質問コーナー「日本に残した母が居ます。住宅ローンで新築可能でしょうか?」

ども、カオサンは晴天が続いております。
今回は東南アジアに住む友人からの質問です。
 
最初に状況説明から。 
 
こちらで現地の奥さんをもらい子供もいる。実家へは年に数回顔を出す程度。
関東に母ひとり暮らしている。妹は北海道で働いてる。
関東の実家が老朽化して、リフォームか引っ越しを考えなければいけない。
実家は持ち家だが、借地。
妹名義の住宅ローンで、新築ないし、中古区分マンションの購入を検討している。
 
 
まず、海外在住者が個人で、住居購入目的で、日本のローンを組むことについて。

住宅ローンは住むことが目的ですから、そこを偽ると、犯罪になってしまいます。
プロパーローンは日本にある(妹の)名義で可能かもしれないですが、
担保が必要では。
また一時的な住居の為に、借金するのは勧められない。
住居目的で買って、後で貸したり転売で上手くできる可能性は高くないでしょう。
 
ここでは、 
妹が本当に住む場合のみ、住宅ローンの可能性があると、考えましょう。
 
 
次に、考える順番について、
出口からの逆算が、計画の基本です。
この場合出口は、母の最期であり、その一歩手前の介護でしょう。
介護の選択肢は、単純化すれば3つです。
 1.自分が面倒見る
 2.妹が面倒見る
 3.施設
 
もちろん、三者の合意が大前提ですが。
1,2なら、元気なうちに、同居から始めるべきでは。
年取ってからの環境変化は大変ですから。
 
1は東南アジアで暮らすことになりますよね。
家族も仕事もあり、日本に戻ることは現実的でない。
なら、日本の住居は大した問題じゃない。
今の実家をだましだまし使えば充分。
 
 
2は住宅ローン組むことは可能でしょう。
ただし、中年になってからの住宅ローンは勧めません。
借家をメインに考えるべき。
収入がよっぽど安定してるなら、別ですが、
仕送りしたとしても、自主介護控え、リスキーです。
 
この場合、
 2-1.母が北海道に住む、
 2-2.妹が関東で働く、
二通りに更に分かれますが、いずれにせよ、住宅ローンは勧めません。
二人で長く住めるところを探すべきでしょう。
2-2なら、実家をリフォームという選択肢もあります。
 
 
3なら、仮住まいかつ別居ですから、住宅ローンの可能性もなく、
選択肢の余地は無く、
むしろいずれ誰も住まなくなる、実家の処分を視野に入れる必要があります。
解体だって、タダじゃないですから。
 
 
感情が入ると、きりがない問題なので、
感情を排し、現実的な選択肢を検討すると、上記のようになります。
それ以外のアクロバティクな案は年寄りに負担が大きすぎます。
(実際聞いた案は割愛します。) 
 
 
で、私は質問内容を聞いてるときは、
実際、最後は施設というのが、現実的そうだな。
そう感じていました。
 
 
年金生活者の収入でも、収入に応じて暮らせる公団に移るのがベストではないか。
3なら、出来るだけ、今の近所がいいでしょう。買い物難民にならない地域で。
年取って、無理に環境変えるべきじゃない。
 
まあ、当面、今の実家をだましだまし使いながら、
公団への引っ越しをうかがう。それが現実解ですね。
 
 
神奈川、千葉、埼玉なら、目的に見合う団地は探せるはずです。
まずは、市の住宅課へ相談でしょう。
状況を正確に話せば、
引っ越しだけでなく、リフォームにも相談に乗ってくれるはずです。
 
 
回答の概要は以上ですが、この話の教訓は明日の朝、メルマガで配信します。

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