ども、昨晩未明、ホーチミンに戻りました。
日本ではお世話になりました。次回は1月末ごろ伺います。
ああ、
少しゆっくり、落ち着いて考えたい。まだ、微妙に忙しい。
ま、それはさておき、
質問コーナーです。
似たようなこと、セミナーや懇親会でも訊かれます。
儲かる話、うまい話は、本当なの?
いろんな情報があるけど、どうやって選別すればいいの?
ああ、質問が2本ですね。
前半と後半じゃ意味がちょっと違う。
とりあえず、
「儲かる話」の方から、
ええっと、基本NOですが、意味によってはYESです。
まあ、順番に。
最初に説明しとかなくちゃいけないのは、
「儲かる」って投資家の使う言葉じゃありません。
「儲かる」とか「稼ぐ」とか言ってる時点でダメです。
そういう言葉が響いてしまう人は、投資しちゃダメですね。
そういう言葉を使う業者も本物じゃありません。
投資ですから、リスクとリターンがセットで成り立ってますよね。
その基本理解が大前提ですよね。
投資適格かどうかの判断は、
そのリスクテイクに見合うだけのリターンが見込めるか?
で、リスクもリターンも将来に対する予想ですから、
確率的にしか、評価できません。
可能性(確率)に結果大きさ(インパクト)を掛けたものが期待値です。
コインの表が出たら100円貰える。裏なら100円払う。
という賭けに参加したら、
1/2*100 + 1/2*(-100)
という状態です。五分五分で通算すればゼロという状態。
コイントスが終われば、表か裏か確定して、
1/2のどちらかが、1でどちらかが0になり。
プラス100かマイナス100が確定します。
で、
「リスクに見合うリターンが想定できる投資」のことを、
「儲かる」と表現するのが許されるのであれば、
探せば可能性はあるでしょう。
くどいですが、
「想定できる」と「儲かるという確定」は全く別物です。
聴牌と和了くらい別ものです。
大抵の場合、儲かるなんて言葉を使う人は、リスクを無視してます。
あるいは、
利益確定に成功した他人のリスクマネジメントの労力を知りません。
そういう人は、リスクも、リスクマネジメントも見えていないでしょう。
未来を扱う投資において、
見えないという理由で、見えなくていい理由がありません。
で、尚且、
リスクもリターンも様々な種類があります。
さらに、
リスクをヘッジする方法も、リターンを確定する方法も様々です。
そりゃ、無数の組み合わせがあります。
そっから、自分都合で範囲の絞込みですよね。
投資適格でも、
自分の条件によって許容できるリスクとそうでないものがあり、
自分が望むリターンとそうでないものがあります。
よって、どうやって判別すればいいかって、言えば、
投資案件の情報を得たときに、
その案件の構造を理解し、
リスクとリターンを適切に評価すること。
それが出来る人になる。
自分で判断できる人になってから、投資を始めましょう。
半年、いや1年以上かかっても普通。
経済についての基礎知識。
投資手法についてのひと通りに知識。
最低限の判断力を自分に養いましょう。
二番目の質問についての回答は、
「良い準備をして判断できる人になってください。」です。
そうなったあかつきにはもう、
「儲かる」なんて言葉は使っていないアナタなはずです。
もちょっと、具体的な例とか、メルマガに書きます。