「進撃の巨人」完結記念(ネタバレ全開)。シン・エヴァ卒業生の気持ちがちょっと分かった。JoJoネタも少々でやっぱ毒親育ちは歪むねぇ。

00:00をドキドキしながら迎えました。
マガポケ私はすんなり繋がりました。
ミスト」のようなバッドエンドという噂もかつてありましたが、
お花畑なハッピーエンドにならない、
ギリギリのニュートラルなところ突いて来ましたね。
想像よりは、ずっと普通でした。
 
しかし、清々しく綺麗に終われてよかったなと、
エヴァ卒業生も、こんな感じなのかなと、想像してしまいました。
兵団のメンバー全員、ちゃんと成仏させてるからですかね。生き残りも。
 あくびのヒッチ、とヤル気のスルマ。
 微妙な表情のリーブス商会関係、ブラウス牧場関係、
まで、再登場して、粋なグランドフィナーレだと思いました。
 
  
幼馴染三人の物語にちゃんと回帰してるの立派ですね。
私も、終わらすには、いい場所だと。
 
出来る限り回収出来てて、立派という言葉が一番シックリ来ます。
特に、 
 「ジャンプ持って来い!」で始まり、「俺たちの戦いはこれからだ!!!」で終わる。
痛快で、感動いたしました。
 
やっぱり皆、
 「本当に気持ち悪いよ」の回収がツボですね。


毒親育ちは歪むねぇ。
毒母も、改心したようなこというんだけど、すぐ木阿弥だけどね。
ま、それはそれ、今は和解を祝いましょう。 
  
 
もちろん、イエーガーがトウゾクカモメなの知らんかったし、    
一読、
ベルトルトとダイナ・フリッツのくだり理解出来てなくて、
ツイッターやタキチャンネルに頼ってしまいました。


 ああ、そうだった! 流石諫山先生!!
お前が始めた物語ってそういうことか、と膝打ち。
 
 
 
ふと、
エヴァ信者さんの「面白くないのは、理解できないから」を思い出しました。
うーん、理解出来てなくても充分面白い。
それはやっぱ違うんじゃないかな。
情熱大陸のコマ使われてるの見落としてても、楽しんでる人見つけたし、
 
考察とかで確認しても、ただの後付設定としか感じられない。
面白さは増さない。
理解出来てもつまんないもんはつまんないよ。
やっぱ同じウルトラマン系でも、お話の完成度が天地だよ。
 
エヴァの旧劇からの基本的欠点が、
今の自分の目で観ても、気にならないかどうかは、大きいと思うな、
気になる人は旧劇で卒業した人じゃないかな。
拗ねてる訳じゃないんだよ。
 
  
閑話休題。
何でこんな、時系列わかりにくいんだよって、昔から思ってたけど、
それ自体にも、意味があったんだなぁ。
時間も空間も無いんだもん。
 
逆に、悠久の時間の中で、  
泥沼の愛憎という執着を断ち切る意思。それが解決。
 
テーマの一貫性がホントに尊い。
 
 
 
ま、私の感想はそんなとこです。
で、少し前のこと思い出しました。
JoJoのZOOM会募集してて、閑散としてたので参加しました。
6部アニメ化決定したし。
オレそんな詳しくないから、ガチ勢の人に解説して貰おうと。
どころが、実際は、アニメで5部まで観ただけの、いわゆるニワカな方。
 6から8は通じない。
 リゾットって誰か分かんないレベル。
それはそれで、逆にキツイかと思ったのですが、楽しめました。

 3部については、特に見解別れましたね。 
  最初からスーパーマンで時止めまで急に使えちゃうんじゃ、
  そりゃ勝つでしょ。
 
  ディオは記号みたいな悪役になっちゃて他のラスボスに比べて浅目。

  弱くて、正しくないのが人間で、だからこその、
  人間讃歌は勇気の讃歌。
  3部のそのへんは、テーマに外れてると思うよ。
   「明日って今さ」とか、
   川尻少年が賭けに勝つとか、
   エンポリオが最後、、(あ、通じねえ)、
  そういう弱い奴が形勢逆転してくのが、見どころじゃねえの。
  そこが、アゲポイントじゃないのかな。 
 
  まあ強いて言えば、
  2部でやってた駆け引きのあるダービー戦や、
  成長のあるポルナレフが好き。  

  そんなに単純明快がいいなら、ワンピースでも読んどけよ。

 
なんてこと主張してました。 

 2部はワムウが好き、
  ヒーローがずる賢く、知略で戦い、
  ヒールが正々堂々として、潔く散る。
 この逆転が面白いんじゃん。 
 ベン・ハーな意匠も良いよね。
 3部はそこは凡庸。

 4部は多分、あの親父は相当な毒親で、息子は、
 静かに暮らしたくて、フェティシズム爆発。
 ヤベー奴来たーって、嬉しかったすね。 

 5部も、元の人格はドッピオで、
 いじめられたり、毒親だったりで、強い人格と分裂した。
 と想像してます。
 だから、
 リゾット戦はエピタフのみのドッピオで戦うから、いいんじゃない。
 血を吐いたから呼吸浅くなるって回収も見事だし。
 
 更に6部は、狂ったスケールでかい正義で(あ、通じねえ)、
 
やっぱ、悪役に陰影な魅力ないと、
って語ってしまいました。
   
 
あ、長く書き過ぎましたが、
やっぱ、毒親って歪むよねって、つくづく。

この本の興味深い点は、
毒親育ちは、ブラック企業の喰い物にされガチ。という解説。

5日間の有休の間に産業カウンセラーに相談したのだ。 そうしたら「草太さんはアダルトチルドレンの『責任を負う子供』だからである」と言われたのだ。 僕が「NO」が言えないのは、流れに任せながら、誰かの期待を読み取って動くことにすっかり慣れてしまったからだ。だから僕は周囲に本当の自分の感情を出そうとはしないんだ。 僕が9歳の時両親が離婚してしまったのだが、それまでお父さんはいつもお酒を飲んでいて、母親と協力して「お父さん」の役割を担う。弟と妹もいたから彼の世話も、という物凄い責任感を背負って生きていった、

「はい、だから人のせい、環境が悪かったって思うようにしましょう。アダルトチルドレンという言葉は私達の生まれ育った家族における親の影響、支配を認める言葉なのです。自分がこれほど苦しいのは『私がどうも性格がおかしいのではないか』とかではなくて、そこには親の影響があったのだと認めることで、『あなたには責任はない』と免責する言葉でもあります。」

 毒親育ちで『責任を負う子供』になり、
 逃げちゃだめで、無能な上司ばかりの職場で搾取される。
 そのため、コミュニケーションも不安を抱える。
テーマはいいんだけど、
 
シンジ君、君なにも悪くないよ。
君の職場は常に、東京電力でなく、吉田所長個人に責任取らせようとしてる。
悪人ぞろいだ、最後にようやく「私の責任」とか言い出しても騙されちゃダメだ。
最初から出来てない責任者が異常なんだよ。作戦失敗は君のせいじゃない。
 
正解は、
 ATフィールドで自分を守って、逃げる。
精神が壊れる前に。

それを美化でお茶濁すのは、お話としては全く感心できない。
悪いオトナの手法。
告白しても、その人のそれまでの言動は免罪されない。
ま、そういう人もアダルトチルドレンだけどね。
  
 
自分の意思決定で、愛憎断ち切るからこそ尊い。
轍からの脱却。 

精神性にだいぶ差があると、観ましたよ。
比較しても意味ないけどね。

若い人の方が、古いもんより、ずっと立派。

カテゴリー: 家族, 書評、映画評など パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*