グローバルと後進

ども、円高にやや振れてますね。

午後、帰って参りました。
プノンペンよりも、ちょっと物価安く感じます。

さっそく、Bun Bo Hueを25000vndで食す。
久しぶりのベトナムの味です。

昨日の夜は、
「麺屋がち」ってプノンペンのラーメン屋行きました。
カウター席のみで厨房が向かい合う。
日本のラーメン屋じゃ当たり前の間取りだが、
カンボジアの業者使ってこのデザインは大変である。
二階はテーブル席もあるが、一階カウンター10席程度。
厨房は日本人店主とサブのカンボジア人2名。
フロアスタッフのカンボジア人女性が3名。
確かそんな配置だった。

大抵の店では無駄に多くのスタッフが居る。
しかし、この店は全て日本とおんなじシステムである。
間取りも機材も、スタッフも。

驚いたのは、餃子の焼きあがる時間に合わせて、
ラーメンの準備を始めたこと。
日本人店主が作るので、当たり前かもしれないが、

日本だってラーメン出てきてから、
後で餃子出てくるの普通。

カンボジアで、
餃子とラーメン同じタイミングで仕上げるラーメン屋に出会うとは。

鶏塩味ラーメン5.5ドルを注文。
細麺ストレート。鶏ガラだしに塩のスープ。
具材はのり、ネギ、茹でトリ。

日本と味も全く同じ。
地鶏のだしはよく効いている。

美味いんだが、個人的には油と塩が強く感じる。
日本のラーメンは食べ終わった後で喉が渇く。

Bunってうどんみたいな麺なんだけど、
Boは牛で、だしも牛骨で取ってるはず。

基本、油や塩分は強くない。
醤油や唐辛子はお好みで、というスタイルがアジアでは一般的。

だしだけ効いたスープに慣れていると、
正直、日本の味は重いかも。

最初のころ、ラーメン恋しかったけど、
最近はそれほどでもない。
そんなところに、理由があるのかもしれない。
 
 
閑話休題。
で、今朝のバスで移動しました。非常にスムーズ。
勝手知ったるホーチミン。本当は長く、ゆっくりしたんですが、
そうもしてられません。
まだ、弾丸な旅を少しつづけます。

ああ、来週チェンマイで話すセミナーの原稿書かなきゃ。
目まぐるしい、落ち着いて考えられてない。

いまは、スコールに会い、カフェで雨宿りしてます。
で、なんか書きます。

ワタミについて書いたので、もう一方の雄を取り上げよう。
ユニクロの苦悩
 
 
柳井会長の掲げるグローバル化は、
ワタミの夢とは、だいぶ様相が違うとは思う。

もともと、グローバルな労働力を背景に、
デザイン性もあるけど低価格。
そんなビジネスモデルだった。

製造だけじゃなく、販売の人件費も、
グローバル化しなきゃ、利益出せないってのが、
本当のところじゃないかな。

ブランドは要らない、ユニクロで十分。
だったのが、、
ユニクロは割高、しまむらで十分。
になってはね。

ま、サムソンに限らず、
コモディティな競争で勝たねばならない、ラットレースは過酷だ。
 
 
そりゃ、原産国からみたら、日本の人件費は割高で、
それに報いるには、価格転嫁できなきゃ苦しいだろう。

販売価格がグローバルなんだから、
賃金もグローバルで、そう考えてしまうのも、むべなるかな。
 
 
いや、擁護しようってんじゃなくて、
価値と価格は歪んでるもんだけど、
歪みの利用にも限界があるって現実を示してる。
そんな話だと、捉えている。

人件費安い国じゃ、ユニクロ安いイメージ無いし、ブランド力あるけど。
一方、
人件費高い国じゃ、ユニクロ格安ってほどじゃない。
 
 
もし、アジアで利益率高いんなら、
店舗の軸足、じょじょにシフトさせてくしか、
ないんじゃないかな。

ま、でもそのときは、
他の国で、こんなブラックだったら、
給料日の翌日から、来ないよ。
 
 
労働条件グローバル化しないで、賃金だけグローバル化って、
制度的にもズルすぎ。
 
 

を読んで、
過酷なら過酷なりの納得感が必要だって、知った。
 
 
過酷な上級職のエリートは、
アメリカのアップルの社員でも納得できる待遇にして。

定時のワーカークラスは、
安い国から人材も輸入で労働時間も守る。衣食住は提供なら可能か。
ま、まだ日本じゃ、研修名目じゃなきゃ、
労働力の輸入はできない。はずだけどさ。
 
それで、仕事のランクに応じて、世界一律ならね。

無理するなら好待遇、安いならそれなりの内容。
それがホントのグローバル・スタンダード。

その過酷さで店長の年収が数百万じゃ、世界じゃ通用しない。
逆に、質で考えたら、かなり割安である。
 
 
アジアで、グローバルな人材育成、
本格的にやってみてくんないかな。
日本人だけの社内で英語化とか、そんなんじゃなくてさ、

ワタクシの先月の経験では、
まだまだ、待遇次第で、優秀な人材は確保できる。
一方で、
日本側のシステムの不備が始めてみると浮き彫りになる。

制度や文化の違いに悩む前に、
尽くすべきことが尽くされてない。そう思うことも多い。

英語力も、上級職なら、って思うこともあったんだけど、
それはまたエントリ改めて書きます。

ま、とりあえず、
サービス残業なんて言葉、世界標準で通じるはずないじゃん、ってことで。
後進国より遅れてるジャンルは、WIFIやLCCだけじゃない。

 

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