ども、チェンマイは降ったり止んだり、雨季らしい天気です。
熱は下がったようですが、まだ本調子ではありません。
まあ、しばらく回復を待ってから、今後の予定立てます。
ここ数年は、
Yesに対して適切にYesと言い、Noに対しても適切にかつ毅然とNoと言う。
そういうことができるようになる訓練だったような気がしてます。最近。
Noと言わざるを得ないような不当な例も確かに多い、
ゴリ押しに惑わされず、主張すべきを主張するのは、ことさら大事です。
さらに、Yesな相手に対し、謝意を表したり、褒めたり、
機械的にYesというだけでなく、適切な反応を返す。
判断と行動のメリハリがとても大事だなって、振り返りながら、改めて思います。
まあ、そういう勉強中です。
で、それはさておき、
ここ数ヶ月、計画性について考えさせられることが多い。
で、電子書籍で、教科書的な本読んでみました。
ちょっと古いのですが、内容は別に古くないです。
とても読みやすく、事例を交えながら、計画の基礎となる考え方を紹介してくれます。
ま、日本より、欧米が計画性高いって言い方に反感覚える人も居るらしい、
確かに、
スペインやイタリヤがそんなに計画的なら、ユーロはあんな風になるものだろうか、
いや、そもそも、サブプライム・ローンが弾けるのだろうか、
という疑問は残る。
ま、そこは目くじら立てず、良い例と悪い例という程度の解釈しとけばいいと思う。
本意は日本をけなすことじゃなく、日本人が陥りやすい罠の説明なんだから。
プロジェクトの責任者が計画示してくれなきゃ、こっちとしても、協力しようが無い。
そんなことが結構あってね。国籍問わず。
こんなことがかつてあった、
そのプロジェクトでは、ほんとに、人のアサインだけ決まって、
とりあえず、立ち上げをって、状態のこともあった。
全体計画なんて無い、要求しても出てこない。
だって、考えてないんだもん。
で、仕方ないから、1ヶ月分のタスクとスケジュールだけ切ろうって言ったら、
目先の数日の仕事が書いてあった。
わかった、オレとりあえず、ここ1ヶ月の計画だけ、策定するわ、
で、それに対して、必要な修正加えてくれ。
ま、内容は詳しく言えないが、
タスクを大項目から分けた、
A、B、Cと3つの大項目があった。
Aは二週間程度で早急にケリをつけるべき問題で、
中項目に分類すると2つ、A1、A2。
更にA1、A2それぞれに少項目が数種類付く。
Bがテスト運転含めて、1ヶ月なんとかできるかなという課題。
中項目で3つに分かれて、更に、3,4つの小分類にそれぞれ分類できる。
Cは長期的な課題で、スキルの習熟を伴うものだった。
やはり、中項目で3つに分かれ、更にそれぞれ4つくらいの少項目。
抜け漏れないか、確認して、線表を引いてみる。
向こうが何もしないので、これで行くよと宣言し、了承は得て、スタート。
Aはトラブルも、足引っ張る人もいたが、
協力者も複数いて、予定どおりコンプリート。
Bはキツかったけど、
経験は無いが理解力高い担当者に助けられ、
なんとか形になる、試運転もできた。
ただ、マネージャはやらなくてもいいことばかりしてて、
それワーカーの仕事だから、マネージャの仕事してくれないと、
今やろうとしてること、機能しなくなるんだよ。
ってワタクシはオブラートに包まず言い。担当者は包んで進言したり。
で、問題はCだった、
もともと年間計画や予算未確定なんで、とりあえず線表切ったものの、
一ヶ月の達成すべきゴールが分かんないんで、進捗とか記入できなくなっちゃう。
仕方ないので、仕方ないので、
現有リソースならこれくらいだろうという勝手な見込みで、目標設定した。
でもさ、さじ加減が判断つかないんだよね。
要するに、
教育目的でやらせることと、
成果出させるためのディレクションて、
性格が違うんだよね。
教育目的なら、成果は目をつぶらなきゃいけないし、
成果欲しければ、とにかく手を動かさせるような指示を出す。
元の計画が無いから、判断材料がない。
ま、最初だから、判断に迷ったら、教育重視で今はいいだろうと、
割り切るしかなかったけど。
下請けで委託ばかりやってると、
自分で、プロジェクトマネージするっていうスキル、いや文化が身につかない。
言われたら対応で、ノーリスクなら、むべなるかな。
ただ、問題は自分が主体のときに、実際に我が身に振りかかるリスクに鈍感なこと。
ま、それでも若い人はまだ勘がいいから救いだった。
この例は、紹介した本の中でいうと、
マネージャが計画の重要性を理解せず、
「計画どおりに実行する熱意に欠ける」というケースかな。
ま、作業的には苦しくなかったが、
プロジェクト・マネージャが計画に責任持たないというケースは、
精神的に厳しいね。いつも。
あと、本にも書いてあったけど、
「やらなくていいことは、やってはいけないこと」
ってあるけど、まさにこの、悪い例の典型だったね。
まあ、偉そうに言ってるけど、
マネージメントスキルって、職人だった頃は、
まるで向上しなかったか。兼任は難しい。
むしろ、多少なりともスキル向上したのは、ここ最近かもしれない。
で、昨日もまた、いや、それは分かったから、
プロジェクトの計画を出してよ。
なんで計画書がそもそも無いのよ、
それじゃ、協力のしようが無い。ってメールした。
果たして、返信はあるだろうか、あるとしたらどんな資料が出てくるだろう。
ま、風邪の回復とともに、しばらく待ってみます。
空振りなら、それもまたよし。縁がないだけのこと。