的衰えも始まる時期で、下降には必然がある。
やはり視座の差が結果の差。
どれだけ善い人で、どれだけ人格者でも、視座が低ければ頂点には行けない。むしろ視座が低い人格者は、低成長状態でも人を安心させて居場所をつくってしまうので厄介だ。
面白いことに世界一を目指す集団と日本一を目指す集団では、主観的な努力度(練習の辛さなど)はさほど変わらないことがある。視座の高さが違えば戦場選びから戦略、戦術に至るまで違い、それによって結果が変わる。
那須川天心選手が帝拳ジムでボクシング習う。
教える方も教わる方も、最初から世界を想定して、取り組む。
桑田真澄は高校生相手にストレートとカーブだけで抑えられないようでは、
プロで通用しないと、他の球種は甲子園で投げなかった。
最初にどこを目指してスタートしてるのかで、既に勝負がついてしまうことがある。
ゴール設定の重要さですね。
ゴール設定は現実的でなくていい、具体的手段は無視していい。
未熟な自分であまり具体的に考えても、変化の余地を却って限定してしまう。
視座を変えて、望むレベルのものを吸収するのでないと、成果が限定されてしまう。
ゴール設定は実行計画ではない。
矢地選手の場合、ゴールが、
注目されること、
人気者であること、
ならば、大成功。
格闘技で日本一や世界目指すなら、根本から修正する必要に迫られる。
ジークンドー取り入れたことで、再生回数も伸びたのですし、
無謀な計画からの敗戦を、どう次の成功にシフトチェンジできるか、
そう考えた方が正解には見えます。
日本だって、覇権諦めて経済成長したのですし。
これ以上、ジークンドーに拘って試合すると、
真面目に総合に取り組めと、格闘技ファンの反感増幅させてしまうので、
今後の方針が運命を分けそうですね。難しいところ。
ここでの敗戦は、方向性の間違いのお知らせなので、
競技者としての限界を受け入れつつ、何を目指すのか、
ゴール設定のやり直しが大事ですね。
ショックを受けたときが変容のチャンスですから、
お互い、頑張りましょう。
目指すものの先にいる人をメンターに選ぶ。
コラボの相手には良くても、石井東吾先生はメンターに適切でない。
それは素人目にも分かる。
相手の状況無視して、理想を教えても、、
TPOを判断して、技を選択するって、言うは易し。
実際は、
キックをチャッチしようと何度も試みて、その分消耗したように見えます。
習ったジークンドーの技を披露することが、目的化してます。
キャッチしても何も出来ないのは、既に対策されているから。
当然かもしれんけど、ムエタイの技術に対策あり。
そして前回同様にマウント取られてパウンド浴びて、
その修正や対策は無い。
逆に大原選手は相手の弱点につけ込むため、
倒れたらマウント取る。
マウンド取れたらパウンド。踏みつけ、
の練習を相当してきたと、推察されます。
見えないところから飛んでくる左のパンチと、
下から一発狙いの関節技。
相手のストロングポイントを見極めつつ。
80:20の法則、勝てるところを狙う。
最後、明暗を分けたグランドの攻防、
バック取られてからの返し見事!!
相手はタックル決まって「気が抜けた」らしいですけど、
長い腕をあんなふうに使う技術あるんですね。
準備の差が結果の差として現れてる。
やはり、師匠選びに間違ってしまった。
これは致命的なことで、オウムの実行犯の判決思い出します。
試合で勝つことの先に、東吾師匠は居ないもの。
目的が、総合の試合で勝つことなら、その延長に居る人を選ばんと。
最近動画出てますが、これが本物だとすると、
修行9年の段階では、
まだ、不用意に顔面にもらう。
組まれたら終わりなのに、簡単に飛び込まれる。
教える本人すら、理想を実現するのに相当な時間を要しています。
この時点では、距離を制するレベルに至らず。
完成すれば凄くても、
これでは、習ったその日から日本トップクラスの試合で試すのは無謀。
一本足打法、神主打法、振り子打法みたいなものか、
素直に、前田智徳をお手本にするのが近道なのですね。
現時点の技倆に関係なく、適切な助言をしてくれる人、選ばんと。
メンター選びについては、いい情報あまり見つからないですが、
これが一番良かった。
成功とは、そのやり方やノウハウの前に何をもって成功とするか。という、美学や哲学の在り方で決まる。
これは、書道家の武田双雲さんの言葉です。
もし、今あなたが会社員だとして「今のままでいいのかな?」と転職を考えているなら、世の中にある職種の中で“今の職歴を活かして転職するとよさそう”な企業に履歴書を送るのはやめてください。
自分が書き出した100個以上のやりたいこと、時間やお金の制約がなかったとしたらやりたいことなどの中から選んでください。
間違った方向で量稽古はしない。
完全に目的がはっきりしてるなら、
もうその時点でメンターは不要。セルフコーチで十分。
ですが、
最低限、好きと嫌いは自覚しておく必要があり。
とにかく、着たくもないスーツを着て、可愛くもない髪型で、本当に行きたいのかどうかも定かではない企業の説明会に足を運ぶことが、楽しくなかった。そこで「1年も退屈な格好でいるくらいなら、もう好きな服を着られるところで働こう!」と中退し、アパレル業界へ就職したのでした。
特に、嫌いなことにちゃんとNOと言うこと重要ですね。
方向間違うと出会えない。
「やってみたいこと」の方向に歩きはじめてみると、すぐには出会えなくても、必ずその先には「それを成し遂げた人」がいます。その人がいるところに向かって歩いているのだから、当然です。
逆に言えば、「やってみたいこと」ではない方向には、その人はいません。
ミッキーマウスに会いたいのに、ユニバーサルスタジオに行く人はいませんよね。
そして、それを成し遂げた人は必ず居るという信念ですね。
私には、それとは別の思い込みがあります。
身近には、ロクな人は居ない。反面教師として学ぶ。
優れた見識は本(今ならネットも)から得る。
育ってきた環境が違うから(by多井隆晴)。
でも、実際は、
現実に生きてる人も様々で、目指す先にも居るはず。
私の場合は、人に対するメンタルブロックを外すことと、
もっと好き嫌いを明確にして、NOにNOと言い。
好きを選ぶことですね。
・好きなもの、やりたいこと、行きたい場所などを100個以上書き出す
・今やっている中で、やりたくないことを書き出す
・仕事、家庭、友人関係、それぞれにおいて、どうありたいかを書き出す
・死ぬ直前を想定して、周りの人に感謝の手紙を綴る
・魅力を感じる人をピックアップして、どこが好きなのかを書き出す
・時間やお金の制約がなかったとしたら、何がしたいかを書き出す
矢地選手はコラボ相手と師匠を混同してしまったけど、
格闘系youtuberとしてはもっと伸びしろあるんだから、
やりたいことの方向で、いい指導者見つけて欲しいですね。
後遺症残るようなパンチもらわずに。
もうひとつ、
そもそも、師匠選びを間違うのは、
上達するための取り組み方に問題があって、
効果的な目的意識ってなんだろうかと、考えました。
限られた時間で強くなるということ。
囲碁を題材にしてますが、棋譜とか図は出てきません。
文章のみで、一般的に通用する考え方を説いています。
・勝つための訓練が勉強。
楽しんで遊んだ時間は勉強時間には含まない。
・伸び悩む人は、勝つために戦うか戦わないかの選択が出来ない。
勝つことが目的だから選べる。
戦って勝てるときに戦い、分からないなら戦わないを選ぶこと。
戦闘力を高め勝つための手段にする。
・90%の成功率のときに初めて行く。
成功率を上げるための準備の手を打つこと。
相手のミスを待つこと。
仕留めるチャンスを発見し、いざ仕留められるよう戦闘力は磨く。
・大きな差がつかないところで時間を掛けない。
時間を使っても効果薄いところはパターン化してしまう。
勝つチャンスでは十分に時間を掛ける。
・良い手を打ち返そうとしない。
手抜きから考える。
必要の無い手を打たないようにする。
・得の無い攻めは損。無意味な攻めは悪手。
攻めを選択したあとは、作戦は限定的になる。
・勝つ可能性を高められるかどうかは形勢判断しだい。
形勢判断は早め早めに。勝つチャンスがあるうちに。
優勢なら、逆転の要素を消してゆく。
劣勢なら、ハイリスク・ハイリターンを選択する。
・短時間でいろいろなことをやるのは身につかない。
得意戦術を最初に確立する。
確実にその戦術の中で処理する。
ひとつの戦術で培ったことは、他でも応用が効く。
ひとつの戦術だけでもちゃんと強くなる。
・形にこだわり過ぎると先手が取れない。
戦闘力がある人が先手を取れる。
・破壊力が一番大事。
破壊力とは手になるところを絶対に手にする力。
破壊する手段の知識量が大事。
破壊する狙いを持って一局を構成する。
矢地選手のキックのキャッチはどうでしょう。
勝利のための上達法に当てはまっては、なさそう。
その時間を寝かされたときの守備に当てたい。
左のパンチで倒すことだけに拘った方が良かったですね。
最後タックルに行ったのも、裏目。というか悪手。
通常なら、時間潰すの良い選択のハズですが、
相手にパウンドという勝つチャンスを与えてしまいました。
立ってれば一発KO喰らう可能性は低く、五分で終われば、
判定は忖度してもらえる。
パンチと飛び膝だけケアしていれば、
右手のジャブで牽制して、不用意に相手が来たら左を当てる。
勝てる準備をして、狙いを持って待つ、
勝てるチャンスを見つける。
その時は絶対に仕留める。
言うは易しですが、私だってリアルで勘違いしてる。
働くと特にそうです。
勝つべきでないところで、力を入れて勝とうとしてしまう。
間違ったところで、努力してしまう。
ようやくNOにNOと言う訓練始めたばかり。
矢地選手も有名になる成果を手に入れ始めたばかりですから、
お互い転機をものにしたいですね。